RAID - ノートパソコンの選び方

最終更新日 2016年08月25日

RAID とは

データの読み書き速度の向上、データの安全性の向上を実現する

RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)は、複数のストレージを利用して、データの読み書き速度の向上、データの安全性の向上を実現するために使われる技術です。

データの読み書き速度を向上させる場合は、データを複数のストレージに分散させて書き込み、必要に応じて書き込んだデータを読み込みます。例えば、ストレージ1台だと2回の書き込み処理が発生するデータの場合、RAID によりストレージ2台に分けてデータを書き込めば、1回の書き込み処理で済み、理論上は書き込み速度が2倍になります。

データの安全性を向上させる場合は、データを複数のストレージに同じように書き込みます。例えば、RAID によりストレージ2台に同じデータを書き込んでおけば、片方が故障しても、もう片方からデータを読み込めますので、両方故障しなければデータを失わずに済みます。

RAID レベル一覧

RAID 構築に必要なストレージの数、データの読み書き速度の向上を実現するのか、データの安全性の向上を実現するのか、両者共に実現するのかは、RAID のレベルによって決まります。

以下は、主な RAID レベル一覧です。

種類 特徴
RAID0 複数のストレージに分けてデータを記録します。データの読み書き速度の向上が可能ですが、データの安全性の向上にはなりません。
RAID1 複数のストレージに同じデータを記録します。どれかのストレージが故障してもデータを保護できます。普通2台のストレージに同じデータを記録します。使用できるストレージ容量が半分になりますが、データの安全性の向上が可能です。
RAID5 複数のストレージに分けてデータとエラーを訂正するための情報パリティを記録します。パリティに使用する容量はストレージ1台分となります。どれか1台のストレージが壊れても他のストレージに記録されたパリティよりデータを復旧できます。RAID5 設定を利用するには3台以上のストレージが必要です。
RAID6 RAID5 と似ていますが、データとエラーを訂正するための情報パリティの記録容量がストレージ2台分となります。どれか2台のストレージが壊れても他のストレージに記録されたパリティよりデータを復旧できます。RAID6 設定を利用するには4台以上のストレージが必要です。
RAID10
(RAID0+1)
RAID0 と RAID1 を組み合わせた記録方式です。例えば4台のストレージがあるとして、2台ずづ分けAとBのグループに分けるとします。AとBそれぞに RAID0 としてデータが記録されます。AとBそれぞれに同じデータが保存されているためどちらかが故障してもデータは保護されます。RAID10 設定を利用するには4台以上のストレージが必要です。

RAID の選び方

小型ノートパソコンでは、RAID 構築は難しい

RAID を利用するには、最低2台のストレージが必要です。小型ノートパソコンは、内部スペースが狭く、複数のストレージの搭載ができないため、RAID 構築は難しいです。

RAID 構築ノートパソコンは少ない

RAID を利用するには、複数のストレージを搭載可能であるサイズが大きめのノートパソコンに絞って選ぶ必要がありますが、それでも RAID 構築ノートパソコンは少ないです。そのため、RAID 構築ノートパソコンを探すのに苦労します。

BTO カスタマイズで RAID 構築の選択が可能なノートパソコンもありますが、このようなノートパソコンも少ないです。

RAID 構築ノートパソコンが少ないのは、家庭用途では RAID を利用する必要性が低く、需要が少ないためと考えられます。

RAID 構築してデータの読み書き速度を向上させる必要性は低い

RAID を利用するメリットは、データの読み書き速度の向上とデータの安全性の向上です。

データの読み書き速度の向上は魅力的なメリットですが、技術進歩によってデータの読み書き速度は十分向上しているため、RAID 構築してまでデータの読み書き速度を向上させるメリットは小さいです。特に HDD よりもデータの読み書き速度に優れた SSD の登場が大きく、SSD のデータの読み書き速度に対して不満は感じにくいです。

まだまだデータの読み書き速度の向上が重要になってくる業務用途であれば、RAID 構築してデータの読み書き速度を向上させる必要性は高いですが、家庭用途であれば RAID 構築しなくてもデータの読み書き速度は十分ですので、RAID 構築にする必要性は低いです。

RAID 構築してデータの安全性の向上させる必要性は低い

データの安全性の向上も魅力的なメリットですが、ストレージに高い負荷がかかる中、データを損失する事なく、24時間365日システムが停止せずに稼動し続けなればならないサーバー向けのメリットです。このような条件では、ストレージが早く寿命を迎えてしまう確率が高く、データの損失やシステムの停止は深刻な問題となりますので、RAID 構築が必須となります。

家庭用途でもストレージに何らかのトラブルが発生してパソコンが使えなくなるのは困りますが、ストレージが早く寿命を迎えてしまうほど酷使はされる事は少なく、ストレージ以外の PC パーツも故障等のトラブルが発生する事も考慮すれば、ストレージを RAID 構築しておくよりは、予備のパソコンを用意しておく方が良いです。

また、RAID 構築してデータの安全性を向上させておけば、データ損失のリスクを減らせますが、RAID 構築していてもコンピューターウイルスの感染や誤操作、紛失、事故等でデータを損失するリスクがありますので、RAID 構築しておくよりは定期的なバックアップをしておく方が重要です。

バックアップ後から新規作成したデータや編集したデータを失いたくないのであれば、RAID 構築してデータの安全性を向上させる必要がありますが、そこまでしておく価値があるのか検討して決める必要があります。例えば、動画編集や画像編集で、同じ時間をかけても二度と同じ作品を作れないようなクリエイティブな作業にノートパソコンを使うなら、RAID 構築してデータの安全性を向上させておく方が良いです。

RAID レベルの選び方

主流は RAID0 か RAID1

RAID の利用が必要となるため、RAID 構築ノートパソコンを選ぶ場合は、RAID レベルに注目して選ぶ必要があります。家庭用途で使われるようなノートパソコンで見られる RAID レベルは、RAID0 か RAID1 です。

他の RAID レベルは必要なストレージ台数が多く、ノートパソコンでは RAID 構築が難しくなるという理由もありますが、RAID0 と RAID1 以外の RAID レベルは、業務用途向けの本格的な RAID 構成ですので、ノートパソコンに限らずデスクトップパソコンでも見られません。

読み書き速度の向上を実現するなら RAID0

ノートパソコン使用目的に応じて RAID レベルを選ぶ必要がありますが、データ読み書き速度を向上させたいなら RAID0 を選ぶ必要があります。

RAID0 では、1台のストレージが故障したら、別のストレージのデータも損失してしまうリスクがある事を承知しておく必要があります。

データ安全性の向上を実現するなら RAID1

データの安全性を向上させたいなら、RAID1 を選ぶ必要があります。RAID1 の場合は、ストレージ容量が半分になる事を考慮して、ストレージ容量を選ぶ必要があります。例えば、容量 100GB のストレージ2台で RAID1 にすると、使える容量は 200GB の半分 100GB になります。


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