電源ユニットの総出力

最終更新日 2025年01月04日

電源ユニットの総出力とは

電源ユニットの総出力とは、常時安定して出力できる電力の合計です。ソウシュツリョクと読みます。他の呼び方に、定格出力があります。

電源ユニットの総出力が不足すると、パソコンの動作が不安定になったり動作しなかったりします。特に高性能CPUや高性能ビデオカードを搭載するパソコンの消費電力が高いので、総出力が不足しないように注意が必要です。

電源ユニットの総出力の目安が、標準的な性能のパソコンなら500W程度が目安です。少し高性能なパソコンなら700W程度が目安です。

電源ユニットの系統の最大電力の中で、+12V系統の最大電力が重要です。総出力が同じなら、基本的に+12V系統の最大電力が大きい方が良いです。

パソコンの消費電力が、総出力と同じではありません。パソコンのPCパーツが要求する電力の合計に、電源ユニットが変換時に熱として消費する電力を加えたものが、パソコンの消費電力です。

パソコンのPCパーツが要求する電力の合計が小さく、その割に電源ユニットの総出力が大きすぎると、変換時の損失が大きくなります。言い換えると、無駄な消費電力が増えます。だけれども、総出力が1000W超でなければ気にする必要がありません。

電源ユニットの総出力が大きいと、サイズも大きい場合があるため注意が必要です。特に総出力が1000W超だと奥行きが長い場合が多いです。ATX対応電源ユニットなら奥行きが140mmが基本ですが、総出力が1000W超だと奥行きが200mmを超える場合が多いです。

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