SSDのチャンネル

最終更新日 2024年11月20日

基礎

SSDのチャンネルとは、SSDが扱うデータの通り道です。チャネルと呼ぶ場合もあります。

コントローラーとフラッシュメモリーの間

SSDに様々なデータの通り道があります。一般的にチャンネルは、SSDのコントローラーとフラッシュメモリーの間にあるデータの通り道を指します。

チャンネル数が多いほど速い

SSD内部に複数のフラッシュメモリーがありチャンネルも複数あります。チャンネル数が多いほど同時にデータ読み書きできるフラッシュメモリー数も多いのでSSDのデータ読み書き速度が速いです。ただし、1つのチャンネルあたりのデータ読み書き速度がSSDによって異なるので、比較対象によってはチャンネル数が少ない方がSSDのデータ読み書き速度が速い場合があります。

チャンネル数とデータ読み書き速度が比例しない

チャンネル数が2倍、4倍等になるとデータ読み書き速度が2倍、4倍等と比例になるわけではありません。チャンネル数が増えても、コントローラーがフラッシュメモリーを制御する処理にかかる時間が変わらないためです。

コントローラーの性能に限度がある

チャンネル数を増やしデータ読み書き速度を向上させるには、必要なコントローラーの性能が高くなります。コントローラーの性能を高くするとしても限度があるため、チャンネル数を増やしてもデータ読み書き速度が向上しない場合があります。

インターフェースのデータ転送速度を超えられない

SSDのデータ読み書き速度が、インターフェースのデータ転送速度を超えられません。このため、チャンネル数を増やしてもデータ読み書き速度が向上しない場合があります。例えば、PCI Express 3.0 x4のデータ転送速度が32Gbpsであり、4チャンネルだとデータ読み書き速度が32Gbpsくらいになるとします。この場合、チャンネル数を4チャンネルより増やしても、データ読み書き速度が向上しません。

・SSDで気になる速度と寿命の見抜き方、製品の内部構造に着目（3ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2019/05/29公開記事)

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