電源ユニット - 動画編集用パソコンの選び方

最終更新日 2015年11月04日

電源ユニットの選び方

電源ユニットとは

電源ユニットは、パソコンに搭載されている各 PC パーツへ電力を供給する役割を担います。どのパソコンにも電源ユニットが搭載される訳ではなく、ノートパソコンでは AC アダプターが電力を供給します。また、一体型等の内部スペースが狭いデスクトップパソコンも AC アダプターが電力を供給します。

電源ユニットについて気にせずに選んで問題ない

電源ユニットに最低限求められるのは、電力不足を起こす事なく、安定した電力を供給する事であり、これを満たせないようなパソコンが販売されている事は、まずありません。

そのようなパソコンを販売するメーカーやパソコンショップがあったら、たちまち悪評が広まり、市場から淘汰されてしまいます。

そのため、電源ユニットについて気にせずに選んでも問題ありません。電源ユニットによって動画編集作業の効率が上がったりする訳ではありませんので、電源ユニットに予算をかけるよりは、CPU 等の他の PC パーツを優先した方が良いです。

電源ユニットにこだわって選ぶならタワー型

もし電源ユニットに回せるほど予算に余裕があれば、電源ユニットにもこだわって選びたいです。ただし、ノートパソコン等、電力供給するのは AC アダプターとなるパソコンでは、電源ユニットにこだわっては選べません。

AC アダプターにも良し悪しがありますが、比較して選ぶのは難しいので、メーカーやパソコンショップを信頼して買うしかありません。

また、デスクトップパソコンの省スペース型やキューブ型では、小型の電源ユニットが搭載されており、小型の電源ユニットは製品数が豊富ではありませんので、選択肢の幅は狭いです。

デスクトップパソコンのタワー型向けの電源ユニットは、製品数が豊富で選択肢が広いですので、電源ユニットにこだわって選ぶならタワー型がおすすめです。

電源ユニットにこだわって選ぶならショップブランド

メーカーでは、独自の電源ユニットを採用している事が多く、BTO カスタマイズで電源ユニットを変更できたとしても選択可能な電源ユニット数は少ないです。

一方、ショップブランドを販売するパソコンショップでは、豊富に存在する市販の電源ユニットを BTO カスタマイズで選べるようになっているモデルが多いです。

そのため、電源ユニットにこだわって選ぶなら、ショップブランドを選ぶのがおすすめです。

電源容量の選び方

電源容量の目安

最適な電源容量の決め方については、電源容量の目安の計算方法に記載しています。結論を言うと、最大消費電力が電源容量の 70% 程度になるよう選ぶのが最適な選択肢の一つです。

そのため、まずはパソコン全体の最大消費電力を、大まかで良いので見積もる必要があります。以下は、最大消費電力の見積もり方です。

CPU TDP の1.5倍
ハイスペック CPU の中で上位の性能を持つ CPU は、TDP の2倍
メインメモリー 5W×搭載数
マザーボード 50W
ストレージ 25W×搭載数(HDD)
15W×搭載数(SSD)
光学ドライブ 25W×搭載数
ビデオカード 仕様に記載されている、もしくは公称されている最大消費電力×搭載数

特に消費電力が大きくなるのは CPU とビデオカードです。ストレージの数が多いモデルを選ぶと、ストレージ全体の消費電力も大きくなります。

CPU では TDP、ビデオカードでは消費電力を調べる必要がありますが、メーカーのウェブサイトで確認できます。CPU のメーカーはインテル社か AMD 社、ビデオカードはビデオチップのメーカー nVIDIA 社か AMD 社となります。

ビデオチップだとメーカーのウェブサイトに記載されていない場合がありますが、その場合はビデオチップ名と消費電力をキーワードにして検索エンジンで調べて確認します。調べるのは、平均消費電力ではなく、最大消費電力となります。たいていは、消費電力〜W というように記載されていますが、それは最大消費電力を示します。

