HDMIケーブルの選び方

最終更新日 2021年11月06日

ケーブルの種類

種類の一覧

HDMI規格の各バージョンでは、カテゴリー、ケーブル名称、最大速度を規定しています。他にも規定していますが、ここでは重要点に絞ります。

バージョン カテゴリー ケーブル名称 最大速度
1.2以前 1 Standard HDMIケーブル 4.95Gbps
1.3〜1.4 2 High Speed HDMIケーブル 10.2Gbps
2.0 2 Premium High Speed HDMIケーブル
(Premium HDMIケーブル)
18Gbps
2.1 3 Ultra High Speed HDMIケーブル 48Gbps

バージョンアップにより大きく仕様が変わると、カテゴリーも変わります。HDMI 2.0ではあまり仕様が変わらないためカテゴリーが2のままです。

バージョン表記の禁止

新しいバージョンでは新しい機能が追加されます。HDMI機器が特定のバージョンに対応でも、そのバージョンが含む全ての機能を実装とは限りません。バージョンのみ表記では実装機能がわかりにくいので、2011年12月31日まではバージョンに限らず実装機能も仕様等に表記すると決まりました。2012年1月1日以降からバージョン表記が禁止になりました。この表記に関する規定は2009年11月に決まりました。HDMIケーブルに関しては、2009年11月時点からバージョン表記が禁止になりました。

バージョン表記の普及

禁止となったバージョン表記がなくなっておらず、実装機能との併記が普及しています。HDMIケーブルも例外ではありません。ここではバージョンの対応も記載していますが、厳密には正しくなく、重要なのはケーブル名称でありバージョンについて気にする必要がありません。例えば、某HDMI機器でUltra High Speed HDMIケーブルの使用が要求されている場合、その種類か、それよりも新しい種類を選べばよいです。特定のバージョンに対応しているHDMIケーブルを要求するHDMI機器が存在するかもしれませんが、仮に存在したらバージョンから推測します。例えば、HDMI 2.1対応ケーブルを要求している場合、Ultra High Speed HDMIケーブルを要求と推測できます。

High Speed HDMIケーブル

High Speed HDMIケーブルはHDMI 1.3〜1.4に対応し、最大速度が10.2Gbpsです。解像度4Kかつリフレッシュレート30Hzの映像データや、3D映像データの伝送が可能になりました。

規格上ではHDMI 1.4は4K(3,840×2,160)解像度に対応しましたが、リフレッシュレートが30Hzまで対応です。4,096×2,160の場合は24Hzまで対応です。HDMI 1.4を細かく見るとHDMI 1.4→HDMI 1.4a→HDMI 1.4bへバージョンアップし仕様変更がありましたが、リフレッシュレートに関する仕様変更がありませんので、HDMI 1.4aとHDMI 1.4bでも同様な制限があります。HDMIケーブルがHDMI 1.4b対応でも30Hzまで対応です。

HDMI 1.4aでは3D映像データ伝送方式のSide-by-Side Half方式に対応が必須になりました。HDMI 1.4では必須ではなくオプションでした。HDMI 1.4aではTop-and-Bottom方式が追加され対応が必須です。HDMI 1.4ではありませんでした。HDMIケーブルがHDMI 1.4a対応であれば、これら伝送方式の動作が確認済みです。

HDMI 1.4bでは3D映像データの伝送で1,920×1,080、120Hzに対応しました。HDMI 1.4aまでは24Hzまで対応でした。HDMIケーブルがHDMI 1.4b対応であれば、120Hzでの動作が確認済みです。

HDMIケーブルがHDMI 1.4aやHDMI 1.4bに対応ではなくHDMI 1.4対応でも、新しく追加された仕様での動作が可能と判断してよいです。つまり、HDMI 1.4b対応と判断してよいです。HDMIケーブル自体には何か特別な変更がなく、動作確認済みか否かの違いです。少しでも正常に動作しないリスクを減らす場合、動作確認済みの方がよいです。

Premium High Speed HDMIケーブル

Premium High Speed HDMIケーブルはHDMI 2.0に対応し、最大速度が18Gbpsです。解像度4Kかつリフレッシュレート60Hzの映像データの伝送や、HDR(High Dynamic Range)の映像データの伝送が可能になりました。

