CPUクーラーは他PCパーツと干渉する可能性ある？

最終更新日 2023年09月07日

（1）CPUクーラーがメモリーと干渉する | 日経 xTECH（クロステック） には、CPU クーラーとメインメモリーが干渉することについて書かれています。(この記事の公開年月日は2014年3月20日)

　大型CPUクーラーとヒートシンクを搭載するメモリーは、LGA2011やミニITXなど、CPUソケットとメモリースロットの位置が近いマザーボードとは相性が悪い。CPUクーラーとメモリーが接触するからだ。

同記事によると、別のメモリースロットが余っており、そこに干渉するメインメモリーを移動させれば干渉しないなら解決できますが、デュアルチャンネル等のマルチチャンネルを利用するならメインメモリーを取り付ける位置が決まっている場合があり、メインメモリーを移動させることでマルチチャンネルが利用できなくなることがあるそうです。

CPU クーラーのファンの部分がメインメモリーと干渉するなら、ファンをずらす解決方法があるそうですが、ファンがずれることにより PC ケースの側面パネルと接触してしまう可能性があるそうです。

他にも CPU クーラーの向きを変えて取り付けてみる、背が低いメインメモリーへ交換してみる解決方法があるそうです。

手順の各所に落とし穴、自作PC組み立て編 - AKIBA PC Hotline! には、CPU クーラーで発生しやすい干渉について、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2015年6月22日)

　主流のサイドフロー型CPUクーラーは、トップフロータイプに比べると背が高い。そのためPCケースによっては、組み込めないことがある。幅が狭いミドル／ミニタワーケースや、マザーボードの上に電源が来る配置を採用する小型PCケースでは、とくに注意が必要だ。また大型CPUクーラーでは、CPUソケットの周囲にあるヒートシンクやメモリに干渉することもある。

CPU クーラーにはトップフロー型とサイドフロー型がありますが、トップフロー型でもサイズが大きく背が高い製品がありますので、トップフロー型でも干渉に注意が必要と考えられます。

同記事には、CPU クーラーと CPU ソケット周辺の部品と干渉することについて、以下のとおり書かれています。

　大型のCPUクーラーを取り付けようとしたら、VRM用のヒートシンクにフィンやヒートパイプがぶつかって、CPUクーラーが固定できない状態になってしまった。このトラブルを未然に防ぐのは難しい。さて、対策は……。

同記事によると、CPU クーラーがサイドフロー型の場合、取り付ける方向を変えれば干渉を回避できる可能性があるそうです。

また、同記事には CPU クーラーが他の PC パーツと干渉せず取り付けられるが他の PC パーツと接触する場合について書かれていますが、CPU クーラーの金属部分が電気が通る回路、例えばビデオカードの基板と接触するとショートする可能性があるので危険のようです。電気が通らないものであれば、接触してもショートすることはありません。

CPUクーラー編 1/3 DOS/V POWER REPORT | Impress Japan には、CPU クーラーと CPU ソケット周辺の部品と干渉することについて、以下のとおり書かれています。(この記事は2008年8月号の記事)

最近のマザーボードでは、チップセットやレギュレータなどの発熱対策のためにCPU周辺にも背の高いヒートシンクを付けたものが増えてきた。場合によってはCPUクーラーと干渉することがあるほか、クーラーの形状によっては取り付け作業を行ないにくい場合がある。

CPU ソケット周辺に背の高いヒートシンクがあるマザーボードを使う場合、CPU クーラーの底面付近における幅と奥行きに注意が必要のようです。

同記事には、CPU クーラーと PC ケースが干渉することについて、以下のとおり書かれています。

高性能なサイドフロー型CPUクーラーは、高さを一般的なミドルタワー型ケースの限界に合わせたものが多く、HTPC向けのデスクトップPCケースなどの高さを抑えた製品には向かない。また、タワー型ケースであっても、サイドダクトやファンに干渉してしまうことがある。

一般的に CPU クーラーは、サイドフロー型はトップフロー型よりも高さがありますが、PC ケースがタワー型であっても干渉に注意が必要のようです。

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