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PCゲーム専用パソコンの選び方

最終更新日 2008年06月30日

PCゲームの現状

最近PCゲームが人気を集め、特にネットで仲間を集めてプレイするオンラインゲームの人気が高く自宅にいながら遠くにいる人たちとゲームが楽しめるのが特徴です。代表的なオンラインゲームにはロールブレイングゲームであるファイナルファンタジー XI 等他にも多数存在し今もオンラインゲームの種類が増えていっています。

さらに徐々に平面的なグラフィックである2Dゲームから立体的なグラフィックである3Dゲームが主流になり、それに応じてPCゲームがパソコンへの要求するスペックも高くなっていきました。また最新で最高の性能を誇るパソコンでさえ、PCゲームの要求するスペックについていけなくなるPCゲームもあります。つまり、PCゲームにとっては最新のパソコンのスペックでさえ足りないのです。そこでゲームメーカーはいろいろ制限を受けながら工夫をして、たいていのパソコンで快適にプレイできるように制作しています。

パソコンに求められる性能

今のPCゲームは進化して3Dグラフィックであることが多く、3Dグラフィックの表示はパソコンに高い性能を要求します。特にCPU、メモリ、ビデオカードが重要で、どれか一つでもかけるとゲームのプレイの快適さに影響がでるほか最悪プレイすることができません。さらに中でもビデオカードが重要です。パソコン内部で高性能なCPU、メモリ等で高速処理しても、処理したデータである映像をモニターに出力する機能を担うビデオカードの性能が悪ければどうしようもありません。

PCゲームが推奨するスペック

PCゲームのパッケージなどに記載されているパソコンに求める性能、すなわち推奨スペックですがそれほど高く設定されていません。なぜならPCゲームをプレイするのに支障がない最低のスペックだからです。多くのPCゲームはパソコンのスペックに合わせてプログラムが動くので、パソコンのスペックによってPCゲームの動き方が違う場合があります。

例えば、3Dグラフィックの場合遠くの景色まで表示できたほうがリアルで臨場感が違います。推奨スペックックぐらいのパソコンとそれを上回るハイスペックのパソコンとで比べると、後者の方が3Dグラフィックが遠くの景色まで表示されていてリアルな場合があります。

よって、PCゲームのソフトには推奨動作環境が書いてありますが、それはPCゲームがプレイできる最低ラインと思っても差し支えありません。快適にPCゲームをプレイできるためには推奨動作環境以上のスペックが必要な場合が多いです。

PCゲーム専用パソコンによく見られるタイプ

PCゲームには高性能なCPU、ビデオカードが必要で、それらの放熱量は多いので十分な冷却性能が必要です。また高性能なビデオカードはサイズが大きいです。よって各メーカーが販売するPCゲーム専用パソコンには内部に十分なスペースがあり放熱性にすぐれるデスクトップパソコンタワー型が多いです。またタワー型は本体サイズが大きいので十分な設置スペースが必要ですが、他のタイプ(省スペース型やノート等)に比べスペックの割りに価格が安いので、PCゲーム専用パソコンならタワー型で決まりとしても良いでしょう。

もしノートパソコンでPCゲームをプレイしたい場合、ノートパソコンはデスクトップパソコンに比べ性能の割りに価格が高いので多くの予算が必要ですが、持ち運びが可能なのが大きな魅力です。

PCゲームに重要なスペックの見方

スペック 見方
CPU デュアルコア採用した高性能CPUのCore 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 DuoやAthlon 64 FX、Athlon 64 X2等を選ぶ必要があります。これらのCPUは価格が高いので予算を抑えたい場合は多少性能が劣りますがPentium DやAthlon 64を選ぶと良いでしょうが、世代遅れとなったCPUを搭載したモデルはあまり見られません。廉価版のCeleron DやSempronは価格が安いCPUですが性能が高くないのでPCゲームには不向きです。
メモリー PCゲームを快適にプレイするには大容量メモリーが必須です。メモリー容量 1GB 以上、できれば2GB以上の容量が欲しいです。
HDD PCゲームは種類によってはインストールの際、結構ハードディスクの容量を使用します。特に多くのPCゲームをインストールしたい場合は、HDD容量に余裕を持たせたいです。接続方式はデータの読み込みなどの速度が速いSerialATAが望ましいですが、今のパソコンはたいていこの接続方式です。
光学ドライブ CD-ROM だけではなく DVD-ROM のソフトも使う事があると思います。様々なDVDメディアが使えるスーパーマルチドライブがおすすめです。

