HDMI ケーブルの選び方 - その他 周辺機器の選び方

最終更新日 2017年01月29日

スタンダードスピードとハイスピードの選び方

HDMI ケーブルには、スタンダードスピード HDMI ケーブルとハイスピード HDMI ケーブルがあります。ハイスピード HDMI ケーブルの方が、より大きな映像データの伝送ができるように作られており、対応する解像度、色深度が大きいです。

以下は、スタンダードスピード HDMI ケーブルとハイスピード HDMI ケーブルが対応する解像度と色深度です。

HDMI ケーブル 解像度 色深度
スタンダードスピード 720p(1280×720)
1080i(1920×1080)
8ビット
ハイスピード 720p(1280×720)
1080i(1920×1080)
1080p(1920×1080)
1440p(2560×1440)
2160p(3840×2160)
4096×2160
8ビット
10ビット
12ビット
16ビット

スタンダードスピード HDMI ケーブルに当てはまる製品は、上記の通り解像度と色深度に対応していますが、ハイスピード HDMI ケーブルに当てはまる製品では、製品によって対応する最大解像度、最大色深度は異なります。

HDMI では規格がバージョンアップする事で、入出力可能な映像データの解像度と色深度が大きくなっていますが、それに合わせてハイスピード HDMI ケーブルでは、より対応する解像度と色深度が大きい製品が出てきます。

2015年9月24日時点では、ハイスピード HDMI ケーブルが対応する最大解像度、最大色深度は、4096×2160、16ビットです。古い製品だと、対応する解像度、色深度は小さくなりますが、4096×2160、16ビットに対応できる可能性があります。

その理由は、HDMI ケーブルでは、品質の高さ、すなわち映像データ信号の減衰、外部からのノイズの影響をどれだけ抑えられるかで対応する最大解像度、最大色深度が決まってくるため、高品質に作られた HDMI ケーブルであれば、後に HDMI が対応した解像度と色深度に対応できるからです。

これはスタンダードスピード HDMI ケーブルにも当てはまり、高品質に作られた製品であれば、解像度 1080p(1920×1080)、色深度10ビット、さらに高い解像度と色深度に対応できハイスピード HDMI ケーブルとして使える可能性があります。

だからといって、自分が伝送したい映像データの解像度、色深度よりも、小さい解像度、色深度に対応している製品を選ぶのはよくありません。自分が伝送したい映像データの解像度、色深度では伝送できないリスクがあります。

特にコストダウンしていて低品質な製品だと、製品が対応している解像度、色深度よりも大きい解像度、色深度の映像データは伝送できない可能性が高いです。

また、自分が伝送したい映像データの解像度、色深度に関係なく、購入時点で選べる最も大きい解像度、色深度に対応しているハイスピード HDMI ケーブルを選ぶ方が良いです。

品質が高い証拠でありますし、HDMI ケーブルでは品質が高いほど相性問題が発生しにくいです。また、品質が高ければ、製品にコストをかけているでしょうから、耐久性にも優れている可能性が高いです。

HEC 対応の選び方

HDMI には HEC(Hdmi Ethernet Channel)機能があります。HEC に対応している機器では HDMI 端子を通してイーサネット通信が可能となりますが、イーサネットデータを伝送するためには HDMI ケーブルが HEC に対応している必要があります。

HEC 機能は、液晶テレビや BD レコーダー等の AV 機器向けの機能であり、2015年9月24時点では、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に HDMI ケーブルを使用するなら、HEC 機能を利用する事はありませんので、HEC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要はありません。

HDMI ケーブルは HEC に対応している製品が多いので、HEC 対応を選ばざるを得ない状況ですが、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に限らず、HEC に対応した液晶テレビや BD レコーダー等の AV 機器と接続し HEC 機能を使用するなら、HEC に対応している製品を選ぶ必要があります。

ARC 対応の選び方

HDMI には ARC(Audio Return Channel)機能があります。ARC に対応している機器では、音声データの出力と入力が同時にできますが、音声データを双方向に伝送できる ARC 対応の HDMI ケーブルが必要となります。

例えば、液晶テレビと BD レコーダーを HDMI ケーブルで接続した場合、ARC に対応していなければ、液晶テレビから BD レコーダーへ音声データを出力したい場合は、光デジタルケーブルも接続する必要があります。

液晶テレビと BD レコーダー、HDMI ケーブルが ARC に対応してれば、音声データを双方向に伝送できますので、光デジタルケーブルが不要となります。

2015年9月24時点では、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に HDMI ケーブルを使用するなら、ARC 機能を利用する事はありませんので、ARC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要はありません。ARC に対応した AV 機器同士を接続し ARC 機能を使用するなら、ARC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要があります。

