外部インターフェース - ノートパソコンの選び方

最終更新日 2016年08月25日

外部インターフェースとは

外部インターフェースは、パソコン周辺機器と接続するために使用します。どのノートパソコンにも十分な外部インターフェースが搭載されていますが、必要な外部インターフェースがある場合は、ノートパソコンの外部インターフェースに関する仕様をよく見て選ぶ必要があります。

ノートパソコンの外部インターフェースは少なめ

ノートパソコンは構造上仕方ないですが、外部インターフェースが少なめです。特に小型のノートパソコンほどその傾向は顕著です。なので、もし外部インターフェースが豊富なノートパソコンを選びたい場合は、A4 サイズ以上の大型ノートパソコンを選ぶ必要があります。

もし、小型ノートパソコンを選ばざるを得ないのであれば、外部インターフェースの少なさに妥協して選ぶ必要があります。

外部インターフェースの追加

ノートパソコンは購入後に PC パーツの交換や追加等をして外部インターフェースを増やす事は難しいですので、必要な外部インターフェースがあれば、はじめから搭載されているノートパソコンを選ぶ事が重要です。しかし、今は様々なインターフェース変換ケーブルや変換アダプタがあり、ある外部インターフェースを別種類の外部インターフェースと接続可能となるケースが多いです。

例えば、廃れた外部インターフェース PC カードスロットを搭載するノートパソコンは見られませんが、USB であればどのノートパソコンにもあります。そこで、USB 接続で使用する PC カードスロット変換アダプタを使用すれば、USB が搭載されているノートパソコンで PC カードスロットに挿して使用する PC カードが使えるようになります。

このように、ノートパソコンに必要な外部インターフェースが無くても、インターフェース変換ケーブルや変換アダプタを利用して、ノートパソコンに外部インターフェースを追加する事ができますので、必要な外部インターフェースが無くてもインターフェース変換ケーブルや変換アダプタで対応できるのであれば、必要な外部インターフェースが搭載されていないノートパソコンを選んでも問題ないと言えます。

パソコン周辺機器との接続によく使われる USB

どのノートパソコンにも付いている USB

USB は、パソコン周辺機器との接続によく使われる外部インターフェースです。USB が付いていないノートパソコンを見つけるのが困難なほどですが、USB が無くてもノートパソコンを使えない事はありません。しかし、USB 接続式マウスや USB メモリー、外付け HDD 等、ノートパソコンを使う上で USB を使う機会は必ずと言っていいほどありますので、USB は必須の外部インターフェースと言えます。

USB の数

USB は、ノートパソコン1台に複数付いているものですが、できれば3つ以上欲しいところです。USB の数が多いほど、複数のパソコン周辺機器と同時に接続でき便利です。ただし、手軽に持ち運べる小型サイズとなると2つ程度しか無い場合が多いですが、小型サイズを選ぶなら構造上 USB が少なくても仕方ありません。

USB の数が少なくても、USB ハブと呼ばれるパソコン周辺機器を利用する手があります。USB ハブを利用すれば、1つの USB を複数の USB に増やせますので、ノートパソコンに搭載される USB の数について、あまり気にせずに選んでも問題ないと言えます。

USB の転送速度

USB について注目すべき点で、USB の規格があります。USB 規格によってデータの転送速度が決まりますので、できるだけデータを速くやり取りしたい場合は、新しい規格の USB が採用されているノートパソコンを選ぶ事が重要となってきます。以下に USB 規格別の転送速度を載せます。

種類 データ転送速度
USB1.1 12Mbps
USB2.0 480Mbps
USB3.0 5Gbps
USB3.1(Gen1) 5Gbps
USB3.1(Gen2) 10Gbps

最近の新しいモデルでは見られなくなりましたが、転送速度の遅い USB1.1 はもう時代遅れです。最新の規格は、USB3.0 であり、転送速度が大幅に向上しています。最新の USB3.0 が搭載されているノートパソコンを選ぶのが望ましいですが、USB2.0 でも十分速いですので、よほどデータを高速にやり取りする必要がない限り、USB2.0 でも問題はありません。

電源オフ、スリープ、休止状態時における USB 充電機能

USB は電力の供給ができるため、スマートフォン等の充電に利用できます。通常はノートパソコンが起動している必要があり、電源オフ、またはスリープ、休止状態では電力供給が停止するため、充電できません。

