デスクトップパソコンレビュー「NEXTGEAR-MICRO im550BA2」
最終更新日
2023年09月07日
コストパフォーマンス重視のゲームパソコン
PC ゲームのプレイに適したパソコンは、性能が高い PC パーツを搭載しているため価格が高いです。そのようなパソコンを手頃な価格で購入したいユーザーに応えるモデルがマウスコンピューターにあり、その一つが NEXTGEAR-MICRO im550BA2 です。
マウスコンピューターでは、ゲームパソコン・ハイエンド PC ブランド G-Tune を販売しており、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は、G-Tune のデスクトップパソコンとして販売されているモデルの中で、最安値クラスに入ります。
価格が安いため性能が低くなりますが、PC ゲームのプレイにとって重要な CPU とビデオカードでは、コストパフォーマンスに優れた製品を搭載しており、お手頃な価格で買えるゲームパソコンとなっています。
以下は、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 の主な仕様です。
※仕様、価格は 2014年3月5日 時点のものです。
※BTO パソコンという特性上、仕様、価格は変更される場合があります。
今回マウスコンピューターより、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 を貸出をして頂けましたので、実際に使用してみた個人的な感想等を以下に記載しています。
マウスコンピューターでは、ゲームパソコン・ハイエンド PC ブランド G-Tune を販売しており、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は、G-Tune のデスクトップパソコンとして販売されているモデルの中で、最安値クラスに入ります。
価格が安いため性能が低くなりますが、PC ゲームのプレイにとって重要な CPU とビデオカードでは、コストパフォーマンスに優れた製品を搭載しており、お手頃な価格で買えるゲームパソコンとなっています。
以下は、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 の主な仕様です。
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 の主な仕様 | |
---|---|
OS | Windows 8.1 64ビット |
CPU | Core i3-4130 |
メインメモリー | 4GB シングルチャネル |
ストレージ | HDD 500GB |
光学ドライブ | なし |
グラフィックス | GeForce GTX 650 |
電源 | 500W 80 PLUS シルバー |
価格 | 5万9850円(2014年3月5日時点) |
※BTO パソコンという特性上、仕様、価格は変更される場合があります。
今回マウスコンピューターより、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 を貸出をして頂けましたので、実際に使用してみた個人的な感想等を以下に記載しています。
PC ケース
大型グラフィックス搭載と省スペースを両立した PC ケース
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は、NEXTGEAR-MICRO シリーズに含まれる製品であり、PC ケースはミドルタワーより一回り小さいマイクロタワーを採用しています。ゲームパソコンでよく見られるミドルタワーと比べると、そこまでサイズの大きさに差はありませんが、圧迫感が減りますし、持ち上げての移動がしやすいです。
しかし、マイクロタワーはサイズが小さくなる分、内部スペースが狭くなるため、サイズが大きい高性能ビデオカードの搭載ができない場合があります。また、放熱性が悪くなり、安定した動作に支障をきたす場合もあります。
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 が採用する PC ケースでは、そのような問題をクリアしており、内部構造を工夫し、サイズが大きい高性能ビデオカードを2枚搭載して、SLI や CrossFire の対応が可能となっています。
続いて、放熱性に関して詳しく見ていきます。
安心して使える放熱性重視の PC ケース
ゲームパソコンは、性能が高く発熱量が大きい PC パーツを搭載するため、PC ケースの放熱性が重要になってきます。NEXTGEAR-MICRO im550BA2 では、放熱性に優れた PC ケースを採用しており、しっかりと PC パーツを冷やせる構造となっています。まず目を引くのが、前面と左側面にあるメッシュ加工が施された大口径エアインテークです。さらに前面には、冷却用の空気をたっぷり取り込めるよう大型の吸気用ファンが付いており、前面中央部のファンでビデオカードを、前面下部のファンでストレージをしっかり冷却できるようになっています。
