ATA(Advanced Technology Attachment)(IDE)
最終更新日
2023年09月07日
ATA(Advanced Technology Attachment)(IDE)とは
基礎
ATAとはAdvanced Technology Attachmentの略であり、HDD等が使用するインターフェースの規格です。エーティーエーと読みます。IDE(Integrated Drive Electronics)と呼ぶ場合もあります。ATAの後継となるSATAが登場し、ATAは廃れました。Parallel ATA
SATAが登場し、しばらくは違いがわかりやすいようにATAをParallel ATAと呼ぶ場合がありました。ATAではデータをParallel(並列)に転送しており、SATAではデータをSerial(順番)に転送しますので、ATAをParallel ATAと呼びました。ATAの規格の一覧
ANSI規格名 | 通称 | データ転送速度 |
---|---|---|
ATA-1 | IDE | 8.33MB/s |
ATA-2 | Enhanced IDE | 16.6MB/s |
ATA-3 | Enhanced IDE | 16.6MB/s |
ATA/ATAPI-4 | Ultra ATA/33 | 33MB/s |
ATA/ATAPI-5 | Ultra ATA/66 | 66MB/s |
ATA/ATAPI-6 | Ultra ATA/100 | 100MB/s |
ATA/ATAPI-7 | Ultra ATA/133 | 133MB/s |
ATAはアメリカ規格協会(ANSI)によって標準化され、正式規格名となるANSI規格名が付けられてきましたが、通称もよく利用されてきました。
通称の方がわかりやすかったせいか、パソコンの仕様等では、通称の方が記載されていることが多かったです。
ATA-1からATA/ATAPI-7をまとめてATAと呼ぶことがり、通称でも同様にIDEからUltra ATA/133をまとめてIDEと呼ぶことがありました。
まとめて呼ぶ場合、ATAよりもIDEが利用されることが多かったです。
ATAPI(AT Attachment Packet Interface)が統合されましたので、ATA/ATAPI-4となりましたが、前と同じようにATA-4と記載することもありました。
最大接続可能台数
ATA-1(IDE)
ATA-1(IDE)ではインターフェースが1つ、1つのインターフェースに2台のデバイスを接続可能です。2台のデバイスの片方をマスター、もう片方をスレイブと呼び、マスターがスレイブを制御します。ATA-2(Enhanced IDE)以降
ATA-2(Enhanced IDE)以降ではインターフェースが2つ、それぞれのインターフェースに2台のデバイス、合計4台のデバイスを接続可能です。片方のインターフェースがプライマリーIDE、もう片方のインターフェースがセカンダリーIDEです。1つのインターフェースに接続する2台がマスターとスレイブです。データ転送方式
PIO(Programmed Input/Output)
PIO(Programmed Input/Output)とは、IDEが利用するデータ転送方式の一つです。IDE接続機器とメインメモリー間のデータ転送の処理をCPUがI/Oポートに直接アクセスして行うので、CPUに高い負荷がかかりデータ転送速度が遅いです。PIO病
PIO病とは、勝手にPIOモードになり速度が落ちる現象です。Windows XPで発症が確認され、Windows Vista、Windows 7でも発症が確認されています。HDDに異常がありデータ読み込みエラーの発生が多い、光ディスクメディアに傷や汚れが多く読み込みエラーが多い等、ストレージ側に異常があると発症する場合があります。ストレージのデータ読み書き速度が非常に遅くなった場合、PIO病の可能性があります。キャンペーン情報(PR) |
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