ネットワーク機能 - ノートパソコンの選び方

最終更新日 2016年08月25日

ネットワーク機能の選び方

有線 LAN と無線 LAN、BlueTooth

ノートパソコンのネットワーク機能には、主にインターネット接続に使う有線 LAN と無線 LAN、主に周辺機器との接続に使う BlueTooth があります。

無線 LAN と BlueTooth は、たいていのノートパソコンに搭載されており、非搭載のノートパソコンを探すのは難しいほどです。有線 LAN は、コネクタ形状が大きく薄型化には不利なため、薄型ノートパソコンには搭載されていないモデルが多いです。

後から付け加えられる

それぞれのネットワーク機能が必要であれば、搭載されているノートパソコンを選ぶ方が良いですが、非搭載でも後から付け加えられます。

有線 LAN は USB 接続で使用する有線 LAN 端子と USB 端子を変換するアダプターを、無線 LAN は USB 接続で使う無線 LAN 子機を、BlueTooth は USB 接続で使用する BlueTooth と USB 端子を変換するアダプターを、別途購入すれば付け加えられます。

そのため、必要なネットワーク機能が搭載されていないノートパソコンを選んでも問題ありません。ただし、これらのネットワーク機能を付け加えられる周辺機器は、紛失等のリスクがあるため、ノートパソコンを外出先に持ち運びして使用するなら、必要なネットワーク機能が搭載されているノートパソコンを選ぶのがおすすめです。

ノートパソコンにあると便利な無線 LAN

場所を選ばずにインターネット

どのパソコンにも有線 LAN コネクタは標準でついてるので大丈夫ですが、ノートパソコンには、無線 LAN があると便利です。ノートパソコンは自由に移動できるので、無線 LAN があれば、自由に移動してインターネットできます。

特に、外出先で無線を使ってインターネットを使いたいのであれば、無線 LAN がついているモデルを選びたいです。もちろん自宅で無線 LAN を使いたいのであれば、無線 LAN が搭載されているモデルを選びたいです。わずらわしい接続ケーブルが少なく済みますし、ノートパソコンならではの機動力が活かせます。

たいていのノートパソコンには、無線 LAN が搭載されているものですが、中には搭載されていないモデルもあります。また、無線 LAN には、幾つかの規格があり、無線 LAN を搭載していても、全ての規格に対応した無線 LAN であるとは限らないので注意が必要です。

無線 LAN を、購入後に追加可能

無線 LAN が付いていなくても、後から無線 LAN を追加して無線 LAN を利用できるようにする事が可能です。そのため、無線 LAN を利用したい場合でも、無理に無線 LAN が付いているノートパソコンを選ぶ必要はありません。また、当初は無線 LAN を利用予定が無くて、無線 LAN が付いていないノートパソコンを選び、後から無線 LAN を利用が必要になっても大丈夫です。

無線 LAN を利用するには、親機(アクセスポイント)と子機(無線 LAN アダプタ)が必要になりますが、後者の子機を購入してノートパソコンに接続すれば、無線 LAN が使えるノートパソコンとなります。

子機には、ノートパソコンのPC カードスロットに差し込む製品や、USB で接続する製品があります。PC カードスロットが無いノートパソコンはあっても、USB が無いノートパソコンは探すのが困難な程ですので、どのノートパソコンでも USB 接続で使う子機を追加購入すれば、無線 LAN を利用できるようになると言えます。

無線 LAN 規格

無線 LAN 規格一覧

無線 LAN には、以下のような規格が存在します。最高通信速度(理論値)や最高実行速度(実際に利用した場合の通信速度)も重要ですが、使用用途や使用環境によって周波数干渉性や通信距離、透過性も重要になってきます。


IEEE802.11g IEEE802.11b IEEE802.11a
周波数帯 2.4GHz 帯 2.4GHz 帯 5.2GHz 帯
最高
通信速度
54Mbps 11Mbps 54Mbps
最高
実効速度
20Mbps〜25Mbps 4Mbps〜5Mbps 20Mbps〜25Mbps
周波数
干渉性
他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。 他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。 干渉しにくい。
通信距離 遠距離に強い。 遠距離に強い。 遠距離に弱い。
透過性
(障害物)
障害物に強い。 障害物に強い。 障害物に弱い。


IEEE802.11n IEEE802.11ac
周波数帯 2.4GHz 帯
5.2GHz 帯
5.2GHz 帯
最高
通信速度
600Mbps (※1) 6900Mbps(6.0Gbps)
最高
実効速度
100Mbps 以上 1000Mbps(1Gbps)以上
周波数
干渉性
・2.4GHz 帯使用時
他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。
・5.2GHz 帯使用時
干渉しにくい。
干渉しにくい。
通信距離 ・2.4GHz 帯使用時
遠距離に強い。
・5.2GHz 帯使用時
遠距離に弱い。
遠距離に強い。
透過性
(障害物)
・2.4GHz 帯使用時
障害物に強い。
・5.2GHz 帯使用時
障害物に弱い。
障害物に強い。