常に高い冷却効果を維持するには、定期的な掃除が必要となり、特に吸気用ファンの近くでは埃がたまりやすいですが、前面パネルの一部が簡単に取り外せるようになっており、掃除がしやすくなっています。
背面と上面にもメッシュ加工が施されたエアインテークがあり、排気用のファンも付いています。これら背面上部のファンと上面のファンに加えて、背面下部にある電源ユニットの内蔵ファンによって、効率的に放熱する構造となっています。
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 のようにエアインテークが多めの PC ケースを採用したゲームパソコンは他のメーカーやパソコンショップにもあり、ファンは前面と背面に各1つというモデルが見られますが、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 では PC ケースに取り付けたれたファンは4つです。わずかですがコストを削減するためにファンを少なくする事もできたでしょうが、放熱性には手を抜かない姿勢が伺えます。
パソコンの足にもこだわり
あまり注目されない所ですが、安いパソコンだと、パソコンの足には見るからに安っぽいインシュレーターが付いているモデルが見られますが、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 ではコストパフォーマンス重視にも関わらず、高級感のある高い制振性能を誇るインシュレーターが標準構成で採用されています。底上げによって床と底面の間のスペースが結構空くようになっているため、振動抑制だけでなく底面からの放熱性も良くなってそうです。外部インターフェース
前面
前面には、USB が3つ(USB2.0×2、USB3.0×1)、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子があります。パソコン本体を机の下等の低い位置に設置する場合、インターフェースが前面上部にあるため、手が届きやすく接続や取り外しがしやすいです。背面
背面には、USB が3つ(USB2.0×2、USB3.0×2)、映像出力端子として DVI-I、DVI-D、ミニ HDMI、サウンド関連の端子としてマイク入力、ライン入力、ライン出力、他に LAN と PS/2 があります。 映像出力端子が複数ありますので、マルチディスプレイ環境を構築して1台はゲーム画面を表示し、もう1台ではウェブブラウザ等の別の用途で使用するといった使い方ができます。主要 PC パーツ構成
CPU
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 が搭載する CPU は、インテル社の第4世代 Core i シリーズの Core i3-4130 です。Core i3-4130 の主な仕様は、コア数2、スレッド数2、動作周波数 3.4GHz です。Core i シリーズには大きく分けて Core i7、Core i5、Core i3 の製品があり、その中で性能順に並べると Core i3 は下位に位置します。ゲームパソコンなのに、低い性能の CPU を搭載しているのに不安を感じるかもしれませんが、最新の CPU の中で比較した場合の位置付けであり、PC ゲームのプレイに使うにあたり十分な性能を持っているかで言えば、Core i3 の性能は十分高いと言えます。
ただし、ゲームタイトルによっては Core i3 の性能では不足してきますが、画面の解像度を落とす、描画品質を低くして負荷を下げるといった工夫をすれば快適にプレイできるようになります。
低い性能の CPU を搭載するパソコンを選ぶなら、ゲームタイトルによってはこのような妥協した使い方が必要となりますが、CPU は性能が高くなるほど価格も高くなるため、Core i3 はコストパフォーマンスを重視するならゲームパソコンに適した CPU と言えます。
メインメモリー
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 が搭載するメインメモリーの容量は 4GB です。メインメモリーの低価格化と大容量化が進み、容量 4GB を超えるパソコンが珍しくなくなった今、容量 4GB は少ない印象を受けますが、容量 4GB もあれば、たいていのゲームタイトルの推奨スペックのメインメモリー容量を満たします。ストレージ
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 が搭載するストレージは HDD で、容量は 500GB です。ゲームパソコンとして使うなら、容量 500GB もあれば使い切る事のは難しいほどです。他の使用用途として使うとしても、大容量の動画ファイル等を大量に保存でもしない限り、容量 500GB もあれば十分です。最近は、ストレージとして SSD が注目されており、PC ゲームに関しては起動時間やロード時間の待ち時間の短縮効果が望めますが、ゲームタイトルによってはそれほど高い効果は望めませんし、SSD は容量あたりの価格がまだ高いですので、コストパフォーマンス重視するなら HDD は最適なストレージです。
