パソコンの選び方と買い方

CPU

最終更新日 2008年03月26日

CPU の選び方

ノートパソコンの CPU には次のようなものがあります。

CPUの名称 主な特徴
インテル Core 2 Extreme
モバイル・プロセッサ
クアッドコア搭載の最新高性能CPU。ハイスペックモデルに搭載されています。
インテル Core 2 Duo
モバイル・プロセッサ
デュアルコア搭載の最新高性能CPU。電力効率に優れ、ハイスペックモデルによく搭載されています。
インテル Core Duo
モバイル・プロセッサ
デュアルコア採用した高性能CPU。スタンダードモデルによく搭載されています。
Pentium M の後継CPU。
インテル Core 2 Solo
モバイル・プロセッサ
シングルコア搭載のCPU。省電力性に優れモバイルノートパソコンによく搭載されています。
インテル Core Solo
モバイル・プロセッサ
Core Duo の派生CPU。Core Duo と違いシングルコア。Celeron M の後継CPUに値。エントリーモデル、またはスタンダードモデルによく搭載されています。
インテル Celeron プロセッサ
(2007年〜)
2007年から登場したCPUで、従来のCeleronとは違う設計となっていますが、低価格でありエントリーモデル向けCPUである事には変わりありません。
インテル Pentium M プロセッサ 薄型軽量ノートPC用で低電力。クロック周波数は低いが、高性能。表示クロック周波数に約+1.0足した値をもつデスクトップのCPUに匹敵。Core Duoが出るまでは、ハイスペックモデルによく搭載されていたCPUです。今はスタンダードモデルによく搭載されることが多くなりました。
HT テクノロジ モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ HT対応のデスクトップ用をノート用にしたもの。今はあまり見られません。
モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ デスクトップ用をノート用にしたもの。今はあまり見られません。
モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ -M 上記のよりさらにマルチメディアの処理能力に優れたCPU。今はあまり見られません。
インテル Celeron M プロセッサ 薄型軽量ノートPC用でさらなる低電圧。低価格。クロック周波数は低いが、理由は Pentium M と同じ。エントリーモデルによく搭載されています。
モバイル インテル Celeron プロセッサ デスクトップ用をノート用にした低価格なCPU。今はあまり見られません。


AMD Turion 64 X2 モバイル・テクノロジ デュアルコア採用の最新高性能CPUで、ハイスペックモデルによく搭載されています。
AMD Turion 64 モバイル・テクノロジ 薄型軽量ノート向けにさらに改良することにより低電圧、低発熱を実現したCPUです。スタンダードモデルによく搭載されています
ノートブックPC向け AMD Athlon 64 X2 デュアルコア・プロセッサ デュアルコア搭載のCPUで、価格と性能とのバランスに優れコストパフォーマンスが高いです。
モバイル AMD Athlon 64 薄型軽量ノートPC向けで低電圧を実現したCPUです。今はあまり見られません。
ノートPC向け AMD Athlon 64 デスクトップ用をノート用にしたもの。今はあまり見られません。
モバイル AMD Sempron モバイル AMD Athlon 64 の廉価版。低価格で、エントリーモデルによく搭載されています。
モバイル AMD Athlon XP-M あらゆるノートPC向けに設計されたCPUです。今はあまり見られません。


Efficeon 省スペース超低電圧。超小型ノートPCにも対応したCPUですが、あまり見られないCPUです。

ノートパソコンは、高性能な CPU を選んでも発熱量や消費電力が問題になる事が多かったですが、インテルの最新高性能CPUであるCore 2 Duo等、電力効率に優れたモバイル向けCPUが登場したことにより、画像処理、動画処理、PCゲーム等のCPUに高負荷がかかる作業を十分満足できるくらいにこなすハイパフォーマンスノートパソコンの機種が増えてきました。

低価格CPU

低価格でノートパソコンを買いたいのであればCeleron系かSempron系の低価格CPUを選ぶとパソコン全体の価格を抑えられます。性能は他の上位モデルCPUと比べると低いですが、ワープロソフトやインターネット、メールなどに使用するのが目的であり、動画の編集やPCゲームなどパソコンに負荷がかかる操作をしないのであれば十分使えます。

クロック周波数

CPUの性能の判断にはクロック周波数(動作周波数)を見ます。これが大きいほど一定時間のパソコンの処理能力が高いです。他にもCPUの性能にはキャッシュメモリなども関係しますが、パソコンに搭載されるCPUを選ぶ際はあまり選択性がありません。

