SSDはHDDよりも故障率が低い?

最終更新日 2020年04月20日

SSD は HDD よりも故障率が低いのか

パソコンを買うならできるだけ故障率が低いパソコンを選びたいものです。もしストレージの SSD は HDD よりも故障率が低いなら、HDD 搭載パソコンではなく SSD 搭載パソコンを選ぶ方が良いことになります。

一般的に SSD は HDD よりも故障率が低いと言えるくらい立証されているなら、パソコンメーカー等は故障率の低さを宣伝に使うと思います。

故障率が低いことを宣伝文句にして SSD をおすすめしているパソコンメーカーはないか探してみたところ、サーバーに故障率の低さ等を理由として SSD をおすすめしているところがありました。

FUJITSU Server PRIMERGY SSDで運用改善キャンペーン によると、以下のとおり富士通では故障率が約 1/4 になるので SSD をおすすめしています。(同記事の公開年月日は不明)
故障率が 約1/4 に!
ハードディスク故障の多くを占めるのは、磁気ディスクを回転させるモーター、データを読み書きするための磁気ヘッドや、磁気ヘッドの位置を動かすシークという動作に関連するものです。フラッシュメモリを搭載するSSDはそれらの機構部品や動作がないため、故障率が低くなります。

※上記の導入効果は当社測定値によるものです。お客様のシステム環境では、必ずしも同等の効果が得られるとは限りません。
サーバにSSDを選ぶ4つの理由 Dell eカタログサイト によると、以下のとおりデルでは故障率が約 1/8 になるので SSD をおすすめしています。(同記事の公開年月日は不明)
1/8の故障率
故障を起こしやすいモーターなどの駆動部品が少なく、HDDに比べて高温や湿気にも強いため、年間故障率をおよそ1/8に低減します。※1
(※1)HDD の年間故障率は 4.9%、SSD の年間故障率は 0.6%

実際に HDD や SSD を活用している側から、HDD から SSD に変えて故障率が下がったという報告は見られないのか調べてみたところ、 【特別企画】NAND型フラッシュメモリの生みの親 東芝に聞く エンタープライズ向けSSD製品の最新動向と将来に向けた取り組み【前編】 - クラウド Watch によると、GMOインターネット株式会社では ConoHa by GMO というサービスにて使用するストレージを HDD から SSD に変えたところ以下のとおり故障率が下がったそうです。(同記事の公開年月日は2016/03/14)
当社自身の運用実績によれば、サービス基盤で稼働するHDDの故障率はおおむね全体の1〜2%となっています。これに対し、東芝製エンタープライズSSDは、その10分の1以下という極めて低い故障率で運用できています。
3つの“あるある”で解き明かす、SSD「本当の話」:効率改善とコスト削減の切り札、見逃したままではありませんか? - @IT には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2020/02/28)
さらに、故障が少ないため、運用管理そのものの負荷が下がるだけでなく、ディスクの交換回数も減る。

(略)

最近は、寿命よりもSSDのI/O性能が安定していることや故障率が低いことに注目するお客さまが増えています。

(略)

また、ディスク自体の故障率が低く、I/O性能も安定しているなど、システムとしての高い信頼性を持つ。
同記事にてSSDの故障について書かれているところを一部抜粋しました。

同記事でSSDの故障について述べている人達は、SSDと共にサーバーを企業に提供しているメーカー側です。メーカー名と実名を明かしており、確かな情報を出さないと信頼性が低下するので、事実を述べていると思われます。

SSDが搭載されているサーバーを運用してきた企業より、SSDの故障に関する情報の提供を受けている可能性があり、それを根拠にしてSSDの故障率が低いとしているのかもしれません。

以上に紹介した記事は、どれもエンタープライズ向けの HDD や SSD で比較したと思われ、コンシューマ向けの HDD や SSD にも当てはまるかどうかはわかりませんが、SSD は HDD よりも故障率が低いと期待しても良いのではないかと思います。

仮にコンシューマ向けの HDD や SSD でも SSD の方が故障率が低いと言えても、製品によって故障率に違いがあることは考慮しなければなりません。


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