光学ドライブ
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は光学ドライブを搭載していません。コストパフォーマンスの重視のため非搭載と思われますが、構造上の理由で光学ドライブを搭載できないパソコンを除けば、光学ドライブを搭載しないモデルは珍しいです。光学ドライブを使用する方にとっては不便ですが、光ディスクメディアに代わって USB メモリーやメモリーカードが台頭し、インターネット経由によるソフトウェアやドライバ、動画、音楽等のコンテンツの提供が普及した今、最近光学ドライブを使用する事がなくなった方がいるかと思います。
PC ゲームに関しても、まだ光ディスクメディアによる提供は続いていますが、同時にインターネットによる提供が普及しており、中にはインターネットによる提供しかないゲームタイトルもあります。
そのため、光学ドライブが無くても特に問題はないユーザーは少なくないと思われます。もし必要であれば、BTO カスタマイズで DVD スーパーマルチドライブかブルーレイディスクドライブの選択が可能です。
グラフィックス
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は、ビデオチップ GeForce GTX 650 のビデオカードを搭載しています。NVIDIA 社の GeForce 600 シリーズの製品となり、GeForce 700 シリーズの前世代となりますが、まだまだ現役で使える性能を持っています。また、GeForce GTX 650 はお手頃な価格でありながら PC ゲームを楽しめる性能を持っており、コストパフォーマンスに優れています。
電源ユニット
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 が搭載する電源ユニットの容量は 500W であり、80 PLUS シルバーのランクが付いています。コストパフォーマンス重視のため、品質を落としてコストを下げているかと思いきや、80 PLUS シルバーが付いた品質重視の電源ユニットを搭載しており、長時間のプレイも安心してできるようになっています。NEXTGEAR-MICRO im550BA2 の実力
気になる NEXTGEAR-MICRO im550BA2 の実力ですが、主な PC ゲームのベンチマーク結果と共に見ていきます。最近はパソコンの性能が底上げされ、大きく性能が制限されるタブレット PC でも、2D グラフィックスを駆使する低負荷ゲームタイトルや今流行りのブラウザゲームを快適にプレイできる性能を持っているめ、ベンチマークには 3D グラフィックスを駆使するゲームタイトルを採用しています。
(※1)すごく快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
(※2)とても快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
モンスターハンターフロンティア【大討伐】
(※)公式には、快適なプレイができるスコアの目安を公表していませんが、快適にプレイできると言えます。
上記の各ゲームタイトルのベンチマーク結果を見てみると、品質が高いグラフィック設定で解像度を上げても、快適にプレイできるスコアが出ているのがわかります。ドラゴンクエストXやモンスターハンターフロンティアは、3D グラフィックスを駆使したゲームタイトルですが、パソコンにそれほど高い負荷がかかりません。
他にも、パソコンにそれほど高い負荷がかからないゲームタイトルであれば、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は快適にプレイできる性能を持っていると言えます。
(※1)非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
(※2)とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。
(※3)快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。
ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver2.0
(※1)快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみ下さい。
(※2)標準的な動作が見込めます。余裕が有れば簡易描画設定の調整をお勧めいたします。
次に、上記のゲームタイトルのベンチマーク結果を見ていきます。どちらもパソコンに高い負荷がかかるゲームタイトルですが、快適にプレイできるスコアを出すには、解像度やグラフィックス設定が必要となっています。各ゲームタイトルについて詳しく見ていきます。