※1 通信速度高速化技術チャネルボンディング(利用チャネル数2)、MIMO(利用アンテナ数4本)対応時

無線 LAN 規格の互換性

親機と子機で通信するためには、無線 LAN 規格が一致している必要がありますが、一部の無線 LAN 規格は互換性を維持していますので、無線 LAN 規格が一致していなくても通信が可能な場合があります。

以下は、通信可能な無線 LAN 規格の組み合わせです。

子機\親機 b g a n ac
2.4GHz 帯 5.2GHz 帯
b × × ×
g × × ×
a × × ×
n 2.4GHz 帯 × × ×
5.2GHz 帯 × × ×
ac × × ×
○通信可能
×通信不可

無線 LAN の各規格について、簡易に記載すると以下のようになります。

IEEE802.11b

IEEE802.11b は、今では古い規格となり、この規格で無線 LAN を利用する事はあまり無いと言えます。

IEEE802.11g

IEEE802.11g は、広く普及している規格です。IEEE802.11b と互換性があり、例えば親機が IEEE802.11g に対応し、子機が IEEE802.11b に対応し、両者異なる規格であっても無線 LAN で通信可能です。

IEEE802.11g は、周波数の干渉を受けやすいというデメリットがあります。無線 LAN では、チャネルと呼ばれる周波数の幅を使用して通信を行いますが、このチャネル数には限りがあります。最近は、無線 LAN がかなり普及し、同じチャネルを使用して通信している無線 LAN が近くに存在している事が多いです。また、重複してチャネルが使用されていなくても、隣のチャネルが使用されていると、周波数の幅が重なってしまう部分が生じてしまいます。また、電子レンジ等の家電製品から発生する周波数の幅と重なってしまう事もあります。

このように使用しているチャネルが重複してしまうと、通信速度が低下し、さらに通信が不安定となり度々接続が切れてしまうといった事態になりやすくなります。

IEEE802.11g にこのようなデメリットがありますが、遠距離に強く、障害物にも強いというメリットがあります。電波の遮蔽する度合いが高い床や壁では無理ですが、たいていの床や壁なら透過しますので、親機と子機が床や壁をまたいでいても、十分電波が届くため、無線 LAN で通信が可能となります。

IEEE802.11a

IEEE802.11a は、遠距離に弱く、障害物にも弱いというデメリットがあります。そのため、親機と子機が床や壁をまたぐと、通信できない可能性が高いです。

ただし、このデメリットを打ち消すほどのメリットがあります。それは、周波数の干渉の受けにくさです。IEEE802.11a では、他の規格と比べてチャネル数が多く、隣のチャネルと重なってしまう周波数の幅がありません。また、電子レンジ等の家電製品から発生する周波数の幅と重なってしまう事が少なく、結果として周波数の干渉を受けにくく、安定した高速通信が実現できる可能性が高いです。

IEEE802.11a は屋外で利用するには電波法により許可が必要であり、実質屋内専用の無線 LAN 規格ですので、IEEE802.11a 対応のみの無線 LAN 機器は滅多にありません。

IEEE802.11n

IEEE802.11n は、IEEE802.11a/b/g の3つの規格と互換性がありながら、高速化技術により通信速度が向上した無線 LAN 規格です。既存規格をさらに高速化した規格と言えます。

IEEE802.11n は、2つの周波数帯 2.4GHz 帯、5.2GHz 帯の内、どちらか一方を使用して通信を行います。親機と子機1で 2.4GHz 帯を使用して通信を行い、親機と別の子機2で 5.2GHz 帯を使用して通信を行う事もできます。

周波数干渉性や通信距離、透過性は、使用する周波数帯で決まります。2.4GHz 帯であれば IEEE802.11b/g と一緒であり、5.2GHz 帯であれば IEEE802.11a と一緒になります。

また、IEEE802.11n について注意しておきたい点がありますが、IEEE802.11n に対応していても2つの周波数帯 2.4GHz 帯、5.2GHz 帯を使用可能とは限らず、どちらか一方の周波数帯のみ使用できるとなっている場合があります。特に見られるのは、周波数帯 2.4GHz 帯のみ使用可能となっている IEEE802.11n 対応無線 LAN 機器です。この場合だと、IEEE802.11a とは互換性が無く、また通信相手側の無線 LAN 機器が IEEE802.11n 対応で 2.4 GHz 帯と 5.2GHz 帯を使用可能であっても、5.2GHz 帯を使用した通信はできません。

IEEE802.11ac

IEEE802.11ac は、IEEE802.11n の後継となる無線 LAN 規格です。高速化技術によって大幅に通信速度が向上しています。

IEEE802.11ac は、同じ周波数帯 5.2GHz を利用する無線 LAN 規格 IEEE802.11a、IEEE802.11n(5.2GHz 帯使用)と互換性がありますが、周波数帯 2.4 GHz を利用する無線 LAN 規格 IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n(2.4GHz 帯使用)と互換性がありません。

