RAIDのメリットとデメリット

最終更新日 2023年09月07日

RAIDのメリットとデメリットとは

基礎

RAIDのメリットとデメリットとは、メリットはアクセス速度の向上、データ信頼性の向上、容量の向上、デメリットはデータ書き込み速度の低下、コストの向上です。ただし、RAIDのレベルによってメリットとデメリットが異なります。どのレベルでも必要なストレージが増えるため、デメリットのコストの向上があります。

RAID 0では2台以上のストレージに分散してデータを書き込みます。メリットのアクセス速度の向上、容量の向上はありますが、データ信頼性の向上はありません。

RAID 1では2台のストレージに同じデータを書き込みます。メリットのデータ信頼性の向上はありますが、アクセス速度の向上、容量の向上はありません。RAID 1はRAIDなしよりもデータ書き込み速度が低下しますが、僅かな違いです。データ読み込み速度はほぼ同じです。そのため、デメリットになるほどではありません。

RAID 0とRAID 1を組み合わせる方法もあり、RAID 0+1等と呼びます。RAID 0+1では4台以上のストレージを用意し、2つに分けて両者に分散してデータを書き込み、分類が同じストレージに同じデータを書き込みます。メリットのアクセス速度の向上、データ信頼性の向上、容量の向上があります。

RAID 5では3台以上のストレージに分散してデータとパリティーを書き込みます。メリットのデータ信頼性の向上、容量の向上はありますが、アクセス速度の向上はありません。ストレージが1台故障しても、他のストレージに保存したパリティーからデータを復元できます。デメリットのデータ書き込み速度の低下があります。

RAID 6では4台以上のストレージに分散してデータとパリティーを書き込みます。メリットのデータ信頼性の向上、容量の向上はありますが、アクセス速度の向上はありません。ストレージが2台故障しても、他のストレージに保存したパリティーからデータを復元できます。RAID 5ではストレージの故障が1台までならデータ復元可能であり、RAID 6では2台までなので、RAID 6はRAID 5よりもデータの信頼性が向上します。デメリットのデータ書き込み速度の低下があります。

出典
Part4 IOPSを理解する(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2007/01/19公開記事)


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