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼアでは、解像度 1920×1080 かつグラフィックス設定が最高品質でも、快適と評価されるスコアが出ていますが、あくまでベンチマーク側の評価なので注意が必要となります。
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア に限った話ではありませんが、ベンチマーク結果で最高の評価が付けば、たいていのユーザーは実際にプレイしても快適と判断します。しかし、スコアが下がってくると、実際にプレイして快適かどうかの判断は人によって分かれてきます。その理由は、快適かどうか判断する基準が人によって異なるからです。
例えば、全体の一部において負荷が高まるとカクつくのであれば、快適でないと判断するユーザーもいれば、多少のカクつく状態があっても快適にプレイできると判断するユーザーもいます。
以上を踏まえて個人的な判断となりますが、FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼアでは 5000 を割るとカクつきを感じるようになってきますので、とても快適となる 5000 以上は欲しい所です。
解像度 1280×720 であれば最高品質でも 5000 以上をクリアしていますが、解像度 1920×1080 でプレイするなら標準品質(デスクトップPC)まで落とせば 5000 を超え、カクつきを感じにくくなってきます。
一方のファンタシースターオンライン2 では、解像度が 1280×720 であれば簡易描画設定を最高の5にしても快適にプレイできるスコアが出ていますが、解像度が 1920×1080 だと簡易描画設定を3に落とさないと快適にプレイできるスコアが出ません。
スコアが 5000 を超えていれば、多人数プレイヤーが集まった状況でエフェクトの発生等で負荷が高まっても、カクつくといった状態がほぼ見られませんが、5000 を割るとカクつく状態が目立つようになってくるため、解像度 1920×1080 で快適なプレイを楽しむには、簡易描画設定を3まで落とす必要があると言えます。
Crysis3 にはベンチマーク機能がないため、1秒間あたりの画面描画回数フレームレート(fps)を記録できるソフトウェア Fraps を使用してのベンチマークとなります。また、フレームレート測定範囲は、新規キャンペーンを開始してプレイヤーの操作ができるようになってから60秒間としています。その間は、登場人物のサイコの後を追いかけるように操作しています。
また、グラフィックス設定はアンチエイリアスとテクスチャ解像度を、それぞれ SMAA低(1X)、高と初期設定のままとし、解像度と画質設定を変更してベンチマークを行うとしています。
Crysis3
ベンチマークのスコアと同様にフレームレートに関しても、ユーザーによって快適か判断する基準が異なってきますが、フレームレートの平均が60あれば、誰もが快適と判断すると思われる目安と言えます。
フレームレートの平均が30になってくると、カクつきを結構感じるようになり快適とは言えなくなってきますので、快適と言うには40は欲しいところです。
以上の基準で見ると、今回のベンチマークでは 解像度 1280×720 で画質が中であれば、快適と言えるフレームレートが出ています。実際にプレイした印象でも、ぬるぬる動き快適にプレイできると実感しました。
比較的負荷が高くないゲームタイトルなら快適にプレイできる
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト ver.1.10解像度、設定等 | スコア |
---|---|
1280×720 最高品質 | 13889 すごく快適(※1) |
1920×1080 最高品質 | 9185 とても快適(※2) |
(※2)とても快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
モンスターハンターフロンティア【大討伐】
解像度、設定等 | スコア |
---|---|
1280×720 | 8592(※) |
1920×1080 | 4473(※) |
上記の各ゲームタイトルのベンチマーク結果を見てみると、品質が高いグラフィック設定で解像度を上げても、快適にプレイできるスコアが出ているのがわかります。ドラゴンクエストXやモンスターハンターフロンティアは、3D グラフィックスを駆使したゲームタイトルですが、パソコンにそれほど高い負荷がかかりません。
他にも、パソコンにそれほど高い負荷がかからないゲームタイトルであれば、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は快適にプレイできる性能を持っていると言えます。
高い負荷がかかるゲームタイトルでは、設定次第で快適に
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編解像度、設定等 | スコア |
---|---|
1280×720 標準品質(デスクトップPC) | 12591 非常に快適(※1) |
1280×720 高品質(デスクトップPC) | 6955 とても快適(※2) |