プロセッサナンバとモデルナンバ

最近のCPUにはクロック周波数ではなくプロセッサナンバー(インテル社の場合)またはモデルナンバー(AMD社の場合)と呼ばれる数字で表されていることがあります。この数字が高いほどCPUの性能が高いとメーカーが決めています。例えば Pentium 4 520 と表記されていればプロセッサナンバーは 520 であり、Athlon 64 2800+ の場合モデルナンバーは 2800 です。しかしこれではクロック周波数はわかりません。なぜならクロック周波数だけでなく、他の CPU の性能や製造方法などによってもナンバーが変わるからです。よってこれらのナンバーしか表記されていないのであれば、CPU製造メーカーのホームページでナンバーと性能の対応表を見て確かめるしかありません。

また高性能CPUでもプロセッサナンバーの値によってはスタンダードモデル向けの場合もあります。例えばハイスペックモデル向けの高性能CPUのCore 2 Duoは、プロセッサナンバーの値の違いにより処理速度が結構違います。よってCore 2 Duoだけでなく、モデルナンバーも見てどれくらいの性能か判断しておく必要があります。しかし、モデルナンバーだけでは性能の判断が難しいです。よってメーカーでははじめからこのモデルはハイスペックモデルなどと表記しているので、それと他にパソコン全体の価格から判断するのもCPUの処理速度の速さを判断する1つの方法です。例えばあるメーカーが販売しているノートパソコンシリーズに注目する場合、一番安い価格から一番高い価格の間で3等分します。すると一番安い価格帯がエントリーモデル、中間の価格帯がスタンダードモデル、一番高い価格帯がハイスペックモデルとなります。ただし、あるメーカーではハイスペックモデルは販売していない場合などがありますので注意が必要です。よってノートパソコンのラインナップが豊富なメーカー(NEC、ソニー、富士通など)のモデルを見てみると大変参考になります。

キャッシュメモリ、システムバス、チップセット

他に CPU 関連のスペックがあります。主に以下のようなものがあります。

CPU 関連の
スペック
見方
キャッシュメモリー CPU内部にあるメモリーのことです。容量は小さいですが高速なアクセスができます。

1次キャッシュ、2次キャッシュがあり、前者からアクセスしていき必要なデータがなかったらメインメモリーへアクセスします。さらに3次キャッシュがあるものもあります。キャッシュメモリーの容量が大きいほどパソコンの処理速度が向上します。
システムバス
( FSB クロック)
CPU 内部の動作の速さを表します。この数値が大きいほど CPU とメインメモリー、チップセット間のデータの転送速度が向上します。
チップセット チップセットとはパソコンの各パーツの管理や制御を行うもので、チップセットの種類によって使える CPU、メインメモリー、インターフェース、各パーツのデータ転送形式等が決まります。

パソコンのカタログ等ではチップセットの種類のみ記載されていることがほとんどです。最新のパーツや機能に対応しているかどうかは、製造メーカーのホームページに行って確認することができます。例えばインテル製チップセットの場合は、インテルのホームページにチップセットについて詳細に記載されています。

これら CPU 関連のスペックは、CPU の種類と動作周波数の決定でほぼ決まってしまうため、あまり選択の余地がありません。最新のパソコンであれば、最新のCPUが使われていますので自動的にこれらのスペックも新しいので大丈夫ですが、激安パソコン等は、やや古めのCPUを使って価格を抑えている場合がありますので、一応確認しときましょう。特にチップセットはできるだけ新しいものを選びたいです。

パソコン使用目的別にCPUを選ぶ

使用目的 おすすめCPU
パソコンに高負荷がかかるPCゲームや動画編集、画像編集を頻繁に行いたい。

予算が十分あり、パソコンにお金をかけたい。
Core 2 Extreme
Core 2 Duo
Pentium M
Turion 64 X2 モバイル
Turion 64 モバイル
インターネットやメール、テレビやDVDの視聴にパソコンを使用し、特に高負荷がかかる作業をパソコンで行わない。

予算をなるべく抑えたい。
Core Duo
Core Solo
Celeron M
Sempron モバイル
ノートパソコンをバッテリー駆動で使用する機会が多い。 Core 2 Duo
Core Duo
Core 2 Solo
Pentium M

デスクトップ用のCPUを搭載したノートパソコンは少なく、ほとんどの機種がノートパソコン用に開発されたCPUを搭載しています。CPUを選ぶ際はノートパソコン専用のCPUの中から選びたいです。中にはスペックを重視してデスクトップ用をノート用にしたCPUを搭載している機種も数少ないですがあります。