DisplayPort 2.1
最終更新日
2024年08月06日
DisplayPort 2.1とは
基礎
VESA、DisplayPort 2.1 仕様を公開 より一部引用します。そのため、DisplayPort 2.1 は、USB Type-C 仕様および USB4 PHY 仕様との整合性を強化し、DisplayPort と USB4 の両方に対応する共通の PHY を支援しています。さらに、DisplayPort 2.1 には新しい DisplayPort 帯域幅管理機能が追加され、DisplayPort トンネリングが、USB4 リンク上で他の I/O データトラフィックと、より効率的に共存できるようになりました。DisplayPort 2.1とはDisplayPortの新しいバージョンで、メーカーがPHYチップを開発しやすいようにPHYチップの仕様を変更した、DisplayPortのデータ転送量を減らした、以上が主な変更点です。
発表年月
2022年10月にDisplayPort 2.1が発表されました。PHYチップ
PHYチップとは、コンピューターが扱う信号を、コネクターやケーブルを使用してデータ転送するための信号に変換するチップです。ファイチップと読みます。ケーブルやコネクターを通して受信した信号を、コンピューターが扱える信号に変換する役割もあります。DisplayPortトンネリング
DisplayPortトンネリングとは、USBの通信回線でUSBのデータ通信、DisplayPortのデータ通信、PCI Expressのデータ通信を同時にできるようになる技術です。単位時間あたりに転送できるデータ量に上限があるので、データ転送量を減らすことが重要です。DisplayPort 2.1ではDSC、Panel Replayの対応を必須にすることでデータ転送量を減らします。DisplayPort 2.1より前のバージョンでは、DSC、Panel Replayの対応がオプションです。DSCとはDisplay Stream Compressionの略で、転送するデータを圧縮する技術です。Panel Replayとは、パネルに表示するフレームの内、フレームの表示内容に変更がある部分のデータを転送し、変更内容を反映して更新しフレームを表示する機能です。フレームの表示内容に変更がない部分のデータは転送しないので、データ転送量が減ります。
DisplayPortケーブル
DisplayPort 2.1ではDisplayPortケーブルの仕様にも変更点があります。上記と同じ記事より一部引用します。DisplayPort 2.1 では、DisplayPort ケーブルの仕様も更新され、フルサイズおよび Mini DisplayPort ケーブルの構成が強化され、UHBR 性能を低下させずに接続性の向上とケーブル長の延長(DP40 ケーブルでは 2 メートル超、DP80 ケーブルでは 1 メートル超)が実現できるように、より堅牢な構成になっています。UHBRとはUltra-high Bit Rateの略で、DisplayPort 2.0から対応し始めたデータ転送速度です。DP40は40Gbps、DP80は80Gbpsです。データ転送速度が速いほどケーブルを長くするのが難しくなりますが、DisplayPort 2.1ではDP40で2m超、DP80で1m超を実現できるように仕様を変更しています。
出典
・バリエーションが多すぎるディスプレイ接続、規格とバージョンをまとめて整理(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2022/12/08公開記事)
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