サポート終了後もWindows 7を使い続ける場合のリスク緩和策

最終更新日 2023年09月07日

Windows XPのサポートが終了した後も使い続ける場合、情報処理推進機構等がリスク緩和策を公表しました。

Windows Vistaに関してもリスク緩和策を公表するところはありましたが、Windows XPと比べると公表するところは少なかったです。Windows Vistaはシェアが低かったことが影響していると考えられます。

Windows 7に関してもリスク緩和策を公表するところが出てくると思いますが、個人的には確認していません。Windows Vistaのリスク緩和策はWindows XPのリスク緩和策とほぼ同じでしたので、Windows 7もWindows XPのリスク緩和策を参考にできると思います。

Windows XPのリスク緩和策については、 サポート終了後もWindows XPを使い続けるなら何をすれば良い？ に掲載していますが、これよりWindows 7のリスク緩和策を考えると以下のとおりです。

・インターネット、ホームネットワーク、社内ネットワーク等、ネットワークに接続しない
・USBメモリーや外付けストレージ等を接続しない

要はWindows 7搭載パソコンを完全に隔離するわけであり、リスクはないと言えるほどですが、パソコンの使い道はかなり限られます。

Windows 7搭載パソコンをネットワークに接続して使うことを前提にし、Windows 7のリスク緩和策を考えると以下のとおりです。

・最後のセキュリティ更新プログラムを適用する
・ファイアウォールを利用する
・Windows 7でもサポートが継続しているセキュリティソフトを利用する
・ソフトウェアは最新バージョンを利用するようにし、サポートが終了したソフトウェアは利用しない

Windows 7のサポート終了日に最後のセキュリティ更新プログラムのダウンロードができなくなることはなく、しばらくはダウンロードできる状態が続くと思います。

Windows Updateにてセキュリティ更新プログラムのダウンロードとインストールが自動的にインストールされるように設定されていれば大丈夫ですが、念のためにセキュリティ更新プログラム適用済みか確認しておくと良いです。

Windows XPやWindows Vistaでは、サポート終了後も何度かセキュリティ更新プログラムが提供されたことがありました。このような例外措置はWindows 7でも実施される可能性があります。

Windows 7の脆弱性について情報収集するように気をつけておき、例外措置が実施されるならWindows Update自動更新有効な状態でも念のためセキュリティ更新プログラムが適用済みか確認すると良いです。

Windows 7にはファイアウォールが標準搭載されており、特にファイアウォールの設定を変更していなければファイアウォールは有効になっていると思いますが、念のため確認しておくと良いです。

ルーターを使っているならファイアウォールが標準搭載されており、特にファイアウォールの設定を変更していなければファイアウォールは有効になっていると思いますすが、ルーターのファイアウォールについても念のため確認しておくと良いです。

Windows 7のサポートが終了した後も、サポートが継続するセキュリティソフトは多いと思います。サポートが終了したセキュリティソフトは利用せずに、サポート継続中のセキュリティソフトを利用すると良いです。

Windows 7のサポートが終了したら同時にサポートを終了するソフトウェアはまずないと思いますが、しばらくしたらサポートが終わる可能性があります。

例えば、ウェブブラウザーのGoogle Chromeの場合、Windows 7のサポートが終了した後、しばらく経ったらGoogle Chromeのサポートも終了すると思います。

全てのソフトウェアがサポートが終わったら利用するのはやめると良いとは限りませんが、脆弱性が問題となりやすいソフトウェア、例えばウェブブラウザーはサポートが終了した後も使い続けるのは良くありません。

Windows XPでは、以下のリスク緩和策も行うと良いものでした。

・USBメモリーの自動実行機能を無効にする
・EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)をインストールして利用する

Windows 7ではUSBメモリーの自動実行機能は制限されており、EMETのサポートは終了していますので、これらのリスク緩和策を行う必要はありません。

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