また、HDMI ケーブルでは ARC に対応している製品は、音声データを双方向に伝送できる事が保証されているという事です。

そのため、HDMI ケーブルでは、ARC に対応していなくても音声データを双方向に伝送できる可能性があります。だからといって、音声データを双方向に伝送したいのに、ARC に対応していない HDMI ケーブルを選ぶのはよくありません。それを使って音声データを双方向に伝送できなければ、仕様通りであり不良品ではありません。

3D 対応の選び方

HDMI では、規格がバージョンアップし 3D 映像に対応するようになりましたが、3D 映像データを伝送するためには 3D 対応の HDMI ケーブルが必要です。

3D 映像を出力可能なパソコンと、3D 映像を入力可能な液晶ディスプレイ等と接続し、3D 映像を視聴したい場合は、3D 対応の HDMI ケーブルを選ぶ必要がありますが、ハイスピード HDMI ケーブルなら 3D に対応しています。

対応する解像度と色深度の大きさは品質の高さが影響してくる事は、3D 対応に関しても同様です。そのため、スタンダード HDMI ケーブルでも 3D 映像データを伝送できる可能性がありますが、伝送できなければ仕様通りで不良品ではありませんので、3D 映像データを伝送したければ、3D に対応しているハイスピード HDMI ケーブルを選ぶ方が良いです。

HDMI ケーブルの長さの選び方

必要な長さを調べ、余裕を持たせて選ぶ

HDMI ケーブルには、長さが1m未満の製品もあれば、100mを超える製品もあります。そのため、事前に必要な HDMI ケーブルの長さを調べてから選ぶ必要があります。

必要な HDMI ケーブルの長さは人それぞれですが、例えばパソコンと液晶ディスプレイを隣接するように設置し、パソコンの HDMI 出力端子と液晶ディスプレイの HDMI 入力端子を HDMI ケーブルで接続するなら、長さは1m程度あれば十分です。

HDMI ケーブルを選ぶ時点で、1m程度の短い HDMI ケーブルで十分であっても、機器の設置場所の変更や、別の機器で使用する事になる可能性を考慮し、長さには余裕を持たせて選ぶのがおすすめです。2〜3m程度あれば、機器の様々な設置状況に柔軟に対応できるでしょう。

長くなるほど伝送が不安定になる

2〜3mより長い HDMI ケーブルを選べば、さらに遠く離れていても接続できるようになりますが、HDMI ケーブルは長くなるほど伝送が不安定になるリスクが高くなる事に注意が必要です。

HDMI ケーブルでは、映像と音声の信号が伝送されますが、HDMI ケーブルが長くなるほど信号が減衰し、外部からのノイズの影響を受けやすくなります。

信号の減衰が大きくなる、またはノイズの影響が大きくなると、映像や音声が乱れたり、正常に伝送できない結果となり、映像が映らず音声も流れなくなります。

そのため、通常の HDMI ケーブルでは銅線を採用していますが、100m等の長い HDMI ケーブルでは、信号が減衰しにくく外部からのノイズの影響を受けにくい光ファイバーを採用しています。

5mを限度にして選ぶ

もし長めの HDMI ケーブルを選ぶなら、5mを限度にして選ぶのがおすすめです。銅線を採用している通常の HDMI ケーブルでは、5mを超えてくると信号の減衰やノイズの影響が大きくなってきます。

ちなみに、5mを超えなければ、必ず正常に伝送できるわけではありません。HDMI ケーブルは製品によって品質に差がありますし、相性問題もあるため、5m以下の短い HDMI ケーブルでも正常に伝送できない場合があります。

正常にできるかどうかは、実際に使ってみるまでわからない

5mを超える HDMI ケーブルが必要であれば、5mを超える長さを選ぶしかありませんが、信号の減衰やノイズの影響で映像や音声が乱れるかどうか、または正常に伝送できなくなるかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。

例えば、あるパソコンと液晶ディスプレイを接続するために10mの HDMI ケーブルしたら信号の減衰が大きすぎて正常に伝送できなかったが、別の製品となる10mの HDMI ケーブルなら正常に伝送できる場合があります。

これは、HDMI ケーブルは製品によって品質に差があり、品質の差によって信号の減衰のしやすさやノイズの影響の受けやすさが違ってくるからです。

上記の例で、正常に伝送できなかった HDMI ケーブルは不良品かというと、そうではありません。HDMI ケーブルと機器との間には相性問題があり、接続して共に使用する機器によって、正常に伝送できるかできないか決まってくる場合があります。