しかし、このような状態でも電力供給して充電が可能な機能があり、電源オフ USB 充電機能やパワーオフ USB 充電機能、USB スリープアンドチャージ等と呼ばれます。このような機能に対応していれば、例えばノートパソコンの電源をオフにして鞄に入れた状態でスマートフォンと USB 接続して充電する事が可能となります。

もし、電源オフ、スリープ、休止状態時でも、USB を利用してスマートフォン等を充電する使い方をしたいのであれば、上記の機能に対応した USB を搭載するノートパソコンを選ぶ必要があります。

音声入出力端子

主な音声入出力端子一覧

以下は、主な音声入出力端子です。

マイク入力端子 ・マイクとの接続に使用します。
・どのノートパソコンにも搭載されています。
ヘッドフォン出力端子 ・イヤホンやヘッドフォンとの接続に使用します。
・どのノートパソコンにも搭載されています。
ライン入力端子 ・オーディオプレーヤー等の外部 AV 機器との接続に使用します。
・たいていのノートパソコンに搭載されています。
ライン出力端子 ・外付けスピーカー等の外部 AV 機器との接続に使用します。
・たいていのノートパソコンに搭載されています。
光デジタルオーディオ
入力端子
・オーディオプレーヤー等の外部 AV 機器との接続に使用します。
・搭載されているノートパソコンは無きに等しいです。
光デジタルオーディオ
出力端子
・外付けスピーカー等の外部 AV 機器との接続に使用します。
・搭載されているノートパソコンは無きに等しいです。

使用したい音声入出力端子が全て搭載されているノートパソコンを選ぶのが望ましいですが、光デジタルオーディオ入力端子、出力端子が搭載されているノートパソコンは無きに等しいため、USB 接続で使用する光デジタルオーディオ入力端子、出力端子と USB を変換するアダプタを利用する方が良いです。

以下に、それぞれの音声入出力端子について詳しく記載します。

マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子

ノートパソコンにマイク入力端子があると、マイクを接続して録音したり、音声通話等ができます。

ヘッドフォン出力端子があれば、イヤホンやヘッドフォンと接続して、外部に音を漏らさずに使用できます。

このようにマイク入力端子とヘッドフォン出力端子は、マイクやヘッドフォンと接続するために使います。どちらもよく使われますので、どのノートパソコンにも付いています。

ライン入力端子、ライン出力端子

ライン入力端子は、マイク入力端子と似ていますが、信号レベルの取り扱いに違いがあります。信号レベルは音量の事を表していると思って良いです。

ライン入力端子は、信号レベルを増幅させませんが、マイク入力端子では増幅させます。その理由は、マイクから来る信号レベルは小さいので、そのままでは音量が小さすぎるからです。そのため、例えば外部 AV 機器のライン出力端子とマイク入力端子を接続すると音量が大きくなりすぎて音割れが発生します。

ライン出力端子とヘッドフォン出力端子も信号レベルの取り扱いに関して違いがあります。ライン出力端子は一定の信号レベルで出力しますが、ヘッドフォン出力端子では信号レベルを変えて出力できます。外部の AV 機器と接続するならライン出力端子と接続する方が望ましいですが、ヘッドフォン出力端子と接続しても問題ありません。ただし、ヘッドフォン出力端子と接続する場合は信号レベルの調節に注意が必要です。信号レベルが大きすぎる、すなわち音量レベルが大きく調節されたままだと外部の AV 機器から突然大きな音が出たり、音割れします。

このようにライン入力端子とライン出力端子は、外部の AV 機器等と接続するために使用します。ノートパソコンでは需要が高くないせいか、ライン入力端子とライン出力端子が付いていないノートパソコンがよく見られます。必要であればライン入力端子とライン出力端子が付いているノートパソコンを選ぶ必要があります。

光デジタルオーディオ入力端子、出力端子

光デジタルオーディオ入力端子、出力端子は、音声データをデジタル信号でやり取りでき、 他の音楽関連の AV 機器(コンポやホームシアターセット等)とつなげるとき、音質の劣化がほとんど発生しません。コネクタの形状により角型と丸型に分かれますが、両者は変換ケーブルを使って接続(角型⇔丸型)が可能です。

音質にこだわるのであれば利用したい端子ですが、あまり需要がないせいか、光デジタルオーディオ入力端子、出力端子を搭載するノートパソコンは滅多に見られません。USB 接続で使用する光デジタルオーディオ入力端子、出力端子と USB を変換するアダプタがありますので、必要であればこの変換アダプタを利用する手があります。