HDMI 2.0を細かく見ると、HDMI 2.0a、HDMI 2.0bがあります。主な仕様変更は、HDMI 2.0aではHDRに対応、HDMI 2.0bではHLG(Hybrid Log Gamma)に対応です。HDMIケーブルがHDMI 2.0aやHDMI 2.0bに対応の場合、ケーブル自体に特別な違いがなく、新しく追加された仕様での動作が確認済みです。HDMI 2.0対応でも動作が未確認ですが動作すると判断してよいです。少しでも正常に動作しないリスクを抑えるには、動作確認済みがよいです。

HDMI 2.0aより古いバージョンでのHDR映像データ伝送

HDRはHDMI 2.0aで仕様に追加されたのであり、HDMI 2.0aより古いバージョンに対応する機器でも、HDRの映像データの伝送に対応できれば可能です。ただし、HDMI 2.0より古いバージョンだと最大速度が18Gbpsではないので、4K解像度では不可能です。例えば、HDMI 1.4対応機器で解像度が1,920×1,080であれば可能な場合があります。この場合、High Speed HDMIケーブルでもHDR映像データの伝送が可能です。

Ultra High Speed HDMIケーブル

Ultra High Speed HDMIケーブルはHDMI 2.1に対応し、最大速度が48Gbpsです。解像度が4Kかつリフレッシュレートが120Hzの映像データや、解像度が8Kかつリフレッシュレートが60Hzの映像データの伝送が可能になりました。

最大速度

HDMIケーブルは、映像データを伝送する金属製の線等に、最大速度に違いを生じさせるような差異がないように見えます。最大速度を上げるには、信号が減衰しにくいように品質を高め、信号が乱れないように外部ノイズの影響を抑える必要があります。HDMIケーブルによって品質やノイズ対策の程度が違うので最大速度に違いが出てきます。

最大速度の不足

HDMIケーブルで発生する相性問題の原因の多くは、最大速度の不足です。それが原因であれば厳密には相性問題ではありません。例えば、Premium High Speed HDMIケーブルの最大速度18Gbpsが必要だが、それよりも遅い10.2GbpsのHigh Speed HDMIケーブルを使用すると正常に伝送できない場合、最大速度の不足が原因の可能性が高いです。可能性が高いとした理由は、High Speed HDMIケーブルでも18Gbpsに対応でき、最大速度の不足以外が原因の場合もあるためです。

最大速度の不足が原因のトラブルを防ぐために、要求される最大速度を満たす種類のHDMIケーブルを選ぶとよいです。機器の仕様等にはケーブルの名称で記載されている場合が多いです。例えば、Premium High Speed HDMIケーブルが要求される場合、その種類か、それよりも最大速度が速い種類のHDMIケーブルを選ぶとよいです。

互換性

HDMIケーブルは互換性があります。ただし、互換性があっても使用できない場合があります。特にカテゴリーが違うと使用できない場合が多いです。例えば、High Speed HDMIケーブルは、カテゴリーが同じのPremium High Speed HDMIケーブルとして使用できる可能性が高いです。Ultra High Speed HDMIケーブルとして使用できる可能性もありますが、その可能性が低くなります。

互換性のトラブルを防ぐには、要求されている種類か、それより新しい種類を選ぶとよいです。例えば、テレビと映像再生機器の接続に使用するが、両者がPremium High Speed HDMIケーブルの使用を要求している場合、その種類かUltra High Speed HDMIケーブルを選ぶとよいです。

画質、音質

現時点の結論は、HDMIケーブルによって画質に違いが出ないが、音質に違いが出る可能性があります(2021/11/07時点)。一般的な使用環境では音質に違いが出ないので、HDMIケーブルを選ぶときに音質を気にする必要がありません。音質を重視した使用環境(高級オーディオ機器を使用する等)の場合、できるだけノイズを抑えたHDMIケーブルを選ぶとよいです。

HDMIケーブルのメーカーの人に聞いた話を記載します。高級オーディオ機器を使用してブラインドテストを行った結果、HDMIケーブルによって音質に違いが出るのを確認したそうです。ある程度ノイズが発生する使用環境であり、ノイズを抑えられているHDMIケーブルほど音質が高い結果を得られたそうです。全員が違いを認識できたわけではなく、特殊な使用環境で行った結果なので、実際に音質が高い結果が出た製品であっても、その旨を公開していないそうです。音質を重視する場合、光ファイバーを採用した製品や、ノイズを抑えて最大速度を速めたUltra High Speed HDMIケーブル等を使用してみるとよいそうです。

