音楽鑑賞用パソコンの選び方

最終更新日 2023年09月07日

どのパソコンでも音楽鑑賞は可能

パソコンには、音楽 CD を再生するために必要な光学ドライブ、スピーカーやイヤホン等と接続できるオーディオ出力端子が、必ずと言っていいほど付いていますので、どのパソコンでも音楽鑑賞が可能です。また、パソコンには音楽鑑賞用に様々なソフトウェアがそろっており、曲の編集や加工も簡単にできますので、パソコンは音楽鑑賞用として使用するのにも向いています。

しかし、音楽鑑賞を楽しむためには、音質が重要になってきますが、たいていのパソコンは音質が良くありません。音質が良いコンポの値段が、パソコンの価格と同程度か、それ以上するのを考えれば、パソコンの音質は良くないのは仕方ないと納得できると思います。

ですが、パソコンは、様々なハードウェアやソフトウェアを追加できますので、音質を向上させることはそれほど難しくありません。特にどのようなハードウェアが必要なのかわかれば、音楽鑑賞用のパソコンの選び方のポイントが見えてきます。

また、はじめから音楽鑑賞用として作られたパソコンもあり、完成された音楽鑑賞用パソコンが欲しい方におすすめです。ただし、需要が少ないせいか、音楽鑑賞用パソコンの販売を行っているメーカー直販ショップや、ショップブランドを販売するパソコンショップは少ないです。

スピーカーを交換するだけで、音質は劇的に向上する

パソコンの音質を向上させる最も簡単な方法は、スピーカーを交換することです。たいていのパソコンに付属するスピーカーは安物であり、音質が悪いです。パソコン用のスピーカーは、様々なメーカーから販売されており、5千円程度のスピーカーに交換しただけでも、かなり音質が向上します。

たいていのパソコンには、オーディオ出力端子が付いていますので、スピーカーとの接続にはオーディオ出力端子を使用するのが一般的ですが、アナログ接続となりますので、音質の劣化が生じます。もし、パソコンに光デジタル出力端子、USB があれば、デジタル接続が可能となり、音質の劣化が防げます。

USB は、どのパソコンにも付いていますが、光デジタル出力端子があるパソコンは少ないです。もし、光デジタル出力端子を利用したいのであれば、この端子が付いているパソコンを選ぶ必要がありますが、後でサウンドカードを増設して光デジタル出力端子を付けることも可能です。ただし、サウンドカードが増設可能なパソコンは、主にデスクトップパソコンタワー型となります。デスクトップパソコン省スペース型やキューブ型にも搭載可能な場合がありますが、デスクトップパソコン一体型やノートパソコンには増設できませんので注意が必要です。

サウンドカードを増設して音質を向上させる

サウンドカードは、音声の入力、出力機能を担う PC パーツです。この機能は、たいていのマザーボードにもありますが、最低限必要な機能として存在するものであり、サウンドカードと比べたら音質に劣ります。

また、サウンドカードには、光入出力端子等、音楽鑑賞用の環境を構築するのに便利な端子が付いている事が多く、高性能なスピーカーと連携させて、より良い音質を実現することが可能です。

ただし、たいていのサウンドカードは、拡張スロットに PCI 接続して使用するため、デスクトップパソコンタワー型にしか増設できません。省スペース型用に ロープロファイル PCI 接続可能なサウンドカードもありますが、性能が良いサウンドカードはたいてい PCI 接続のため、サウンドカードを増設を考えているのであれば、デスクトップパソコンタワー型を選ぶ必要があります。

USB オーディオ機器を接続して音質を向上させる

パソコンにサウンドカードを増設できなければ、USB オーディオ機器を使用する手があります。USB オーディオ機器は、音声の入力、出力を担う外部接続タイプの機器だり、光デジタル入出力端子を備えるモデルもあります。

これなら、ノートパソコンにも接続できますし、接続作業が簡単に済みます。USB がないパソコンは、滅多にありませんので、USB オーディオ機器を利用したいのであれば、どのパソコンを選んでも大丈夫です。

CPU 等の PC パーツの選び方

パソコンを純粋に音楽鑑賞用として使用するのであれば、最安値クラスの低性能 CPU で十分です。最近は、CPU の性能が随分と底上げされましたので、低性能 CPU でも、インターネットやメール等の軽作業であれば、十分快適に使えます。

メインメモリーや HDD ですが、最近のパソコンは最安値クラスのモデルでも、十分な容量を積んでいますので、音楽鑑賞用に使用するだけなら十分な容量があります。少なくても、メインメモリー容量は 1GB 〜2GB 以上、HDD 容量は、100 GB 以上欲しいところですが、最安値クラスのパソコンでも、このくらいの容量はあるはずです。足りなくても、BTO カスタマイズで注文するか、後に自分で増設する手があります。

また、音質が良いパソコンを使うのであれば、ミュージック DVD や BD の鑑賞にも使用したいものです。おすすめは、BD ドライブ搭載モデルですが、まだ価格が高いため、DVD スーパーマルチドライブが選択の目安となります。最近のパソコンは DVD スーパーマルチドライブ搭載が標準となっていますので、パソコンを買えば自動的に DVD スーパーマルチドライブが付いてきます。


キャンペーン情報(PR)
富士通
シークレットクーポン
特別割引のクーポン
(キャンペーン実施中)