PCパーツの静電気防止袋は電気を通すのでショートの危険あり?

最終更新日 2019年10月11日

PCパーツの静電気防止袋は電気を通すのでショートの危険があるのか

PCパーツは静電気防止袋や帯電防止袋等と呼ぶ袋に入れられて販売されており、この袋の上にPCパーツを置き動作確認をすると、静電気防止袋は電気を通すのでショートする危険性があると言われていますが、静電気防止袋は電気を通すのでしょうか。

静電気防止袋 - Wikipedia にて、静電気防止袋の概要を見てみます。(この記事の更新年月日は2019年2月2日)
電子機器の小型化や組み込みシステムの多様化に伴い、電子部品に限らず、各構成部品の極細化が進むと共に、静電気を帯びない包装技術が求められる。高い導電性能は、帯電を防ぎ、大気中の不純物の付着や混入から部品を守るため、組み立て作業に於ける品質保持に貢献するなど、静電気対策は、電子部品の保護だけにとどまらず、生産性向上を促す重要な役割を果たす。
静電気防止袋高い導電性能を持つようですので、静電気防止袋は電気を通すと読み取れます。

静電気防止袋は電気を通すなら、静電気防止袋の上にPCパーツを置き動作確認するとショートする危険性があると考えられます。

静電気防止袋の解説 | イプロスモノシリ | モノシリ | 製造業技術用語集 にて、静電気防止袋の概要を見てみます。(この記事の公開年月日は不明)
静電気防止袋とは、静電気の拡散性に優れ、帯電を防止する袋のこと。帯電防止袋も同義である。絶縁体である樹脂製の袋に帯電防止剤を配合し、静電気の放電を促す方式が多い。同様の機能でも電気抵抗がより小さく、導通性により静電気を帯電させないものは導電袋と呼ぶ。半導体や、部品を実装済みの基板、拡張ボードなどの包装に用い、静電破壊を防止する。
静電気防止袋が静電気の放電を促す方式であれば電気を通さす、静電気防止袋が導電袋とも呼ぶものであれば電気を通すと読み取れます。

PCパーツには静電気の放電を促す方式の静電気防止袋が使われているなら、静電気防止袋の上にPCパーツを置き動作確認しても問題はないと考えられます。

帯電防止機能ポリエチレンと導電性ポリエチレンの違い|シュリンクフィルムのブログ | シュリンクフィルムの専業メーカー 使い方・材質・通信販売・価格なら/サンプラスチック(株) を、見てみます。(この記事の公開年月日は2017年5月24日)

この記事には静電気防止袋や帯電防止袋等の用語は出てきませんが、記事の内容を見ると静電気防止袋や帯電防止袋等に使われる帯電防止機能ポリエチレンと導電性ポリエチレンの特徴について書かれていると考えられます。

帯電防止機能ポリエチレンと導電性ポリエチレンの違いについて、以下のとおり書かれています。
帯電防止ポリエチレンと導電性ポリエチレンですが、帯電防止ポリエチレンフィルムは、名のとおりフィルム表面に静電気が滞留するのを防ぎます。
導電性ポリエチレンフィルムは、帯電防止機能とは異なりフィルム自体に電気を通す機能となります。

(略)

帯電防止機能ポリエチレンフィルムは、外部からの静電気による電気破壊を防ぐ為に用いられることが多い製品です。

導電性ポリエチレンフィルムは、静電気対策の観点からは帯電防止機能と同じですが、樹脂の構造が違います、帯電防止の導電性は機能上のの導電性ですが、導電性ポリエチレンは物性上の導電性になります。よって、ポリエチレン樹脂の中を電気が通る素材になります。
同記事には帯電防止機能ポリエチレンと導電性ポリエチレンそれぞれの仕組みについて詳しく解説されていますが、帯電防止機能ポリエチレンは電気を通さず、導電性ポリエチレンは電気を通すと読み取れます。

導電性ポリエチレンについて、以下のとおり書かれています。
導電性ポリエチレンフィルムによる包装は、内容物自体が静電気を帯びやすいものや、粉体等の干渉によっておこる静電気を瞬時に放電する事を目的として使用します。 帯電防止では、防ぎきれない静電気による障害をより強固に保護出来る製品です。

余談ですが、電池のついた基板部品等は、接点がフィルムに長期間触れていると放電してしまいます。
マザーボードには電池が搭載されていますので、少なくともマザーボードが入れられている静電気防止袋には導電性ポリエチレンは使われておらず帯電防止機能ポリエチレンが使われていると考えられます。

帯電防止機能ポリエチレンであっても高い電圧をかければ電気を通すでしょうが、動作中のPCパーツに接触するとショートする恐れがあるほど電気を通さないと考えられます。

マザーボード以外のPCパーツに関しても、導電性ポリエチレンフィルムを採用する必要性はないと考えられますので、帯電防止機能ポリエチレンで作られた静電気防止袋に入れられていると考えられます。

手順 - 自作PC@wiki -自作パソコン、オリジナルパソコン、カスタマイズ - アットウィキ には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)
マザーボードを新品で購入した場合、静電気防止袋や帯電防止袋に入っている。
作業の際は、安定した場所にこの袋を置きその上にマザーボードを載せるとボード裏面のショートや静電気による破損を防げる。
この記事に書かれているような使い方をしたことがある人は多いと思いますが、静電気防止袋や帯電防止袋が電気を通すなら、ショートや破損させてしまった経験がある人が一定数いると思います。

そのような経験が書かれた情報はインターネット上に見られず、マザーボードの下に静電気防止袋や帯電防止袋を下に敷くとショートする恐れがあるとマザーボードメーカー等から情報が公開されたことはないと思います。

PCパーツは電気を通すタイプの静電気防止袋に入れられることは絶対にないとは言い切れませんので、静電気防止袋ではなく絶縁体である紙製の梱包箱等を使う方が無難だと思います。

マザーボード梱包用ビニール袋の上での自作PCの組み立ては危険! によると、静電気防止袋の上にマザーボードを置き動作確認のために負荷をかけ続けたところ、マザーボードから発生した熱により静電気防止袋が溶けてしまったそうです。(この記事の更新年月日は2018年4月25日)

マザーボードから発生する熱により溶けてしまう可能性があるという意味で、マザーボードの動作確認をする場合は静電気防止袋の上にマザーボードを置かない方が良いようです。


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