ビデオカードの選び方

ビデオカードの選択に一番気をつけたいところで、この性能が不十分だと最悪3DグラフィックであるPCゲームがプレイできません。

まずビデオカードが独立していなくてマザーボードと一緒になっているのは、PCゲームの3Dグラフィックを表示するには性能が足りないことが多いです。この場合パソコンのスペック表などのビデオカードの搭載説明にはチップセット内臓、オンボード等と書いてあります。今はチップセット内蔵でも3Dゲームに対応しているものがありますが、やはり独立したビデオカードのほうがおすすめです。

ノートパソコンでは構造上ビデオカードが搭載できないので、描画性能をあげるにはマザーボードに性能の高いビデオチップが搭載されます。

ビデオカードの
スペック項目
見方
ビデオメモリ
(VRAM)
ビデオメモリはグラフィックの表示データを一時的に保持するところです。これが大きいほどグラフィックの表示がきれいでなめらかです。512MB以上は欲しいです。それ以下でもできますが、PCゲームによってはグラフィックがカクカクになったりしてしまうことがあります。
ビデオチップ ビデオチップはnVIDIA製のGeForceシリーズかATI製のRADEONシリーズを選べば間違いはありません。高性能で信頼性が高いですのでゲーム専用のパソコンにはこの2つのどちらかがおすすめです。最新のモデルには前者のGeForceシリーズが採用されている事が多いです。

以下は、パソコンに搭載されるビデオカードに、よく見られるビデオチップです。ハイスペック、スタンダード、エントリーと、性能別に3段階に分けてあります。ハイスペック、またはスタンダードのビデオチップなら3Dゲームに対応するほど性能が高いです。しかし、ゲームの種類によってはハイスペックのビデオチップでないと快適にプレイできない場合があります。

GeForce 200 シリーズ
GeForce GTX 280   ハイスペック
GeForce GTX 260   ハイスペック
GeForce 9 シリーズ
GeForce 9800 GX2   ハイスペック
GeForce 9800 GTX   ハイスペック
GeForce 9600 GT    スタンダード
GeForce 9600 GSO   エントリー
GeForce 8 シリーズ
GeForce 8800 Ultra   ハイスペック
GeForce 8800 GTX   ハイスペック
GeForce 8800 GTS   ハイスペック
GeForce 8800 GT   ハイスペック
GeForce 8600 GTS   スタンダード
GeForce 8600 GT   スタンダード
GeForce 8500 GT   エントリー
GeForce 8400 GS   エントリー
RADEON HD 4800 シリーズ
RADEON HD 4870   ハイスペック
RADEON HD 4850   ハイスペック
RADEON HD 3800 シリーズ
RADEON HD 3870   ハイスペック
RADEON HD 3850   ハイスペック
RADEON HD 3600 シリーズ
RADEON HD 3650   スタンダード
RADEON HD 3400 シリーズ
RADEON HD 3470   エントリー
RADEON HD 3450   エントリー
RADEON HD 2900 シリーズ
RADEON HD 2900 XT   ハイスペック
RADEON HD 2600 シリーズ
RADEON HD 2600 XT   スタンダード
RADEON HD 2600 PRO   スタンダード
RADEON HD 2400 シリーズ
RADEON HD 2400 PRO   エントリー


ノートパソコンでもGeForceシリーズ、RADEONシリーズのビデオチップが有名です。(ノートパソコンにはビデオカードは搭載できませんのでビデオチップがマザーボードに組み込まれています。)以下の表は上記と同様で選択の目安も同じです。

ハイスペック
GeForce 8800M GTX RADEON HD 2600 XT
GeForce 8800M GTS RADEON HD 2600
GeForce 8700M GT
スタンダード
GeForce 8600M GS RADEON HD 2400 XT
GeForce 8600M GT RADEON HD 2400
エントリー
GeForce 8400M G RADEON HD 2300
GeForce 8400M GS
GeForce 8400M GT
接続形式 最新形式 PCI Express×16がおすすめです。ただしビデオカード単体で買って交換、または増設する場合は、パソコンのチップセットが PCI ExpressX16 に対応してるか事前に確認が必要です。