アクティブタイプ、パッシブタイプ

違い

アクティブタイプのHDMIケーブルの端子は信号を増幅するIC(集積回路)を内蔵し、パッシブタイプのHDMIケーブルの端子は内蔵していません。ケーブルが長い、細い等が原因で正常に伝送できないほど信号の強度が落ちる場合、信号を増幅するICを内蔵しアクティブタイプとします。長距離伝送のために電気信号を光信号に変換するアクティブタイプもあります。

アクティブタイプを使用する向き

アクティブタイプには使用する向きがあり、逆向きだと伝送できません。片方の端子に電気信号を増幅するICがあり、映像出力側に接続します。映像入力側に接続すると伝送できません。

HDMI切替器・分配器で使用する

HDMI切替器・分配器で使用する場合、パッシブタイプがよいです。アクティブタイプでは信号を増幅するため、増幅しない場合の信号と比べて若干の違いが生じ、その違いが相性問題が発生する可能性を高めるためです。アクティブタイプでも相性問題が発生する可能性が低く、パッシブタイプより高いです。距離が長い等の理由で必要な場合、アクティブタイプを選びます。

HEC 対応の選び方

HDMI には HEC(Hdmi Ethernet Channel)機能があります。HEC に対応している機器では HDMI 端子を通してイーサネット通信が可能となりますが、イーサネットデータを伝送するためには HDMI ケーブルが HEC に対応している必要があります。

HEC 機能は、液晶テレビや BD レコーダー等の AV 機器向けの機能であり、2015年9月24時点では、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に HDMI ケーブルを使用するなら、HEC 機能を利用する事はありませんので、HEC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要はありません。

HDMI ケーブルは HEC に対応している製品が多いので、HEC 対応を選ばざるを得ない状況ですが、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に限らず、HEC に対応した液晶テレビや BD レコーダー等の AV 機器と接続し HEC 機能を使用するなら、HEC に対応している製品を選ぶ必要があります。

ARC 対応の選び方

HDMI には ARC(Audio Return Channel)機能があります。ARC に対応している機器では、音声データの出力と入力が同時にできますが、音声データを双方向に伝送できる ARC 対応の HDMI ケーブルが必要となります。

例えば、液晶テレビと BD レコーダーを HDMI ケーブルで接続した場合、ARC に対応していなければ、液晶テレビから BD レコーダーへ音声データを出力したい場合は、光デジタルケーブルも接続する必要があります。

液晶テレビと BD レコーダー、HDMI ケーブルが ARC に対応してれば、音声データを双方向に伝送できますので、光デジタルケーブルが不要となります。

2015年9月24時点では、パソコンと液晶ディスプレイ等との接続に HDMI ケーブルを使用するなら、ARC 機能を利用する事はありませんので、ARC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要はありません。ARC に対応した AV 機器同士を接続し ARC 機能を使用するなら、ARC に対応している HDMI ケーブルを選ぶ必要があります。

また、HDMI ケーブルでは ARC に対応している製品は、音声データを双方向に伝送できる事が保証されているという事です。

そのため、HDMI ケーブルでは、ARC に対応していなくても音声データを双方向に伝送できる可能性があります。だからといって、音声データを双方向に伝送したいのに、ARC に対応していない HDMI ケーブルを選ぶのはよくありません。それを使って音声データを双方向に伝送できなければ、仕様通りであり不良品ではありません。

3D 対応の選び方

HDMI では、規格がバージョンアップし 3D 映像に対応するようになりましたが、3D 映像データを伝送するためには 3D 対応の HDMI ケーブルが必要です。

3D 映像を出力可能なパソコンと、3D 映像を入力可能な液晶ディスプレイ等と接続し、3D 映像を視聴したい場合は、3D 対応の HDMI ケーブルを選ぶ必要がありますが、ハイスピード HDMI ケーブルなら 3D に対応しています。

対応する解像度と色深度の大きさは品質の高さが影響してくる事は、3D 対応に関しても同様です。そのため、スタンダード HDMI ケーブルでも 3D 映像データを伝送できる可能性がありますが、伝送できなければ仕様通りで不良品ではありませんので、3D 映像データを伝送したければ、3D に対応しているハイスピード HDMI ケーブルを選ぶ方が良いです。

HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)

対応の有無

HDMIケーブルはHDCP対応の有無がありませんので、HDCPを気にする必要がありません。HDMI機器の端子にHDCP対応の有無があります。パソコン等の映像を出力するHDMI機器や、ディスプレイ等の映像を入力するHDMI機器に限らず、HDMI分配器等にも対応の有無があります。原則的には対応しています。

