外付け DVD ドライブの選び方

最終更新日 2015年08月24日

外付け DVD ドライブとは

手軽に接続して使える

外付け DVD ドライブとは、パソコンに内蔵している光学ドライブと違って、USB 接続等でパソコンとは独立した形で使うパソコン周辺機器です。容易に移動でき他のパソコンで使う事もできます。特に光学ドライブが付いていない軽量小型のモバイルノートパソコンでは、欠かせないものとなります。また、パソコンに内蔵されている光学ドライブが万一故障しまう場合に備えて持っておくと、いざという時に便利です。

モバイル用途なら、ポータブル DVD ドライブを選ぶ

外付け DVD ドライブは、電源ケーブルがあり、サイズも重さもそこそこあります。そのため、屋内の多少の移動は可能ですが、固定的に設置して使われるものです。もし、外出先に持ち運びたい、電源コンセントが無い環境でバッテリー駆動のノートパソコンと接続して使用したい場合は、ポータブル DVD ドライブを選びます。また、屋内のみで使う場合でもポータブル DVD ドライブを選ぶのはありです。ポータブル DVD ドライブは USB バスパワーで動作し、軽量で小型ですので、電源ケーブルが不要で設置スペースを抑えられます。

外付け BD ドライブでも、CD や DVD へデータ読み書きできる

外付け BD ドライブは、BD だけでなく CD や DVD へもデータ読み書きできます。外付け BD ドライブが登場してからしばらくは価格が高く、BD メディアの価格も高かったです。

その頃は、既に外付け DVD ドライブと DVD メディアの価格は随分と安くなっており、DVD は BD と比べたら容量は小さいですが、十分実用性ある容量がありますので、外付け DVD ドライブを購入し、DVD メディアを使用する方が経済的でした。

しかし、今では外付け BD ドライブも BD メディアも価格が安くなっています。2015年8月24日時点では、製品によって価格は異なりますが、15,000円以内で外付け BD ドライブを買えるようになっています。

同様に BD メディアの単価も見ていきますが、ここでは DVD-R と BD-R に注目すると以下の通りです。

  1枚あたり 1GB あたり
DVD-R(4.7GB) 約25円 約5円
BD-R(25GB) 約50円 約2円

BD-R の方が1枚あたりの価格は高いですが、1GB あたりの価格は安いです。このように外付け BD ドライブと BD メディアの低価格化が進みましたが、それでも CD や DVD に限りデータ読み書きするなら外付け DVD ドライブで決まりです。もし BD へもデータ読み書きを行おうと考えているなら、外付け BD ドライブを選ぶと良いです。

接続インターフェースの選び方

USB2.0 があれば十分

多くの外付け DVD ドライブは、USB2.0 に対応しています。USB2.0 は、古いパソコンでない限り、どの機種にも搭載されている外部インターフェースです。IEEE1394 ( i.LINK ) に対応した外付け DVD ドライブも昔はみられましたが、最近はパソコン、外付け DVD ドライブ両者であまり見られません。

USB2.0 は、USB1.1 と互換性がありますので、もしパソコンに USB1.1 しかついていなくても外付けDVDドライブの USB2.0 と接続できますが、転送速度は USB1.1 の速度 12Mbbs となり USB2.0 の転送速度 480Mbbs はだせません。

USB2.0 よりも転送速度が速い USB3.0 もありますが、USB3.0 の転送速度を必要とするほど、DVD の読み書き速度の向上は難しいため、USB3.0 に対応した外付け DVD ドライブは少ないです。

USB 転送速度向上機能

USB2.0 は、十分データ転送速度が速いですが、実際は、理論値の 480Mbbs よりも遅い転送速度となっています。そこで、データ転送速度の向上を担う機能が付けられた外付け DVD ドライブが登場し、このような機能は、バッファローではターボ USB と呼ばれています。

このデータ転送速度向上機能により、さらなる DVD 書き込み速度の向上が実現し、バッファローの上位の新モデルは、DVD±R の書き込み速度が、24倍速まで到達しています。転送速度向上機能が無くても、十分 DVD への書き込み速度は速いものですが、数十秒の差を重視し、できるだけ速く書き込みを完了したい方は、データ転送速度向上機能が付いた外付け DVD ドライブがおすすめです。

廃れた接続インターフェース

以下は、新しい外付け DVD ドライブでは見られなくなった接続インターフェースです。新しい外付け DVD ドライブを選ぶなら、選択肢に入りません。
IEEE1394
USB とはライバル関係と言われるほど普及はしましたが、ライセンス料の問題のため USB ほど普及はせず、外付け DVD に限らず周辺機器やパソコンに採用されなくなっていきました。
eSATA
USB2.0 のデータ転送速度よりも速かったため普及の兆しが見えましたが、後に eSATA よりデータ転送速度が速い USB3.0 が登場し、eSATA には外付けストレージと外付け光学ドライブ専用のため汎用性が低い(後に USB 兼用ポートが登場し解決)、バスパワー非対応(後に Power eSATA が登場し解決)、プラグアンドプレイとホットプラグ非対応な場合が多い事とトラブル発生率が高い問題があった事もあり、外付け DVD に限らず周辺機器やパソコンに採用されなくなっていきました。
これらの接続インターフェースは、中古やアウトレットとして販売されている古い外付け DVD ドライブに見られます。パソコンにある接続インターフェースと一致するなら接続できます。