1280×720 最高品質 | 6654 とても快適(※2) |
1920×1080 標準品質(デスクトップPC) | 7151 非常に快適(※1) |
1920×1080 高品質(デスクトップPC) | 3728 快適(※3) |
1920×1080 最高品質 | 3634 快適(※3) |
(※2)とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。
(※3)快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。
ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver2.0
解像度、設定等 | スコア |
---|---|
1280×720 簡易描画設定5 | 8645(※1) |
1920×1080 簡易描画設定3 | 6038(※1) |
1920×1080 簡易描画設定4 | 3867(※2) |
1920×1080 簡易描画設定5 | 3763(※2) |
(※2)標準的な動作が見込めます。余裕が有れば簡易描画設定の調整をお勧めいたします。
次に、上記のゲームタイトルのベンチマーク結果を見ていきます。どちらもパソコンに高い負荷がかかるゲームタイトルですが、快適にプレイできるスコアを出すには、解像度やグラフィックス設定が必要となっています。各ゲームタイトルについて詳しく見ていきます。
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼアでは、解像度 1920×1080 かつグラフィックス設定が最高品質でも、快適と評価されるスコアが出ていますが、あくまでベンチマーク側の評価なので注意が必要となります。
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア に限った話ではありませんが、ベンチマーク結果で最高の評価が付けば、たいていのユーザーは実際にプレイしても快適と判断します。しかし、スコアが下がってくると、実際にプレイして快適かどうかの判断は人によって分かれてきます。その理由は、快適かどうか判断する基準が人によって異なるからです。
例えば、全体の一部において負荷が高まるとカクつくのであれば、快適でないと判断するユーザーもいれば、多少のカクつく状態があっても快適にプレイできると判断するユーザーもいます。
以上を踏まえて個人的な判断となりますが、FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼアでは 5000 を割るとカクつきを感じるようになってきますので、とても快適となる 5000 以上は欲しい所です。
解像度 1280×720 であれば最高品質でも 5000 以上をクリアしていますが、解像度 1920×1080 でプレイするなら標準品質(デスクトップPC)まで落とせば 5000 を超え、カクつきを感じにくくなってきます。
一方のファンタシースターオンライン2 では、解像度が 1280×720 であれば簡易描画設定を最高の5にしても快適にプレイできるスコアが出ていますが、解像度が 1920×1080 だと簡易描画設定を3に落とさないと快適にプレイできるスコアが出ません。
スコアが 5000 を超えていれば、多人数プレイヤーが集まった状況でエフェクトの発生等で負荷が高まっても、カクつくといった状態がほぼ見られませんが、5000 を割るとカクつく状態が目立つようになってくるため、解像度 1920×1080 で快適なプレイを楽しむには、簡易描画設定を3まで落とす必要があると言えます。
非常に高い負荷がかかるゲームタイトルでは
コストパフォーマンス重視の NEXTGEAR-MICRO im550BA2 に対して、非常に高い負荷がかかるゲームタイトルのベンチマークを行うのは酷ですが、今回は最新の高性能ゲームパソコンやビデオカードの性能指標として採用されるほどのゲームタイトル Crysis3 のベンチマークを実施してみました。Crysis3 にはベンチマーク機能がないため、1秒間あたりの画面描画回数フレームレート(fps)を記録できるソフトウェア Fraps を使用してのベンチマークとなります。また、フレームレート測定範囲は、新規キャンペーンを開始してプレイヤーの操作ができるようになってから60秒間としています。その間は、登場人物のサイコの後を追いかけるように操作しています。
また、グラフィックス設定はアンチエイリアスとテクスチャ解像度を、それぞれ SMAA低(1X)、高と初期設定のままとし、解像度と画質設定を変更してベンチマークを行うとしています。
Crysis3
解像度、画質設定 | フレームレート(平均値) |
---|---|
1280×720 低 | 59.783 |
1280×720 中 | 54.600 |
1280×720 高 | 38.450 |
1280×720 最高 | 23.400 |
1920×1080 低 | 35.650 |
1920×1080 中 | 29.683 |