もし著作権保護されたコンテンツを出力できないトラブルが発生した場合、HDMIケーブル以外に原因があります。例えば、ノートパソコンのディスプレイと、ノートパソコンのHDMI端子に接続した外付けディスプレイ、両者に著作権保護コンテンツを同時出力できない場合があります。その場合、ノートパソコンのディスプレイに出力中は外付けディスプレイに出力できませんが、HDMIケーブルには問題がありません。

HDMI ケーブルの長さの選び方

必要な長さを調べ、余裕を持たせて選ぶ

HDMI ケーブルには、長さが1m未満の製品もあれば、100mを超える製品もあります。そのため、事前に必要な HDMI ケーブルの長さを調べてから選ぶ必要があります。

必要な HDMI ケーブルの長さは人それぞれですが、例えばパソコンと液晶ディスプレイを隣接するように設置し、パソコンの HDMI 出力端子と液晶ディスプレイの HDMI 入力端子を HDMI ケーブルで接続するなら、長さは1m程度あれば十分です。

HDMI ケーブルを選ぶ時点で、1m程度の短い HDMI ケーブルで十分であっても、機器の設置場所の変更や、別の機器で使用する事になる可能性を考慮し、長さには余裕を持たせて選ぶのがおすすめです。2〜3m程度あれば、機器の様々な設置状況に柔軟に対応できるでしょう。

長くなるほど伝送が不安定になる

2〜3mより長い HDMI ケーブルを選べば、さらに遠く離れていても接続できるようになりますが、HDMI ケーブルは長くなるほど伝送が不安定になるリスクが高くなる事に注意が必要です。

HDMI ケーブルでは、映像と音声の信号が伝送されますが、HDMI ケーブルが長くなるほど信号が減衰し、外部からのノイズの影響を受けやすくなります。

信号の減衰が大きくなる、またはノイズの影響が大きくなると、映像や音声が乱れたり、正常に伝送できない結果となり、映像が映らず音声も流れなくなります。

そのため、通常の HDMI ケーブルでは銅線を採用していますが、100m等の長い HDMI ケーブルでは、信号が減衰しにくく外部からのノイズの影響を受けにくい光ファイバーを採用しています。

5mを限度にして選ぶ

もし長めの HDMI ケーブルを選ぶなら、5mを限度にして選ぶのがおすすめです。銅線を採用している通常の HDMI ケーブルでは、5mを超えてくると信号の減衰やノイズの影響が大きくなってきます。

ちなみに、5mを超えなければ、必ず正常に伝送できるわけではありません。HDMI ケーブルは製品によって品質に差がありますし、相性問題もあるため、5m以下の短い HDMI ケーブルでも正常に伝送できない場合があります。

正常にできるかどうかは、実際に使ってみるまでわからない

5mを超える HDMI ケーブルが必要であれば、5mを超える長さを選ぶしかありませんが、信号の減衰やノイズの影響で映像や音声が乱れるかどうか、または正常に伝送できなくなるかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。

例えば、あるパソコンと液晶ディスプレイを接続するために10mの HDMI ケーブルしたら信号の減衰が大きすぎて正常に伝送できなかったが、別の製品となる10mの HDMI ケーブルなら正常に伝送できる場合があります。

これは、HDMI ケーブルは製品によって品質に差があり、品質の差によって信号の減衰のしやすさやノイズの影響の受けやすさが違ってくるからです。

上記の例で、正常に伝送できなかった HDMI ケーブルは不良品かというと、そうではありません。HDMI ケーブルと機器との間には相性問題があり、接続して共に使用する機器によって、正常に伝送できるかできないか決まってくる場合があります。

つまり、信号が減衰しやすくノイズの影響を受けやすい低品質な HDMI ケーブルでも、共に使用する機器によっては正常に伝送できます。

わかりやすい例でいうと、ある HDMI ケーブルは、出力側となる機器の映像と音声の信号レベルが大きければ正常に伝送できますが、信号レベルが小さいと正常に伝送できない場合、後者の信号レベルが小さい機器とは相性が悪い事になります。

他に信号の出力タイミング等、機器によって異なる小さな違いが、相性問題となって正常に伝送できない現象を引き起こす場合があります。

この相性問題は、品質が低いほど、すなわち信号が減衰しやすいほど、ノイズの影響を受けやすいほど発生しやすくなります。

事前に品質が高いかどうかわかれば、正常に伝送できないリスクを抑えられます。しかし、HDMI ケーブルのメーカーのウェブサイトや販売ショップでは、各製品の品質について記載されていますが、高い品質をアピールしていても、本当に品質が高いかどうかはわかりません。