映像入出力端子

映像入力端子は無きに等しい

ノートパソコンには、どのモデルにも映像出力端子が搭載されてきましたが、映像入力端子が搭載されたモデルは非常に少ないです。

ノートパソコンを液晶モニターとして使いたいというニーズはあると思われますが、需要が少ないせいか映像入力端子搭載モデルは無きに等しいです。

映像出力端子一覧

以下は、ノートパソコンに見られる映像出力端子のインターフェース規格一覧です。

種類 特徴
D-sub 15pin ・アナログ接続なので、デジタル接続と比較すると画質が落ちる。
・アナログ RGB 、または VGA とも呼ばれる。
DVI-D ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・DVI24pin とも呼ばれる。
DVI-I ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。(入力端子 DVI-D に接続する場合。)
・アナログ接続にも対応しているため、変換ケーブルを用いれば、入力端子 D-Sub 15pin と接続可能。(アナログ接続となるため、画質は劣化する。)
・DVI29pin とも呼ばれる。
HDMI ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。
・著作権保護機能の HDCP に対応可能。
DisplayPort ・デジタル接続なので、画質の劣化がない。
・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。
・著作権保護機能の HDCP に対応可能。
・高い解像度での使用も考慮して作られたため、対応可能な解像度の上限が高い。
・デイジーチェーン接続に対応しているため、マルチディスプレイ環境を構築しやすい。

D-sub 15pin 出力端子は廃れつつある

D-sub 15pin 出力端子は、アナログ RGB 出力端子、または VGA 出力端子とも呼ばれる映像出力端子です。主に外部液晶モニターやプロジェクターとの接続に使われます。

どのノートパソコンにも D-sub 15pin 出力端子が見られましたが、ノートパソコンの薄型化が進み、薄型化に有利な HDMI 出力端子や DisplayPort 出力端子を搭載するノートパソコンが増えてきています。

HDMI 出力端子や DisplayPort 出力端子でも、変換アダプターを使用すれば D-sub 15pin 出力端子に変換できますので、D-sub 15pin 入力端子を搭載する外部液晶モニターやプロジェクターと接続して映像を出力できます。

ただし、変換アダプターとの組み合わせによっては正常に動作しない場合がありますので、ノートパソコンを販売するショップで純正の変換アダプターや動作確認済みの変換アダプターがあれば、同時に購入しておくのが無難です。

DVI-I 出力端子、DVI-D 出力端子は、まず見られない

D-sub 15pin 出力端子はアナログ接続ですが、DVI-I 出力端子と DVI-D 出力端子は画質の劣化が無いデジタル接続が可能な映像出力端子です。DVI-I 出力端子の方はアナログ接続も可能で、変換ケーブルを用いれば D-sub 15pin 入力端子と接続できます。

元々、DVI-I 出力端子や DVI-D 出力端子を搭載するノートパソコンは珍しかったですが、デジタル接続が可能な HDMI 出力端子や DisplayPort 出力端子が普及し、まず見られなくなっています。

HDMI 出力端子が主流

HDMI 出力端子は、映像と音声のデータを1本のケーブルを用いてデジタル信号でやり取りできる端子です。

HDMI 出力端子があれば、外部の AV 機器や液晶モニター等に映像を出力できます。HDMI 入力端子があれば、外部の AV 機器の HDMI 出力端子と接続して、出力された映像をノートパソコンに表示させたりできます。

HDMI 出力端子は、高画質なハイビジョン画質で液晶モニターや薄型テレビ等に映像を表示するといった使い方があるため、HDMI 出力端子を搭載するノートパソコンは結構見られますが、HDMI 入力端子を搭載するノートパソコンは滅多に見られません。

HDMI 入力端子、HDMI 出力端子を搭載するノートパソコンを選ぶと、かなり選択肢が限られますが、USB 接続で使用する HDMI と USB を変換するアダプタがありますので、必要であればこの変換アダプタを利用する手があります。

DisplayPort 出力端子は、徐々に普及している段階

DisplayPort は、HDMI よりも遅れて登場したインターフェース規格のため、DisplayPort 出力端子の普及は進んでいませんが、徐々に DisplayPort 出力端子が搭載されたノートパソコンが増えてきています。

