パソコンの選び方と買い方

Windows のパッケージ版、OEM 版、DSP 版の選び方

最終更新日 2013年08月24日

製品によって違いが異なる

Windows は、各製品でパッケージ版、OEM 版、DSP 版の3つが販売されます。それぞれ価格や販売方法やライセンス等が異なります。最近でもよく使われている Windows XP や Windows Vista、Windows 7 といった製品では、それぞれの違いについて同様に説明できますが、Windows 8 からはパッケージ版、OEM 版、DSP 版の違いが、従来の Windows とは異なるため同様に説明できなくなりました。

そのため、選ぶ製品によってパッケージ版、OEM 版、DSP 版の違いを正しく認識して選ぶ必要があります。

Windows には、パッケージ版、OEM 版、DSP 版がある

OS を単体で購入するなら知っておきたい

売られているパソコンには、はじめから Windows 等の OS がインストールされているのが一般的ですが、中には OS がインストールされていないモデルもあります。このようなモデルは、OS を自分で別途で購入し、インストールしたい方等に向いており、OS が無い分価格が安くなっています。

パソコンに OS は必須であり、無料で使える Linux 等を使わないのであれば、パソコンを購入するときに OS も買わなければなりません。その際に知っておく必要がある事は、OS の Windows にはパッケージ版と OEM 版、DSP 版があり、どれを選んでも使用できる機能に変わりはありませんが、価格や販売方法、ライセンス等が異なる事です。

間違って選んでしまっても深刻な事態にはなりませんが、自分の使用スタイルに合わせて3つの中から選ぶと、Windows に投じるコストが結果的に安くなる可能性があります。

以下にパッケージ版、OEM 版、DSP 版の3つの違いについて説明しますが、特に選ぶ必要性を感じなければ、一般的にパソコンと一緒に販売される OEM 版を迷わず選んでも大丈夫です。

パッケージ版とは

Windows 単体で購入する方向け

Windows は、パソコン関連の商品を扱うショップ等で、単体でも売られています。このように販売されている Windows はパッケージ版と呼ばれており、既にパソコンを持っている方向けに販売されています。

よって、パッケージ版は、ソフト単体で買われるものであり、メーカーやショップで売られているパソコンと一緒に販売される事はあまりありません。

パソコンと一緒に販売されている Windows は、OEM 版が一般的で、パソコンと一緒に買う Windows は、OEM 版と思って問題ありません。

Windows 8 ではアップグレード版しかない

Windows 7 までの Windows と違い、Windows 8 のパッケージ版にはアップグレード版しかありません。そのため、Windows 8 のパッケージ版をパソコンにインストールするには、パソコンに Windows XP、Windows Vista、Windows 7 のどれかがインストールされている必要があります。これらの Windows がインストールされていないパソコンに Windows 8 を新規インストールしたい場合は、Windows 8 の DSP 版を選ぶ必要があります。

Windows 8 へのアップグレード対象製品

製品名
Windows XP
※Service Pack 3(SP3)である必要あり
Windows Vista
Windows 7

OEM 版とは

パソコンと一緒に買う Windows

メーカーやショップで販売されているパソコンにはじめからインストールされている Windows は、OEM 版と呼ばれるものです。プリインストール版とも呼ばれます。

この OEM 版ですが、何といっても安いという特徴があります。大体パッケージ版の半額となっています。パソコン本体とセットにして大量に売りさばきたいという狙いもあって安くなっているでしょうが、他にパッケージ版より安い分、パッケージ版と比べて劣る所があります。

それは、他のパソコンに移動する形でインストールができない事です。例えば、パッケージ版であれば、前にインストールしたパソコンからアンインストールすれば、別のパソコンに再インストールできますが、OEM 版では、できません。

と言っても、パソコンは故障するまで同じ Windows をずっと使い続けるでしょうし、一般的な故障期間(5年以上)を過ぎれば、新しい Windows が出てるでしょうから、Windows を引越しさせる必要性はあまりないでしょう。

ちなみに、パッケージ版と OEM 版を比較した場合、同じバージョンとエディションであれば、機能に違いはありません。つまり、OEM 版の方が安いからと言って、機能が削られている事はありません。

DSP 版とは

Windows を安く手に入れられる

Windows には、DSP 版と呼ばれるものもあります。OEM 版と同様に、パッケージ版と比べ大幅に安くなっています。

ただし、DSP 版は購入と使用に関して条件があり、まず PC パーツ1つと一緒に買わなければなりません。そして、かつその購入した PC パーツが組み込まれたパソコンにしかインストールできません。

例えば、フロッピーディスクドライブと DSP 版を購入した場合、そのフロッピーディスクドライブをパソコンに搭載すれば、そのパソコンに DSP 版をインストールできます。

また、同時に購入した PC パーツも移動させるのであれば、DSP 版も移動させる事が可能となり、他のパソコンへ再インストールできます。

Windows 8 では PC パーツと一緒と言う縛りが無い

Windows 7 までの Windows と違い、Windows 8 の DSP 版では、PC パーツと一緒に購入する必要はありません。そのため、別パソコンにインストールし直す場合、PC パーツを移動させる必要もありません。

OEM 版で決まり?

わかりにくい内容だったら申し訳ありませんが、パッケージ版、OEM 版、DSP 版について、どのような違いがあるかわかったでしょうか。他にも異なる点がありますが、最も注意すべき違いは、上記の通りです。

パソコンを買って、何年も使い続けるのであれば、パソコンと一緒に販売される OEM 版で問題ないのがわかるかと思います。また、自作したパソコン用の OS を買うのであれば、DSP 版がおすすめです。ただし、その際は、DSP 版と一緒に購入する PC パーツが組み込めるのか、よく確認してから購入する必要があります。(Windows 8 の DSP 版では、PC パーツについて気にする必要はありません。)

おすすめ DSP 版 OS 販売店

安さを求めるなら DSP 版で決まり

OS を単体で購入するならパッケージ版より DSP 版がおすすめです。DSP 版は、どれか PC パーツと一緒に購入する必要があり、かつその PC パーツと共に使用する必要がありますが、パッケージ版よりもかなり安く買えます。PC パーツ分の価格もありますが、安い PC パーツを選べば問題ありません。選択した PC パーツを増設するのが難しいかもしれませんが、DSP 版はメインメモリーとも一緒に購入できます。これなら、PC パーツの増設が難しいノートパソコンでも増設が楽になります。

PC パーツのラインナップが豊富で安く販売しているパソコンショップがおすすめ

PC パーツを豊富に取り扱っており、かつ安く販売しているパソコンショップでは、DSP 版と一緒に購入可能な PC パーツの種類が多くて価格が安いです。このような条件に当てはまるパソコンショップは以下のようにあげられます。パソコンショップによって、取り扱っている PC パーツの種類は異なりますので、もしあるパソコンショップで一緒に購入したい PC パーツが見つからなかったら、別のパソコンショップも見てみるのがおすすめです。
フェイス
PC パーツの安さに優れたパソコンショップです。DSP 版と一緒に購入できる PC パーツの種類が多いです。
ツクモ
パソコン関連商品が豊富で、安さに優れたパソコンショップです。DSP 版の販売にも力を入れており、組み合わせて購入可能な PC パーツの種類は多いです。
ドスパラ
PC パーツのラインナップが多く、安さにも優れたパソコンショップです。DSP 版と一緒に購入できる PC パーツの種類が多く、選択の幅が広がります。