プログラミング専用パソコンの選び方

最終更新日 2023年09月07日

プログラミングは、極普通のパソコンでできる

特別な仕様のパソコンは必須ではない

プログラミングとは、ソースコードを記述してソフトウェアを作る作業の事を言います。私たちは、たいてい既に出来上がったソフトウェアを使用する機会の方が圧倒的に多いでしょうが、パソコンがあれば、自分でも作りたいソフトウェアを作る事が可能です。プログラミングを行う際は、パソコンだけでなく、コンパイラ等のソフトウェアも必要となる場合が多いですが、まずはパソコンが必要です。

プログラミングに使用するパソコンは、何か特別な仕様になっている必要があると思われるかもしれませんが、普通のパソコンで何ら問題ありません。ただし、プログラミングの目的によっては、高性能である必要があったり、他のハードウェアと接続するのに使用するインターフェースが搭載されている必要があったりします。

作業効率を考えると、性能が高いパソコンがおすすめ

プログラミングの入門的な勉強に使用する程度であれば、標準的な性能を持つパソコンで十分です。最安値クラスの低性能パソコンでも問題ありません。しかし、プログラミングを行う際は、ソースコードを編集する画面1つだけでなく、他のソースコードの編集画面や、ウェブサイトの画面、ワード等のファイル画面等、多数の画面を開いて作業する機会が多くなります。

このように多数の画面が開き、複数のソフトウェアが動いていても、性能が高いパソコンの方が、快適な動作環境が得られますので、性能が高いパソコンを選ぶのがおすすめです。

また、プログラミングの開発環境によっては、低性能のパソコンだと動作が重くなる場合もあります。よって、できれば標準的な性能以上のパソコンを選びたいです。

ちなみに、開発環境とは、プログラミングに必要なエディタやコンパイラ、デバッガ等がセットになったものです。開発環境が無くても、プログラミングは可能ですが、開発環境を用意した方が、圧倒的に効率よくプログラミングできます。

パソコンの性能だけでなく、OS の選択も大事

開発環境によっては、特定の OS でしか使えない

プログラミングに使うパソコンを選ぶ際は、パソコンの性能も重要ですが、パソコンの OS を選ぶ方に気をつけた方がいい場合があります。特に使用したいプログラミング言語や、開発環境が決まっている場合は、それらが特定の OS でしか使用できないのかどうが、よく確認しておく必要があります。

たいてい Microsoft 社の Windows か、Apple 社の Mac OS かで迷うところですが、C 言語や Java 等のメジャーなプログラミング言語使うのであれば、どちらの OS でも問題ありません。ただし、開発環境では、どちらの OS でも良いとは言えない場合が出てきます。

例えば、Microsoft 社の有名な開発環境 Visual Studio は、基本的に Mac OS では使用できません。一方、Apple 社の有名な開発環境 Xcode は、Windows では基本的に使用できません。

このように、プログラミングに使用する開発環境によっては、どちらかの OS にしか対応していない場合があります。パソコンは無理をすれば何でもできるとも言えますので、絶対に不可能とは言えない場合も少なくありませんが、自分が使用したいプログラミング言語や開発環境が決まっているのであれば、事前にそれらの対応 OS をよく調べておく必要があります。

特に使用したいプログミング言語や、開発環境が決まっていない場合は、まずパソコンを選ぶ前に、それらを決めておきたいです。なので、プログラミングに挑戦したいが、どのプログラミング言語や開発環境を使用したら良いかわからない場合は、まずインターネットや書籍で、プログラミングについて調べてみましょう。よく調べれば、自分に最適なプログラミング言語や開発環境が見えてくるはずです。

Linux のインストールは、それほど難しくない

最後に Linux についてですが、こちらもプログラミングに適した OS と言えます。プログラミングに関わる仕事では、Linux でプログラミングを行う場合も少なくありません。よって、Linux でプログラミングスキルを磨いていくのも良い選択です。

ただし、Linux が初期インストールされたパソコンを販売するメーカーやショップは少ないですので、OS 無しのモデルを購入して、自分で Linux をインストールするか、Windows 、または Mac OS と Linux を共存する形で使用するのがおすすめです。

自分で Linux をインストールしたり、他の OS と Linxu を共存させるのは難しいと思われるかもしれませんが、今では、これらの作業は随分と単純化され、ウェブサイトや書籍にも関連した情報が十分ありますので、それほど難しくはありません。

プログラミングには、広い液晶モニター画面が必須

作業効率を上げるなら、画面の広さが重要

プログラミングを行う際は、ウェブサイトや、他のファイルに書かれている情報(ソースコード等)と比較しながら作業をする事が多くなってくるため、広い画面サイズの液晶モニターが必須と言えます。

デスクトップパソコンと同時に液晶モニターを選ぶのであれば、19型以上の液晶モニターが望ましく、置き場所が許せば、さらに大きな画面サイズの液晶モニターを選びたいです。本体と液晶モニターが一体になった一体型デスクトップパソコンを選ぶ際は、なるべく大きな画面サイズの液晶モニターが搭載されたモデルを選びたいです。ただし、あまり画面サイズが大きすぎると視点の移動距離が大きくなってしまうので、目が疲れやすくなってしまいます。大きくても25型程度くらいまでに抑えて選ぶのがおすすめです。

頻繁に持ち運ぶ方は、大きすぎに注意

ノートパソコンを選ぶ際は、特に外出先等に持ち運ぶ必要がなければ、最大クラスの画面サイズを持つモデルを選ぶと良いでしょう。液晶サイズが17型〜19型サイズであるノートパソコンが選択の目安となってきます。メーカーやショップによっては、最大で15型サイズのノートパソコンまでしか販売されていない場合がありますので、選ぶ時は、様々なメーカーやショップのモデルを見ておくと良いです。

ただし、外出先等に持ち運ぶ必要があると、本体の大きさや重さも考えて選ぶ必要があります。17型〜19型サイズのノートパソコンは大きくて重いので、持ち運ぶのに結構苦労します。よって、15型サイズが選択の目安となってきます。

もちろん、さらに小型のノートパソコンでもプログラミングは可能ですが、画面が狭いと作業効率が落ちたりします。しかし、単独の液晶モニターを利用すれば、広い画面を有効に活用する事ができます。

例えば、外出先では、持ち運びしやすい小型のノートパソコンであるが故の狭い画面に我慢して使用し、自宅では、単独の液晶モニターと接続して使用すれば、少なくとも自宅では快適にプログラミングできます。

画面サイズが大きければ良い訳ではない

プログラミングは非常に目を酷使する作業です。そのため、目が疲れにくい液晶モニターを選ぶ事も重要です。特に価格が安い液晶モニターには注意が必要です。人間の目との相性もあり、人によって目の負担のかかり具合が異なるので、価格が高い液晶モニターであれば目が必ず疲れにくい訳ではありませんが、価格が高い液晶モニターは、柔軟な高さ調整や角度調整ができたり、目に負担をなるべくかけないよう様々な画質調整ができるようになっています。目が疲れると、作業効率が落ちてしまうので、プログラミングのために使用するのであれば、液晶モニターの仕様をよく確認し、なるべく良いのを選ぶのがおすすめです。


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