パソコンになくてもインターフェースを変換するアダプターやケーブルを利用して接続する手もありますが、パソコンと変換アダプター(変換ケーブル)、外付け DVD ドライブの組み合わせによっては正常に動作しない場合があります。

もし廃れた接続インターフェースを持つ古い外付け DVD ドライブを選び、インターフェースを変換してパソコンに接続し使用する事を考えているなら、正常に動作しないリスクがある事を認識しておく必要があります。

対応 DVD メディアの確認

主要 DVD メディア DVD-ROM, DVD±R, DVD±R DL, DVD±RW, DVD-RAM 対応は基本

DVD ドライブは、どのメディアに対応しているかによって名称がつけられています。昔は、DVD ドライブの名称から、対応 DVD メディアの種類が判断できました。しかし、最近は主要な DVD メディアに対応しているスーパーマルチドライブが主流です。そのため DVD ドライブの名称を見て、対応 DVD メディアについて確認する必要性はありません。もう DVD ドライブは、主要な DVD メディアに対応しているのが標準的となりましたので、スーパーマルチドライブという名称さえ見られない事も珍しくありません。

ただし、中古の DVD ドライブや、型落ち DVD ドライブの中には、主要な DVD メディアに対応していない製品が存在しますので、選ぶときは注意が必要です。

DVD-RAM 対応でもカートリッジ非対応の場合あり

DVD-RAM には、カートリッジで保護されたものと、そうでないものがあります。またカートリッジから、取り出せるタイプもあります。外付け DVD ドライブにはカートリッジ対応と非対応のものがあります。カートリッジに入ったままの DVD-RAM をそのまま使用したい場合は、カートリッジに対応している外付けDVDドライブを選ぶ必要があります。

DVD 規格

DVD のメディア名は、規格名でもあります。以下は DVD 規格の一覧と特徴を記載したものです。ちなみに、上記の主要 DVD メディアから外れるのは、DVD±RW DL です。需要が少ないせいか、DVD±RW DL に対応した外付け DVD ドライブはあまり見られません。
DVD-ROM
DVD-ROM は、主に市販の映像ソフトに使われている再生専用メディアです。よって、書き込みはできません。DVD ドライブなら、必ずと言って良いほど対応しています。
DVD-R
1度だけ書き込みが可能です。容量は 4.7GB となります。DVD-R メディア単価が安く、書き込みが行われた DVD-R はパソコンに限らず様々な光学ドライブ搭載機器にて正しく読み込みできる可能性が高いので、国内で広く普及しています。
DVD+R
1度だけ書き込みが可能です。容量は 4.7GB となります。DVD-ROM に近い性質を持たせられるため、DVD プレーヤー等で問題なく再生させる可能性を向上させやすかったですが、DVD-R よりも遅れて出てきた規格だった事もあり、国内では DVD-R の方が人気がありよく使われます。
 
DVD-R DL
1度だけ書き込みが可能です。DVD-R と違い、片面に2層書き込めるようになっており、容量は 8.5GB となります。
DVD+R DL
1度だけ書き込みが可能です。DVD+R と違い、片面に2層書き込めるようになっており、容量は 8.5GB となります。
DVD-RW
繰り返し書き込みが可能です。1000回以上の書き換えに耐えられるよう作られています。容量は 4.7GB となります。
DVD+RW
繰り返し書き込みが可能です。1000回以上の書き換えに耐えられるよう作られています。容量は 4.7GB となります。
DVD-RW DL
繰り返し書き込みが可能です。1000回以上の書き換えに耐えられるよう作られています。DVD-RW と違い、片面に2層書き込めるようになっており、容量は 8.5GB となります。
DVD+RW DL
繰り返し書き込みが可能です。1000回以上の書き換えに耐えられるよう作られています。DVD+RW と違い、片面に2層書き込めるようになっており、容量は 8.5GB となります。
DVD-RAM
繰り返し書き込みが可能です。専用のソフトウェアを使用せずに、データの書き込みが行えます。つまり、ファイルをドラッグ&ドロップで書き込んだり、コピー&ペーストで書き込んだりできます。ハードディスク上のように、ファイルの追加書き込みや、削除が容易にでき、10万回以上の書き換えに耐えられるよう作られています。そのため、頻繁にバックアップデータを書き込みたい方や、一時的にデータを持ち運ぶために使用したい方に向いています。

DVD-RAM は、他の規格の DVD に比べて傷等の影響を受けて読み書きエラーが起きやすいため、カートリッジに入ったものと、入っていないものがあります。最近は、DVD-RAM の耐久性が上がった事もあり、カートリッジに入っていない DVD-RAM が多いです。

