タブレットPC、タブレット端末、よく見る間違った意味

最終更新日 2023年09月07日

OSの種類に関係なく使用できる用語

タブレットPCはWindows(ウィンドウズ)搭載タブレット、タブレット端末はiOS(アイ・オーエス)やAndroid(アンドロイド)搭載タブレット、この意味があると解説している場合がよく見られますが、間違いです。どちらも搭載するOSの種類に関係なく使用できる用語です。

「PC」にWindowsを搭載するパソコンというイメージが強くあるので、Windows搭載タブレットをタブレットPCと呼び、iOSやAndroid搭載タブレットをタブレット端末と呼び、区別していたところがあっただけです。

Windows搭載タブレットが登場後しばらくは、このように区別して用語を使い分けているメーカーやショップが多かったです。メーカーやショップによっては、OSで区別せず全てをタブレットPCと呼ぶ、またはタブレット端末と呼ぶ場合も見られました。用語から搭載OSを判断できるとは、一般的には言い難い状況でした。

実際にこのように区別して用語を使い分けていた某パソコンメーカーに聞いてみたところ、顧客が「PC」と見聞きするとWindowsをイメージする可能性が高いと考えられたのでWindowsの場合はタブレットPC、iOSやAndroidではタブレット端末という用語を使用していたそうです。他の某パソコンメーカーにも聞いてみたところ、同様な回答でした。

そもそもPCや端末という用語には特定のOSを搭載するという意味がないのに、タブレットPCやタブレット端末に同様な意味があるわけありません。もし搭載OSの違いで用語を使い分けなければならないとしたら非常に紛らわしいです。

搭載OSの種類の違いで用語を使い分けるのが見られたので、同様に使い分けても誤用というほどではありませんが、各用語には特定のOSを搭載している意味があるとするのは間違いです。


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