NVIDIA GPUのグラフィックス・プロセッシング・クラスター

最終更新日 2023年09月07日

基礎

NVIDIA Hopper アーキテクチャの徹底解説 - NVIDIA 技術ブログ より一部引用します(この記事の公開年月日は2022/03/22)。

GPC とは、ハードウェア階層において、常に物理的に近接している SM のグループのことです。

補足も加えて大雑把に言うと、NVIDIA GPUのグラフィックス・プロセッシング・クラスターとは、複数のストリーミング・マルチプロセッサーをひとまとめにした単位です。英語ではGraphics Processing Clusterであり、略してGPCと呼ぶ場合があります。以降ではGPCと書きます。SMはStreaming Multiprocessorの略です。

GPUのコア

ストリーミング・マルチプロセッサーとは、複数のストリーミング・プロセッサーをひとまとめにした単位です。ストリーミング・プロセッサーとは、統合型シェーダーです。ストリーミング・プロセッサーがCUDAに対応したのでCUDAコアと呼ぶ場合が多いです。このようにGPCを構成するものを大雑把に見ても複雑です。

そこでGPCはCPUのコアに相当するものと認識しておけばよいです。このように認識する場合、GPCはGPUのコアと言えます。GPUに様々な製品があり、どの製品も複数のGPCを搭載しているのでマルチコアGPUと言えます。GPCが多いほど性能が高いですが、CPUのコアが多いほど性能が高いことに似ています。歩留まりを上げるために正常に動作しないGPCを無効にしてGPCを減らす場合がありますが、CPUでも同様にコアを減らす場合があります。

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