AGPでもまだまだ十分現役で使えます。あまり見られませんが、ただのPCIは転送速度が遅いので特に3Dゲームには厳しいです。

またビデオカード単体で買う場合は、パソコンが各接続形式に対応していて、ビデオカードを入れる拡張スロットは空いているのかよく確認しましょう。
出力形式 どのビデオカードにも普通ついてるので大丈夫ですがモニターとつなぐための接続形式はデジタル接続である DVI-D か DVI-I であることが絶対です。D-sub 15pin はアナログ接続ですので画質が落ちます。

またビデオ入出力もあれば、ビデオキャプチャやパソコン画面をテレビに映すといったことが可能になります。

ビデオカードは妥協せず

ビデオカードの性能は実際に出力画面を見ないとわかりませんが、ビデオカードは特に性能が値段に比例するパーツです。予算と相談しながら一番こだわって選びましょう。

あまりケチって安めのビデオカードを選ぶと、マザーボードと一緒になっているものより性能が悪い場合があります。例えば最新のインテル製のチップセットに内臓されているビデオ機能はずいぶんと進化し3Dゲームにも対応し始めましたので、安いビデオカードだとこれより性能が悪いです。

PC パーツを購入して増設する

上記の性能を満たしていないパソコンを購入しても、PCパーツを購入して変更することによって満たすことができますが、CPUとメモリとビデオカードの交換はどれも難しくパソコンの各パーツの相性やドライバー設定のトラブルがつきものです。ですのでパソコンの購入前からゲームを使用するのかをよく考えて、上記の性能を満たしているパソコンを最初から買うほうが簡単で安く済むことがあります。

PCゲーム専用パソコン

上記に書いたような性能の高いパソコンは家電量販店等の店頭では見つかりにくいかもしれません。なぜなら店頭では売れ残りがなるべく出ないようにしたい事もあり、よく売れる標準的な性能を持つモデルをそろえて販売している事が多いからです。一方メーカー直販やパソコンオンラインショップでは多彩なモデルがそろっていますので高性能なモデルをほぼ確実に見つける事ができます。またパソコンを注文するときに各パーツを選択できのも大きな魅力の一つで、初めからゲーム専用に組み立てられたPCゲーム専用モデルを販売しているところもあります。それはゲーム専用としての機能に的をしぼったものですから無駄な機能やソフトが無く高性能でスペックの割りに価格が安い事が多いです。さらにゲームの動作チェックまでしてあるモデルもありますので安心して購入する事ができます。

ただ多くのPCゲーム専用パソコンは、コストを抑えるためとパソコンの機能と性能の向上のために、パソコン本体はタワー型なので、購入するときはパソコンの置き場所を十分に確保しておく必要があります。

PCゲーム専用パソコンにはよく特定のゲーム推奨モデルがありますが、もちろんそのゲーム以外でも問題なく動作します。(まれに例外があります。)販売店によって違いますが、あるゲーム推奨モデルであれば、そのゲームの動作はもちろん、そのゲームのプレイ上に問題はないという保障つきということです。そのため、そのゲームの動作等はあらかじめテストされていて、またそのソフトに関する特典がついている場合があります。PCゲーム専用パソコンを購入する場合特に自分のやりたいゲームの推奨モデルでなくても大丈夫ですが、ビデオカードと自分がやりたかったPCゲームとの相性問題で正常に動作しなかった等のトラブルの可能性等を考えると、ゲーム推奨モデルは安心して購入して使う事ができます。

液晶モニター

PCゲームはグラフィックの演出に凝ったものが多く、美しい景色や迫力ある映像を楽しむためには液晶モニターの性能も重要になってきます。PCゲームを楽しむためには画質の高さが欠かせません。パソコン本体だけでも高価なので液晶モニターにまでお金をかけられないところだと思いますが、液晶モニターも買う場合はできるだけ良い液晶モニターを選びたいです。