メインメモリーのデュアルチャンネル

最終更新日 2024年04月08日

メインメモリーのデュアルチャンネルとは

基礎

メインメモリーのデュアルチャンネルとは、メモリーモジュールを2枚1組で動作させデータ転送速度を2倍に向上させる技術です。デュアルチャネルと呼ぶ場合もあります。

デュアルチャンネルの要件

デュアルチャンネルで動作させるには、2枚1組で使用するメモリーモジュールの規格、容量が同じである必要があります。規格とは、データ転送速度等の規格です。例えばPC3-8500が規格の一種です。PC3はDDR3 SDRAMを示し、8500はデータ転送速度が8500MB/sを示します。

容量が異なる組み合わせでもデュアルチャンネルできる場合あり

デュアルチャンネル登場当初は、容量が同じメインメモリーを組み合わせる必要がありました。当時と変わり、メモリーコントローラー等によっては容量が異なるメインメモリーを組み合わせてもデュアルチャンネルで動作できます。この場合、例えば1GBと2GBを組み合わせると、1GBと2GBの1GB分がデュアルチャンネルで動作し、残りの2GBの1GB分がシングルチャンネルで動作します。

デュアルチャンネル効果を最大化するなら容量を揃える

容量が違うメインメモリーの組み合わせでもデュアルチャンネルによる性能向上効果が高いですが、デュアルチャンネルによる性能向上効果を最大化するなら、容量が同じメインメモリーを組み合わせる必要があります。

同じ型番が望ましい

型番が同じ必要はありませんが、同じが望ましいです。型番が異なるモデルを組み合わせるとデュアルチャンネルで動作しない場合があります。

コラム

デュアルチャンネルだと遅くなる場合あり

シングルチャンネルからデュアルチャンネルにするとデータ読み書き速度が速くなりますが、逆に遅くなる場合があります。例えばシングルチャンネルの4GB×1枚、デュアルチャンネルの2GB×2枚を比較すると、後者の方が遅くなる場合があります。読み書きするデータによってはメインメモリーの枚数が少ない方が良いためです。遅くなると言っても体感できるほどではありません。そのため、データ読み書き速度を重視するなら迷わずデュアルチャンネルで良いです。

出典

デュアルチャネル - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
同じ種類ならどのメーカーのメモリーでも動く | 日経クロステック(xTECH)(2009/09/09公開記事)
(7)メモリー節約のコツは?他、メモリーの疑問にずばり回答(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2013/05/22公開記事)
容量が異なるメモリーを増設、シングル設定とデュアル設定のどっちが速いか | 日経クロステック(xTECH)(2022/08/03公開記事)


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