パソコン、紙とペン学習効率が高い方は?

最終更新日 2023年09月07日

パソコンを使ってキーボードを打つ、紙とペンを使って手書きをする、どちらの方が学習効率が高いのか

大学の講義等でノートを取る、仕事でメモを取る等において、パソコンを使う方が学習効率が良いのか、紙とペンを使う方が学習効率が高いのか気になっている人は少なくないと思います。

私はパソコンを使う方が好きですが、紙とペンを使う方が学習効率が高いと感じることが多いです。紙とペンを使う方がよく記憶に残ると感じます。何か考えをまとめて整理する時は、紙とペンを使う方が先に進みます。

もちろん個人差がありパソコンを使う方が学習効率が高い人もいると思われますが、一般的にはパソコン、紙とペンどちらが学習効率が高いのか。

講義中の「パソコン」が学習効率を下げるワケ | The New York Times | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 によると、大学の講義中にパソコンを使うと学習効率が落ちるとの研究結果が次々と出てきているようです。

パソコンを使う本人だけではなく、周囲の人もノートパソコンのせいで気が散ってしまうということも研究から明らかになっているそうです。

大学の講義でパソコンを使う場合はキーボードを打つ速さが手書きよりも速いので講師の話す言葉は脳内にとどまらない、紙とペンを使う場合は講師の話す言葉の内容を処理して要約する必要があるので講義の理解度が高い、このような仮説を研究者たちは立てたようです。

思い返してみると、私が誰かが話す内容をノートに取る時、パソコンを使う場合はなるべく一字一句打ち漏らさないようにしようと意識が働き、紙とペンを使う場合は話の内容から重要なことを整理して書こうと意識が働きましたので、上記の仮説に対し納得感があります。

もし仮説が正しいとするなら、パソコンを使う場合でも紙とペンを使う場合と同じように要約してキーボードを打ち込んでもらえば、理解度は変わらない可能性があるのではないかと思います。

何かを覚えようとする時は紙とペンを使う方が覚えられる、思考をまとめる時は紙とペンを使う方が良いアイディアが出てくると感じますので、手書きの方が脳に良い刺激を与えている可能性が考えられますので、上記の仮説以外にも要因がありそうです。

書く、ことはじめ。- 2018年1月号特集|asten[アステン] - 静岡新聞 によると、手書きで脳全体が刺激され活性化されるそうです。

同記事によると、パソコンを使う場合は予測変換機能がありますが、紙とペンを使って手書きする場合は自ら点画を組み立てて文字を形にしますので脳の活動領域に大きな差が出るそうです。

また、パソコンを使う場合に利用する予測変換機能では、変換候補の一覧が表示され不要な文字が画面に出るので、それが余計な情報となり思考がストップして集中が途切れるという違いもあるそうです。

パソコンを使う方が学習効率が高いという人もいるでしょうが、一般的にはパソコンよりも紙とペンを使う方が学習効率が高いと言えそうです。


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