Thunderbolt 4のユニバーサルケーブル

最終更新日 2024年05月31日

基礎

Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルとは、80cmを超えてもUSB 2.0以降に対応のUSB Type-Cケーブルとしても使用できるThunderbolt 4ケーブルです。

Thunderbolt 4ケーブルはユニバーサルケーブルのみ

ユニバーサルケーブルは、Thunderbolt 4で新たに登場したThunderboltケーブルの種類です。Thunderbolt 4ケーブルの種類としては、ユニバーサルケーブルのみです(2020/07/08時点)。

Thunderbolt 3のアクティブケーブルとパッシブケーブル

Thunderbolt 3ケーブルには、アクティブケーブルとパッシブケーブルがあります。

アクティブケーブルには信号を増幅する機能があり、長さが80cmを超えてもデータ転送速度が低下しないメリットがあります。一方で、信号増幅機能によりコストが高くなり価格も高くなる、USB 3.x Type-Cケーブルとしては使用できないデメリットがあります。

パッシブケーブルには信号を増幅する機能がなく、長さが80cmを超えるとデータ転送速度が低下する可能性があるデメリットがあります。一方で、信号増幅機能がないためコストが低くなり価格も低くなる、USB 3.x Type-Cケーブルとしても使用できるメリットがあります。

80cm以下のユニバーサルケーブルはパッシブケーブルと相似

Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルの長さが80cm以下なら、Thunderbolt 3のパッシブケーブルと似ており、USB 3.x Type-Cケーブルとしても使用できます。長さが80cmを超えると、Thunderbolt 3のアクティブケーブルと異なり、USB 3.x Type-Cケーブルとしても使用できます。

ケーブル最大長

Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルの最大長が2mです(2020/07/08時点)。将来において延びる可能性があります。

原則的にUSB4でも使用できる

原則的にはThunderbolt 4のユニバーサルケーブルをUSB4でも使用できます。例外的に使用できない場合があります。

ユニバーサルケーブルが万能だが価格が高い

USB Type-Cケーブルに様々な種類がありますが、Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルがあれば、あらゆるUSB Type-Cケーブルとしても使用できます。例えばUSB4 Type-Cケーブルとしても使用できます。そのため、万能のThunderbolt 4のユニバーサルケーブルを選べば良さそうです。しかし、Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルの価格が高いので、必要な用途を満たすUSB Type-Cケーブルを選ぶことも重要です。例えば、USB PD 60W対応があれば十分なら、価格が安いUSB PD 60W対応のUSB 2.0 Type-Cケーブルを選ぶと良いです。価格を気にしないとしても、USB 2.0 Type-Cケーブルを選ぶメリットがあります。Thunderbolt 4のユニバーサルケーブルは性能を高めるため、ケーブルが太くて硬い構造です。USB 2.0 Type-Cケーブルなら細くて軟らかいです。

・Intelが「Thunderbolt 4」の詳細を発表　対応製品は2020年後半に登場 - ITmedia PC USER(2020/07/08公開記事)
・【特集】「USB Type-C」と「Thunderbolt」って同じもの？よく分かる最新コネクタ解説 - PC Watch(2021/08/03公開記事)
・USB4とThunderbolt 4が同じ規格だという誤解、一体何が違うのか（2ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2022/02/15公開記事)

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