電源ユニットの+12V

最終更新日 2025年01月04日

電源ユニットの+12Vとは

基礎

電源ユニット の+12Vとは、CPU、ストレージ、PCIスロット等に電力を供給するための、 出力電圧 が+12Vの 系統 です。

複数の+12V系統

電源ユニットによっては+12V系統が複数あります。2個の+12V1系統、+12V2系統がある場合、+12V1系統はマザーボードやストレージ等に電力を供給し、+12V2系統はCPU補助電源コネクターを通じてCPUに電力を供給します。複数の高性能ビデオカードへの電力供給にも対応するために、+12V3系統もあったり、さらに+12V4系統もあったりますが、PCI Express補助電源コネクターを通じてビデオカードに電力を供給します。

電源ユニットの+12V系統の最大電力

実際に出力できる最大の電力

電源ユニットの+12V系統の最大電力とは、電源ユニットの+12V系統が実際に出力できる最大の電力です。

総出力の7〜8割

電源ユニットの総出力が、全ての系統の最大電力の合計よりも小さい場合が多いです。コンバイン出力がある場合、コンバイン出力を合計に加えます。このため、総出力の7〜8割が、+12V系統の最大電力の場合が多いです。

+12V系統の最大電力重視なら総出力重視

基本的に電源ユニットの総出力が大きいほど、+12V系統の最大電力も大きいです。このため、+12V系統の最大電力を重視する場合、総出力を重視します。

電源ユニットの+12V系統のコンバイン出力

複数の+12V系統の最大電力の合計がコンバイン出力まで

+12V1系統と+12V2系統があるとします。各系統の最大出力電流が20Aとします。各系統の最大出力が12V×20A=240Wです。2系統を合計すると240W×2=480Wです。電源ユニットによっては480Wより小さく、例えば390Wの場合があります。これが複数の系統が同時に出力できる最大電力であり、コンバイン出力と呼びます。もし+12V1系統が240W出力すると、+12V2系統が150Wまで出力できます。

出典

PCメンテナンス&リペア・ガイド:第6回 意外に故障の多いパーツ「電源ユニット」の基礎(4) - @IT(2002/01/10公開記事)
ASCII.jp:アキバで恥をかかないための最新パーツ事情【電源/ケース編】 (1/5)|アキバで恥をかかないための最新パーツ事情(2008/04/11更新記事)
ASCII.jp:アキバで恥をかかないための最新パーツ事情【電源/ケース編】 (2/5)(2008/04/11更新記事)


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