ストレージのデータ完全消去

最終更新日 2022年01月17日

データ完全消去とは

基礎

データ完全消去とは、データを復旧・復元できないところまで消去することです。

上書きで完全消去

ストレージにファイルを保存すると、ファイル本体データ、ファイル本体データを索引するために利用するインデックス情報(ファイル名、日付情報、ファイル本体データ格納場所等の情報)を保存します。フォルダーから削除しごみ箱を空にする等、OSやソフトウェアを操作して削除する方法では、インデックス情報は削除しますがファイル本体データは削除しないので復元できます。ファイル本体データを保存していた場所に、別のデータを上書きすると完全消去できます。データを完全消去するソフトウェアを利用すれば簡単な操作で上書きし完全消去できます。

物理的破壊で完全消去

ストレージが故障しアクセスできない場合、完全消去するために上書きできません。物理的に破壊する方法がありますが大変です。SSD、メモリーカード、USBメモリーなら何とかなりますがHDDだと大変です。ストレージを物理的に破壊するサービスを提供する業者を利用するとよいです。

データを完全消去したストレージの再利用

ソフトウェアでデータを完全消去したストレージは再利用できます。物理的破壊によるデータ完全消去だと再利用できません。物理的破壊ではなくても、例えば消磁装置を使用しデータを完全消去したHDDは再利用できません。

HDDのデータ完全消去

データ完全消去に必要な上書き回数

HDDのデータを完全消去する場合、1回上書きすれば十分です。昔は1回のみでは不十分でしたが、今では1回で十分です。容量の目安で言うと数十GB以上であれば1回で十分です。昔と違って今のHDDは記録密度が高く、上書きを1回行えば残留磁気探索によるデータの復元が不可能です。極一部の領域にてデータを正確に上書きできない場合が稀に発生するので、非常に機密性が高いデータを完全消去する場合、念のために上書きを2回行うとよいです。

ドリルで穴をあける

プラッターに穴があくようにドリルで穴をあけると実質的にデータを完全消去できます。中途半端な破壊でありプラッターの残骸からデータを復元できそうです。昔のHDDでは残留磁気探索装置(磁気力顕微鏡)を使用すれば穴があいたプラッターの残骸からデータを読み出せましたが、今のHDDでは記録密度が高く残留磁気探索装置の測定限界の問題により読み出せません。

プラッターの残骸から別のHDDに組み込めるほどのプラッターを作り、ヘッドを使用して読み出す方法を考えられますが、仮に実現しているところがあるとしても、そこまでやるところにドリルで穴をあけたHDDが持ち込まれる可能性が、少なくとも個人が使用してきたHDDの場合は無きに等しいです。国家機密に相当するような非常に機密性が高いデータの保存に使用してきたHDDではなければ、ドリルで穴をあける方法で十分です。

磁石を近づける

HDDに近づけるとデータが消えてしまうほどの強力な磁石は、一般的には身の回りにありません。データを完全消去するサービスを提供する業者等が所持している消磁装置にあります。

磁力が強力な希土類磁石(ネオジム磁石等)でもデータが消えませんが、動作中のHDDに近づけると故障する場合があります。HDD内部にある回転するプラッターが傾き、別の部品と接触し摩擦が発生し壊れます。動作していないHDDでも、長時間近づけるとプラッター等の部品の構造が変形し壊れます。HDD内の機械的に動作する部品が壊れるので、データが消えるわけではありません。

電子レンジ

電子レンジを使用しHDDの基板等の外部に見える部品に限らず、プラッターまで破損すればデータを完全消去できます。プラッターが無事であれば、物理的に破壊されたHDDでもデータの復旧を試みることができる機材を持っているところでデータを復元できる可能性があります。プラッターまで破損させるとしても、電子レンジの故障につながる恐れがあり最悪火災につながる恐れもあるので実際にやらない方がよいです。

メモリーカード

Windowsのフォーマット

Windowsには通常のフォーマット(完全なフォーマット、フルフォーマット、物理フォーマット)、クイックフォーマットがあります。Windows XPまでは通常のフォーマットもクイックフォーマットもデータを完全消去しません。Windows Vista以降では通常のフォーマット実行時に「0」(ゼロ)を書き込むので完全消去できます。クイックフォーマットは変わらず完全消去しません。

デジタルカメラでの削除操作

メモリーカードではファイル本体のデータと、そのデータを索引するためのインデックス(ファイル名、日付情報、データ格納場所等)情報を保存します。デジタルカメラを操作し削除するとインデックス情報は削除しますが、画像ファイル本体データは削除せず残るので復元できます。画像ファイル単体を指定して削除、全削除、フォーマット、どの削除方法でも復元できます。

昔は復元可能が一般的でしたが、復元可能を知らないユーザーが多く画像ファイル流出が問題になったので、セキュリティ機能として強化し削除操作すれば画像ファイル本体データも完全消去するデジタルカメラが増えました。全てのデジタルカメラが該当しないので、復元可能の場合があると認識し、完全消去すると確認できなければデータ完全消去ソフトウェアの利用や物理的破壊等をするとよいです。

USBメモリー

磁石を近づける

人体に悪影響を及ぼすほどの強力な磁石ではなければ、USBメモリーに磁石を近づけてもデータが消えません。故障もしません。データが消えるほどの強力な磁石は容易に入手できません。文房具や事務用品の磁石等、身の回りにありふれた磁石であれば人体に悪影響がなく、USBメモリーに近づけてもデータが消えません。データ完全消去サービス提供業者等が所持する消磁装置であればデータが消えます。

X線検査装置を通過する

空港等の交通機関に設置のX線検査装置にて、USBメモリーが通過してもデータが消えません。USBメモリーに限らず他のフラッシュストレージ(SSD、メモリーカード等)も同様です。強力X線発生装置であればデータが消えます。


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