電源容量の目安の計算例

以下は、高性能な CPU とビデオカードが搭載されたモデルにて、電源容量の目安を計算した例です。

CPU インテル Core i7-4930K(TDP 130W)
メインメモリー 搭載数4
マザーボード 搭載数1
ストレージ SSD 搭載数1、HDD 搭載数1
光学ドライブ 搭載数1
ビデオカード 搭載数1
nVIDIA Quadro K5000(122W)
パソコン全体の最大消費電力
(130W×1.5)+5W×4+50W+15W×1+25W×1+25W×1+122W×1=452W
最適な電源容量
452÷0.7≒646W
この例だと、見積もった最大消費電力は 452W であり、経年劣化による電源容量の低下を考慮して 500W 程度あれば十分と言えますが、できれば最適な電源容量に近い 650W 程度欲しいです。そうすれば、平均消費電力と電源容量との比をパーセントで表したものである負荷率が 50% 付近になります。

たいていの電源ユニットは、負荷率 50% 付近が最も変換効率が高く、無駄に発生する消費電力と発熱量が小さくなります。

さらに大きい電源容量でも良いのですが、消費電力の割りに電源容量が大きすぎると、電源ユニットの負荷率が低い状態で使う事になります。負荷率が高くても低くても変換効率が悪くなり、無駄に発生する消費電力と発熱量が大きくなるため、大きい電源容量を選ぶとしても見積もった最大消費電力の2倍程度までにしておくと良いです。

80 PLUS の選び方

80 PLUS 認証付きの電源ユニットは、変換効率が高い

電源ユニットは、製品によって変換効率が異なります。高い変換効率を達成している電源ユニットには、80 PLUS 認証が付けられています。

変換効率が高いほど、無駄に発生する消費電力と発熱量が小さくなり、その結果として僅かですが電気代の節約、熱による劣化を抑えられます。

特に動画編集は長時間の作業になりがちですので、少しでも電気代や熱による劣化を抑えるために、80 PLUS 認証付きの電源ユニットを選ぶのがおすすめです。

80 PLUS ランク

80 PLUS は、クリアしている変換効率の高さに応じてランクが付けられます。以下は、80 PLUS のランクと各ランクの変換効率一覧です。

80 PLUS ランク 変換効率
(電源負荷率 20% / 50% / 100%)
80 PLUS スタンダード 80% / 80% / 80%
80 PLUS ブロンズ 82% / 85% / 82%
80 PLUS シルバー 85% / 88% / 85%
80 PLUS ゴールド 87% / 90% / 87%
80 PLUS プラチナ 90% / 92% / 89%
80 PLUS チタン 92% / 94% / 90%

高い 80 PLUS ランクを達成するには、負荷率 50% 時に最もクリアしなければならない変換効率が高くなりますので、この事からも電源ユニットは負荷率 50% 付近が最も変換効率が高くなるように作られているという事がわかります。

80 PLUS のランクが高いほど電源ユニットの価格が高くなりますので、変換効率と価格とのバランスを考えると、80 PLUS ブロンズか 80 PLUS シルバーが選択の目安です。

予算に余裕があれば、80 PLUS ゴールドや 80 PLUS プラチナを選ぶと良いです。

電源ユニットにこだわって選べる動画編集用パソコン販売ショップ

電源ユニットにこだわって選ぶなら、ショップブランドを販売するパソコンショップが妥当です。電源ユニットの選択肢が少なくても、良い電源ユニットが採用されていれば、メーカーを選ぶのも良い選択です。

以下は、電源ユニットにこだわって動画編集用パソコンを選べる主なショップです。
ドスパラ
ドスパラは、動画編集用パソコンを積極的に販売している数少ないパソコンショップです。BTO カスタマイズで選べる電源ユニットの数が多いのは、ショップブランドを販売するパソコンショップならではです。

BTO カスタマイズでは、定評のあるメーカーの電源ユニットが用意されており、大容量なだけでなく 80 PLUS プラチナ等の高い 80 PLUS ランクの電源ユニットも選べます。
マウスコンピューター
マウスコンピューターは、動画編集用パソコンを積極的に販売している数少ないメーカーですが、独自の電源ユニットを採用しているため、ショップブランドを販売するパソコンショップとは違って、電源ユニットの選択肢は少ないです。

しかし、動画編集用パソコンには、最適な容量に近い電源容量と 80 PLUS ランク付きの電源ユニットが標準搭載されており、選べる電源ユニットの数は少ないですが、BTO カスタマイズで容量が大きい電源ユニットに変更可能ですので、電源ユニットにこだわって選びたい方にもおすすめです。


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