USBメモリーのデータ保持期間

最終更新日 2023年09月07日

USBメモリーのデータ保持期間とは

基礎

USBメモリーのデータ保持期間とは、データを保存してから正常に読み込み可能な期間です。データ保存可能な期間は永久ではなく、いずれはデータを読み込めなくなります。

データが保持期間が有限の理由

あくまでもイメージですが、大雑把に言うとUSBメモリーには小さな領域が多く存在し、その領域に電子を入れるか入れないかによって0か1のデータを表現します。領域に入れた電子は長期間経過すると徐々に逃げてしまうのでデータが消えます。

通電

パソコン等に接続し通電するだけではデータ保持期間が戻りません。例えばデータ保持期間が10年間であり5年経過時に通電しても、データが保持期間が10年間に戻らず残り5年間です。パソコンのHDD等にコピーし改めてUSBメモリーに書き込む必要があります。

データ保持期間の目安

MLCのデータ保持期間は5〜10年間

USBメモリーのデータ保持期間は、USBメモリー内部にあるフラッシュメモリーの種類、データ書き換え回数、保管環境等によって異なります。フラッシュメモリーの種類がMLCの場合、5〜10年間です。

出典
気になる「自然蒸発」と「セル寿命」 | 日経クロステック(xTECH)(2009/11/18公開記事)

保管環境が劣悪だと数日や数週間程度

フラッシュメモリーはデータ書き換えが発生するほど劣化しますが、新品に近い状態であれば10年以上はあります。ただし、保管環境が劣悪だと短くなり、特に高温に弱いので直射日光が当たる場所や暖房器具の近く等に保管すると、新品に近い状態でも数日や数週間程度の場合があります。

寿命に近い状態だと1年未満

フラッシュメモリーは書き換え回数が増えていくと劣化しデータ保持期間が短くなり、寿命に近い状態だと1年未満の可能性があります。私が勤めていた職場では、酷使してきたUSBメモリーを使用しなくなったので鍵付きロッカーに保管したところ、約1年後にデータを読み込めなかった経験があります。

USBメモリーは長期保存に適していない

USBメモリーは小型・軽量なので紛失しやすく破損もしやすいです。仮にデータ保持期間が10年以上と確実であっても、データを長期間保存しておく用途に適していません。USBメモリーは一時的にデータを保存する用途に適しています。


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