実際に使ってみた多数のユーザーの声があれば参考になりますが、5mを超える HDMI ケーブルを購入する人は少ないせいか、インターネット上に口コミや評判も少なく、全く見られない製品も珍しくありません。

そのため、5m以下の HDMI ケーブルでも相性問題は発生するリスクはありますが、特に5mを超える HDMI ケーブルを選ぶなら、相性問題で正常に伝送できず、別の HDMI ケーブルを選びなおすリスクがある事を承知しておく必要があります。

HDMI ケーブルには、相性保証付きの製品もありますが、相性保証が付かない製品よりも価格が高い傾向があり、安易におすすめはできません。

HDMI ケーブルのタイプの選び方

HDMI には複数のタイプがありますが、タイプは端子の種類を示します。タイプによって、端子の形状が異なります。

端子は差し込む側をオス、差し込まれる側をメスと呼びますので、パソコンや液晶ディスプレイ等の機器にある HDMI 端子はメスとなり、HDMI ケーブルの端子はオスとなりますが、メスとオスのタイプが一致しないと接続できませんので、接続して使用する機器の HDMI 端子のタイプと合わせて、HDMI ケーブルのタイプを選ぶ必要があります。

以下は、HDMI にあるタイプです。

タイプA ・通常の HDMI 用の端子
タイプB ・高解像度に対応するために作られ、タイプAよりも形状が大きい
・2015年9月23日時点では、タイプBを採用した機器、HDMI ケーブルは存在しない
タイプC ・ミニ HDMI 用の端子であり、タイプAよりも形状が小さい
タイプD ・マイクロ HDMI 用の端子であり、タイプCよりも形状が小さい
タイプE ・車載機器用の端子であり、振動が多く高温になる車内の過酷な環境でも使えるよう耐久性が高い

HDMI 端子があるパソコンには、主に通常の HDMI 端子(タイプA)がありますので、それと接続するならタイプAの HDMI ケーブルを選ぶ必要があります。

モバイルノートパソコンやタブレット PC 等、HDMI 端子がある小型パソコンには、ミニ HDMI 端子(タイプC)やマイクロ HDMI 端子(タイプD)がある場合があり、同様にタイプを合わせて選ぶ必要があります。

HDMI 入力端子がある液晶ディスプレイ等には主に通常の HDMI 端子(タイプA)がありますが、HDMI 出力端子と HDMI 入力端子でタイプが異なる場合は、HDMI 変換ケーブルか HDMI 変換アダプターを選ぶ必要があります。

例えば、HDMI 出力端子がミニ HDMI 端子(タイプC)、HDMI 入力端子が通常の HDMI 端子(タイプA)であれば、HDMI - ミニ HDMI 変換ケーブルを選ぶ必要があります。

もしくは、HDMI 出力端子側のミニ HDMI 端子(タイプC)を通常の HDMI 端子(タイプA)に変換するアダプターと、タイプAの HDMI ケーブルを選ぶ手もあります。

タイプAの HDMI ケーブルは汎用性が高いですので、HDMI ケーブルを使いまわして様々な機器との接続に使う予定なら、タイプAの HDMI ケーブルとHDMI 変換アダプターを組み合わせて選ぶと経済的ですが、間に HDMI ケーブルと HDMI 変換アダプターが入る事で相性問題が発生する可能性と不良品に当たる可能性が高くなります。そのため、1本のケーブルで済ませる方が無難ではありますので、選べるなら HDMI 変換ケーブルがおすすめです。

端子

金メッキ

HDMIケーブルの端子が金メッキだと、信号劣化を防ぐメリットがあります。腐食しにくいメリットもあります。金メッキの有無のみで信号劣化を防ぐ性能が決まりません。金メッキではなくても十分腐食しにくいので、金メッキである必要性が低いです。以上の理由により、金メッキではなくても気にせずに選ぶとよいです。

変換

DVI

HDMIとDVIは互換性があります。映像信号は互換性がありますが、端子形状は互換性がありません。HDMI端子とDVI端子を接続する場合、変換アダプター(ケーブル)が必要です。出力端子側がHDMI、入力端子側がDVIの場合、DVIがHDCPに対応していないと著作権保護コンテンツの出力ができません。HDMIは映像データと音声データを同時伝送できますが、DVIはできませんので、音声データ伝送用のインターフェースを使用する必要があります。


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