1920×1080 高 | 20.283 |
1920×1080 最高 | 12.733 |
ベンチマークのスコアと同様にフレームレートに関しても、ユーザーによって快適か判断する基準が異なってきますが、フレームレートの平均が60あれば、誰もが快適と判断すると思われる目安と言えます。
フレームレートの平均が30になってくると、カクつきを結構感じるようになり快適とは言えなくなってきますので、快適と言うには40は欲しいところです。
以上の基準で見ると、今回のベンチマークでは 解像度 1280×720 で画質が中であれば、快適と言えるフレームレートが出ています。実際にプレイした印象でも、ぬるぬる動き快適にプレイできると実感しました。
総評
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 はコストパフォーマンス重視のため、あらゆるゲームタイトルを、グラフィックス設定を最高にして快適にプレイできる性能は持っていませんが、グラフィックス設定の調整次第では、あらゆるゲームタイトルを快適にプレイできる性能を持っていると言えます。
比較的負荷が高くないゲームタイトルであれば、グラフィックス設定を調整して画質や解像度を上げても十分快適にプレイできる性能を持っています。
負荷が高いゲームタイトルで快適なプレイを実現するためには、グラフィックス設定の調整が必要になりますが、負荷が高いゲームタイトルであっても快適にプレイできるほどの性能を持つパソコンが手頃な価格で買える事を考えると、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 はかなりお買い得です。
比較的負荷が高くないゲームタイトルであれば、グラフィックス設定を調整して画質や解像度を上げても十分快適にプレイできる性能を持っています。
負荷が高いゲームタイトルで快適なプレイを実現するためには、グラフィックス設定の調整が必要になりますが、負荷が高いゲームタイトルであっても快適にプレイできるほどの性能を持つパソコンが手頃な価格で買える事を考えると、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 はかなりお買い得です。
NEXTGEAR-MICRO im550BA2 販売店
今回レビューに使用した NEXTGEAR-MICRO im550BA2 は、マウスコンピューターの直販ショップで販売されています。
マウスコンピューターでは、ゲームパソコン・ハイエンド PC ブランド G-Tune を販売しており、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 のようなコストパフォーマンス重視の製品の他に、ユーザーの様々なニーズに応える幅広いラインナップを展開しており、あらゆるゲームタイトルを最高のグラフィックス設定で快適にプレイできる製品もあります。
ゲームパソコンを選ぶ際は、自分がプレイしたいゲームタイトルを快適にプレイできる性能を持っているか見極めるのが難しい面がありますが、マウスコンピューターでは多数のゲームタイトルの推奨パソコンを販売しており、あらかじめプレイするゲームタイトルの推奨パソコンがあれば、そのゲームタイトルの推奨スペックを満たし、かつ動作確認済みですので、安心して購入できます。
マウスコンピューターでは、ゲームパソコン・ハイエンド PC ブランド G-Tune を販売しており、NEXTGEAR-MICRO im550BA2 のようなコストパフォーマンス重視の製品の他に、ユーザーの様々なニーズに応える幅広いラインナップを展開しており、あらゆるゲームタイトルを最高のグラフィックス設定で快適にプレイできる製品もあります。
ゲームパソコンを選ぶ際は、自分がプレイしたいゲームタイトルを快適にプレイできる性能を持っているか見極めるのが難しい面がありますが、マウスコンピューターでは多数のゲームタイトルの推奨パソコンを販売しており、あらかじめプレイするゲームタイトルの推奨パソコンがあれば、そのゲームタイトルの推奨スペックを満たし、かつ動作確認済みですので、安心して購入できます。
- マウスコンピューター
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マウスコンピューターは、パソコンの製造及び販売を行っている国内メーカーです。コストパフォーマンスの高さは、国内メーカー随一です。
はじめは様々なメーカーのパソコンを販売していましたが、顧客が求めるパソコンにより近いパソコンを販売しようと BTO パソコンの販売を始め、シンプルな仕様にこだわり、セカンドマシンとしてもお手頃な価格で購入できるモデルで大きな注目を浴びました。
さらにユーザーが増えてくると、性能にとことんこだわったハイスペックモデルが登場する等して品揃えが充実し、大きく躍進しました。PC ゲームユーザー向けのモデルの品揃えも充実しており、個人ユーザーだけでなく様々なネットカフェやゲーム製作会社の新製品発表会やイベントに採用されており、高い品質と信頼性が求められる環境で実績を出しています。