HDMI 出力端子と比べて、どちらが良いのか気になるところですが、優劣付けるのは難しいほどですので、どちらかにこだわって選ぶ必要性は低いです。

インターフェース規格の変換

ノートパソコンを外部液晶モニター等と接続する際は、出力端子と入力端子でインターフェース規格が同じであるのが望ましいですが、様々なインターフェース規格が存在しているため、一致するとは限りません。

そこで、変換アダプター(変換ケーブル)の出番となりますが、技術的には変換可能なインターフェース規格の組み合わせであっても、コストや需要の問題で変換アダプターが無きに等しい場合があります。

以下は、変換アダプターの入手のしやすさを考慮して変換可能かどうかを決めた、インターフェース規格の組み合わせ一覧です。

出力端子 入力端子 変換
D-sub 15pin
(アナログ RGB、VGA)
DVI-D
HDMI
DisplayPort ×
DVI-I D-sub 15pin
DVI-D
HDMI
DisplayPort ×
DVI-D D-sub 15pin
HDMI
DisplayPort ×
HDMI D-sub 15pin
DVI-D
DisplayPort ×
DisplayPort D-sub 15pin
DVI-D
HDMI
○:変換可能、△:変換はやや難しい、×:変換は難しい

ノートパソコンで比較的見られるのは D-sub 15pin 出力端子、HDMI 出力端子、DisplayPort 出力端子ですが、D-sub 15pin 出力端子は基本的に他のインターフェース規格への変換が難しいです。

HDMI 出力端子や DisplayPort 出力端子では、これらのインターフェース規格が登場する前に使われてきた液晶モニター等と接続できるよう他のインターフェース規格への変換によく対応しています。

ただし、変換可能であっても、ノートパソコン、変換アダプター、液晶モニター等の組み合わせによっては、正常に出力できない場合があります。特にノートパソコンと変換アダプターとの間で問題が起こりやすいため、もし純正の変換アダプターも販売されていれば、同時に購入しておくのがおすすめです。

有線 LAN 端子の選び方

薄型ノートパソコンには、有線 LAN 端子が無い場合あり

有線 LAN 端子は、LAN ケーブルを接続して有線でインターネット等を利用するために使用する外部インターフェースです。

有線 LAN 端子は、ノートパソコンに限らず、どのパソコンにも搭載されてきましたが、有線 LAN 端子は薄型化するために不利になってくるため、薄型ノートパソコンでは有線 LAN 端子が搭載されていないモデルが見られます。

有線 LAN 端子が無くても、無線 LAN でインターネット等を利用できますし、有線 LAN 端子が必要になっても、USB 接続で使用する有線 LAN 端子と USB 端子を変換するアダプターがありますので、有線 LAN 端子が無いノートパソコンを選んでも問題ありません。

頻繁に有線 LAN 端子を使用するなら

頻繁に LAN ケーブルを接続してインターネット等を利用する機会が多いなら、有線 LAN 端子が搭載されたノートパソコンを選ぶ方が良いです。

特にノートパソコンを外出先に持ち運び、LAN ケーブルに接続する事が多いなら、変換アダプターも持ち運ぶ手がありますが、変換アダプターの紛失や忘れた場合を考慮して、有線 LAN 端子搭載ノートパソコンを選ぶ方が良いです。

TV アンテナ端子

TV アンテナ端子は、アンテナケーブルに接続して、テレビ映像の視聴や録画を行うために使用します。TV アンテナ端子は、テレビ機能を搭載するノートパソコンに付いています。必要であれば、テレビ機能搭載ノートパソコンを選ぶ必要があります。

USB 接続で使用する外付けの TV チューナーを利用すれば、TV アンテナ端子が付いていないノートパソコンでもテレビ映像の視聴や録画を行えますので、テレビ機能非搭載ノートパソコンでも、後にパソコン周辺機器を利用する形で、TV アンテナ端子を追加できます。

おすすめ映像入力端子搭載ノートパソコン販売ショップ

映像入力端子が搭載されたノートパソコンは非常に少なく、搭載されていてもキャプチャーはできず外部液晶ディスプレイのように使えるだけです。

そのため、映像入力端子が搭載されたノートパソコンではなく、ビデオキャプチャーを別途で用意するとしてノートパソコンを選ぶのがおすすめです。

以下は、映像入力端子が搭載されたノートパソコンを販売しているおすすめショップです。デルのみとなりますが、選びたいのはゲーム用ノートパソコンであり、かつ外部液晶ディスプレイのように使えるだけで良いのであればおすすめです。
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