HDDのLBA

最終更新日 2023年09月07日

HDDのLBAとは

基礎

HDDのLBAとはLogical Block Addressingの略で、HDDでアクセスする場所を指定する方式です。エルビーエーと読みます。LBAでは複数のブロックに分け、それぞれのブロックに番号を付け、この番号を指定してアクセスする場所を指定します。

HDDではブロックがセクター

ブロックとは、データを収める区画です。HDDではブロックがセクターです。セクターとは、プラッター上でデータを記憶する部分の最小単位です。トラックを放射状に等分割した一つ一つがセクターです。トラックとは、プラッター上でデータを記憶する部分の単位です。同心円の一定幅の線がトラックです。

CHSからLBAへ

LBAが登場する前ではCHSが普及していました。CHSとはCylinder Head Sectorの略で、シリンダー、ヘッド、セクターの3つの情報を組み合わせてアクセスする場所を指定する方式です。CHSは対応可能な最大容量が小さい等の理由で、CHSからLBAに移行が進みました。

LBAで対応可能な最大容量

約137GB、約144PB

LBAではセクターにアドレスを割り当てます。アドレスとは、セクターを識別するための番号です。アドレスに使用するビット数に上限があるため、LBAで対応可能な容量にも上限があります。アドレスのビット数が28ビットです。セクターの容量が512バイトです。512バイト×2の28乗=約137GBが、LBAで対応可能な最大容量です。後にLBAのアドレスのビット数が48ビットに拡張されました。この場合、512バイト×2の48乗=約144PBが、LBAで対応可能な最大容量です。

出典

ハードディスクはどのようにデータを記録しているのか(2) | 日経クロステック(xTECH)(2007/08/16公開記事)


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