つまり、信号が減衰しやすくノイズの影響を受けやすい低品質な HDMI ケーブルでも、共に使用する機器によっては正常に伝送できます。

わかりやすい例でいうと、ある HDMI ケーブルは、出力側となる機器の映像と音声の信号レベルが大きければ正常に伝送できますが、信号レベルが小さいと正常に伝送できない場合、後者の信号レベルが小さい機器とは相性が悪い事になります。

他に信号の出力タイミング等、機器によって異なる小さな違いが、相性問題となって正常に伝送できない現象を引き起こす場合があります。

この相性問題は、品質が低いほど、すなわち信号が減衰しやすいほど、ノイズの影響を受けやすいほど発生しやすくなります。

事前に品質が高いかどうかわかれば、正常に伝送できないリスクを抑えられます。しかし、HDMI ケーブルのメーカーのウェブサイトや販売ショップでは、各製品の品質について記載されていますが、高い品質をアピールしていても、本当に品質が高いかどうかはわかりません。

実際に使ってみた多数のユーザーの声があれば参考になりますが、5mを超える HDMI ケーブルを購入する人は少ないせいか、インターネット上に口コミや評判も少なく、全く見られない製品も珍しくありません。

そのため、5m以下の HDMI ケーブルでも相性問題は発生するリスクはありますが、特に5mを超える HDMI ケーブルを選ぶなら、相性問題で正常に伝送できず、別の HDMI ケーブルを選びなおすリスクがある事を承知しておく必要があります。

HDMI ケーブルには、相性保証付きの製品もありますが、相性保証が付かない製品よりも価格が高い傾向があり、安易におすすめはできません。

HDMI ケーブルのタイプの選び方

HDMI には複数のタイプがありますが、タイプは端子の種類を示します。タイプによって、端子の形状が異なります。

端子は差し込む側をオス、差し込まれる側をメスと呼びますので、パソコンや液晶ディスプレイ等の機器にある HDMI 端子はメスとなり、HDMI ケーブルの端子はオスとなりますが、メスとオスのタイプが一致しないと接続できませんので、接続して使用する機器の HDMI 端子のタイプと合わせて、HDMI ケーブルのタイプを選ぶ必要があります。

以下は、HDMI にあるタイプです。

タイプA ・通常の HDMI 用の端子
タイプB ・高解像度に対応するために作られ、タイプAよりも形状が大きい
・2015年9月23日時点では、タイプBを採用した機器、HDMI ケーブルは存在しない
タイプC ・ミニ HDMI 用の端子であり、タイプAよりも形状が小さい
タイプD ・マイクロ HDMI 用の端子であり、タイプCよりも形状が小さい
タイプE ・車載機器用の端子であり、振動が多く高温になる車内の過酷な環境でも使えるよう耐久性が高い

HDMI 端子があるパソコンには、主に通常の HDMI 端子(タイプA)がありますので、それと接続するならタイプAの HDMI ケーブルを選ぶ必要があります。

モバイルノートパソコンやタブレット PC 等、HDMI 端子がある小型パソコンには、ミニ HDMI 端子(タイプC)やマイクロ HDMI 端子(タイプD)がある場合があり、同様にタイプを合わせて選ぶ必要があります。

HDMI 入力端子がある液晶ディスプレイ等には主に通常の HDMI 端子(タイプA)がありますが、HDMI 出力端子と HDMI 入力端子でタイプが異なる場合は、HDMI 変換ケーブルか HDMI 変換アダプターを選ぶ必要があります。

例えば、HDMI 出力端子がミニ HDMI 端子(タイプC)、HDMI 入力端子が通常の HDMI 端子(タイプA)であれば、HDMI - ミニ HDMI 変換ケーブルを選ぶ必要があります。

もしくは、HDMI 出力端子側のミニ HDMI 端子(タイプC)を通常の HDMI 端子(タイプA)に変換するアダプターと、タイプAの HDMI ケーブルを選ぶ手もあります。

タイプAの HDMI ケーブルは汎用性が高いですので、HDMI ケーブルを使いまわして様々な機器との接続に使う予定なら、タイプAの HDMI ケーブルとHDMI 変換アダプターを組み合わせて選ぶと経済的ですが、間に HDMI ケーブルと HDMI 変換アダプターが入る事で相性問題が発生する可能性と不良品に当たる可能性が高くなります。そのため、1本のケーブルで済ませる方が無難ではありますので、選べるなら HDMI 変換ケーブルがおすすめです。


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