SSDの発熱
最終更新日
2023年09月07日
SSDの発熱とは
基礎
SSDの発熱とは、SSDが熱を発生することです。ハツネツと読みます。SSDの発熱とSSDの種類
SATA SSD
SATA SSDは発熱が小さいです。昔と比べると性能が向上し発熱が大きいです。モデルによっては主な発熱源のコントローラーの熱を筐体に逃がす熱対策を行っています。出典
・最新SSDのキホン - AKIBA PC Hotline!(2014/09/08公開記事)
M.2 SSD
M.2 SSDはドライブベイに搭載する2.5インチSSDと比べると小型化されています。M.2 SSDのデータ転送方式にはSATAとPCI Expressがあります。PCI ExpressはSATAよりも消費電力が増加しています。小型化と消費電力の増加により発熱が大きくなっており、異常に温度が高くなると温度を下げるためにパフォーマンスが低下する他、熱により劣化が早まります。M.2 SSDの温度が一定レベルに達するとパフォーマンスを落とし温度を下げる機能を、サーマルスロットリングと呼びます。一般的には、温度が上昇し70度程度を超えるとサーマルスロットリングが機能します。サーマルスロットリングが機能するので、すぐに熱で故障することがありません。ただし、パフォーマンスが落ちますので、冷却してサーマルスロットリングが働かないようにすればパフォーマンスの低下を抑えられます。
データ転送方式がPCI ExpressのM.2 SSDでは、パフォーマンスの低下を抑えるために冷却するのが望ましいです。冷却しなくてもパフォーマンスの低下が見られなければ冷却しなくてもよいですが、できるだけ温度が低い状態で使うと劣化しにくく寿命が延びるメリットがありますので冷却が望ましいです。データ転送方式がSATAのM.2 SSDでは冷却が不要です。
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