容量は、片面のみ書き込み可能な DVD-RAM であれば 4.7GB 、両面に書き込み可能な DVD-RAM であれば、9.4GB となります。

著作権保護技術 CPRM 対応

著作権保護されたコンテンツを扱うなら必須

地上デジタル放送等、一回のみ書き込みが可能な映像コンテンツの記録や、そのような映像コンテンツが保存された DVD の再生には、CPRM に対応した外付け DVD ドライブが必要です。地上デジタル放送等の映像データの書き込みや、再生に使用する場合は、CPRM に対応しているか必ず確認しておきたいです。

CPRM 対応再生ソフトウェアも必要

著作権保護されたコンテンツが記録された DVD の再生には、外付け DVD ドライブ本体だけが CPRM に対応している事だけでなく、再生ソフトウェアも CPRM に対応している必要があります。たいてい 外付け DVD ドライブには、付属ソフトウェアとして CPRM 対応再生ソフトウェアが付いてきますが、特に CPRM 対応再生ソフトウェアをまだ持っていなくて必要になる方は、付いてくるか確認した方が良いです。

書き込み速度と読み込み速度

最新の外付け DVD ドライブなら問題ない

外付け DVD ドライブを販売しているショップでは、基本的に最新の外付け DVD ドライブを販売しますので、書き込み速度と読み込み速度があまりにも遅いような、古い外付け DVD ドライブはありません。外付け DVD ドライブも、製品によって機能と性能が違ってきますので、最新の外付け DVD ドライブでも速度に差が出てきますが、その差はあまりありません。安い製品だと、速度は低い方になりますが、それでも十分な速度です。もし、少しでも速度が速い製品を選びたい場合は、幾つかの製品を比べて、速度を見比べておきたいです。特に価格が高い製品を見ると、今の外付け DVD ドライブが持つ最高速度がだいたいわかります。

DVD ドライブは十分な速度向上を達成した

CD も DVD も書き込み速度と読み込み速度は、十分向上しました。特に CD と DVD の読み込み速度は十分すぎるほど速くなり、ショップによっては、読み込み速度は記載していないほどです。

まだ書き込み速度は伸びるかもしれませんが、これ以上書き込み速度が向上しても、大きな効果が出る訳ではありません。大量の DVD ディスクを短時間に書き込みたい等、よほど速度にこだわる必要がなければ、書き込み速度についてあまり気にする事はありません。もし、できるだけ書き込み速度が速い外付け DVD ドライブを選びたいのであれば、各メーカーの書き込み速度が速い高価格の上位モデルを比較する必要があります。

付属ソフトウェア

おまけでも実用的

たいていの外付け DVD ドライブには、幾つかの付属ソフトウェアが付いてきます。ソフトウェア単体で販売されているようなものと比べたら、おまけみたいなものですが、中には実用的な付属ソフトウェアもあります。

どの製品にも、付属ソフトウェアとして書き込みソフトウェアがついています。既に書き込みソフトウェアをお持ちの場合、必要ないかもしれませんが、外付け DVD ドライブの上位機種には、高機能な書き込みソフトウェアがついていることが多いので、パソコン上級者に人気があります。また、滅多にはありませんが、外付け DVD ドライブと、書き込みソフトウェアの相性が悪く、正常に書き込めない事があります。付属ソフトウェアでしたら、相性が悪い事はまずないので、安心して使う事ができます。

他に映像データ再生ソフトウェアや映像データ編集ソフトウェアが付属する外付け DVD ドライブもあります。高度な使い方になってくると不十分に感じるかもしれませんが、一般的な使い方であれば十分実用的です。付属ソフトウェアが充実している外付け DVD ドライブは、やや価格が上昇するかもしれませんが、それに見合う価値はあります。

おすすめ外付け DVD ドライブ販売店

外付け DVD ドライブは、多くのパソコンショップで販売されていますが、扱っている商品数が少なかったり、在庫切れとなっている事も珍しくありません。そこでおすすめなのが外付け DVD ドライブ製造メーカーの直販ショップです。外付け DVD ドライブといえば、BUFFALO (バッファロー)と I-O DATA (アイ・オー・データ) の製品が有名です。どちらのメーカー直販ショップも、自社製品に限ればあらゆる製品を取り扱っており、在庫が豊富です。

メーカー直販ショップには、価格に弱点があります。大量に仕入れて大幅に値下げしているパソコンショップには、価格で勝てません。取り扱い商品数や在庫には負けますが、価格を重視するなら、外付け DVD ドライブの販売に力を入れているパソコンショップでの購入がおすすめです。

Buffalo Direct
BUFFALO の直販ショップです。会員になれば、会員限定クーポン等の特典が手に入ります。
ioPLAZA
I-O DATA の直販ショップです。ワケあり、アウトレットコーナーが設けれられ、通常より安く買える場合もあります。
ドスパラ
様々なメーカーの製品を取り扱っており、特価セールとして大幅な値引きで販売される事もあります。





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