そのため、IEEE802.11ac に対応している親機や子機を選ぶ場合は、通信相手が互換性ある無線 LAN 規格に対応しているか確認する必要がありますが、周波数帯 2.4GHz を利用する親機や子機はまだまだ多いせいか、IEEE802.11ac に対応している親機や子機は、たいてい周波数帯 2.4 GHz を利用する無線 LAN 規格にも対応しています。

無線 LAN の規格の選び方

親機が対応している無線 LAN 規格と合わせる

無線 LAN を利用するには、親機(アクセスポイント)と子機(無線 LAN アダプタ)が必要になります。親機は無線 LAN ルーター等であり、ノートパソコンは子機側になります。親機と子機間で無線 LAN で通信する場合は、両者同じ規格である必要があります。(規格によっては互換性があり、異なる規格であっても通信可能です。)そのため、既存の親機と接続できるよう無線 LAN 搭載ノートパソコンを選ぶ際は、親機側が対応する無線 LAN 規格を確認し、その親機と通信可能な無線 LAN 規格となっているか確認が必要です。

親機側も子機側も、たいていは複数の無線 LAN 規格に対応していますので、お互いで接続できないとなってしまうような組み合わせとなってしまう事態は発生しにくいですが、念のため確認しておくと良いです。

使用用途や使用環境に合わせて選ぶ

インターネットやメール等、一般的な使用用途であれば、どの無線 LAN 規格でも問題ないですが、使用用途によっては望ましい無線 LAN 規格があります。

インターネットの動画配信サービス等、大量のデータを安定してやり取りする場合は、周波数の干渉を受けにくく、かつ高速通信が可能な IEEE802.11a や IEEE802.11n(5.2GHz 帯使用)、IEEE802.11ac に対応した無線 LAN 搭載ノートパソコンを選ぶのが望ましいです。

また、オンラインゲームでは、周波数の干渉があると、切断が度々発生したりしやすいので、同じく IEEE802.11a や IEEE802.11n(5.2GHz 帯使用)、IEEE802.11ac が望ましいです。

屋内で、床や壁を意識する事なく、どこでも無線 LAN を使用したい場合は、遠距離と障害物に強い IEEE802.11g や IEEE802.11n(2.4GHz 帯使用)に対応した無線 LAN 搭載ノートパソコンを選ぶのが望ましいです。

IEEE802.11ac も遠距離と障害物に強くなっていますので、周波数の干渉の受けにくさと高速通信も求めるのであれば、IEEE802.11ac に対応した無線 LAN を搭載するノートパソコンを選ぶと良いです。

既存の親機と接続できるように選ぶ事も考慮すると、親機側が対応している無線 LAN の規格によって、選びたくても選べない事があるかもしれません。その場合は、親機を買い替えてでも、自分の使用用途や使用環境に合う無線 LAN 規格に対応したノートパソコンを選びたいです。

無線 LAN 規格を後回しにして選ぶ

無線 LAN の規格について間違って選んでしまったりしても、後から USB 接続タイプ等の外付け子機(無線 LAN アダプタ)を追加購入して使えば解決できます。

また、ノートパソコンにしっかりとした子機が内蔵されているとは限らず、しっかりとした外付け子機の方が、より安定した通信、より高速な通信が実現する場合もあります。

そのため、無線 LAN 規格については特にこだわらずに、ノートパソコンを選んでも問題は無いと言えます。もちろん、はじめから自分の使用用途や使用環境に合った無線 LAN 規格に対応した無線 LAN が使えるようになっているノートパソコンを選ぶ方が望ましいですが、例えば、自分が望む無線 LAN の規格に対応していないけれども、他に関しては満足できるノートパソコンであれば、これを選び、無線 LAN 規格については外付け子機(必要に応じて親機も)の追加購入で解決するのも、選び方の1つです。

IEEE802.11a/b/g/n/ac 全ての規格がそろっていれば安心

現在使われている主な無線 LAN 規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac 全てそろっていれば、あらゆる規格に対応できますので安心ですが、全ての無線 LAN 規格に対応しているノートパソコンはあまり見られません。

IEEE802.11b/g の2種類がよく使われてきた規格ですので、最低 IEEE802.11b/g の規格に対応している無線 LAN を搭載したノートパソコンであれば、規格の相違により通信できないといったトラブルに合う事は滅多に無いです。

親機との距離が近く、間に障害物が少なければ、周波数の干渉を受けにくく、通信速度が速い IEEE802.11a が便利になってきますが、それよりは規格 IEEE802.11n や IEEE802.11ac に対応かどうかを重視して選んだ方が良いです。

IEEE802.11n に関しては注意が必要で、IEEE802.11n に対応していても、2.4GHz 帯と 5.2GHz 帯の両者が使えるとは限りません。特に 2.4GHz のみ使えて、5.2GHz 帯が使えないのがよく見られ、対応規格が IEEE802.11b/g/n となっていた場合は、要注意です。たいていは、IEEE802.11n に対応していれば、互換性を持つ IEEE802.11a/b/g にも対応しているものですが、使用周波数帯が 5.2GHz 帯である IEEE802.11a に対応してないという事は、IEEE802.11n に対応していても、5.2GHz 帯が使えないとなっている場合が多いです。


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