USB PD PPS
最終更新日
2025年02月15日
USB PD PPSとは
基礎
USB PD PPSとはUniversal Serial Bus Power Delivery Programmable Power Supplyの略で、 USB PD の拡張規格です。充電される機器の充電状況に合わせて、電圧を20mV刻み、電流を50mA刻みで柔軟に変化させ、最適な電力を供給して損失を減らします。メリット
USB PD PPSには、損失が減るため消費電力と発熱も減る、以上のメリットがあります。バッテリーに注目して言うと、充電時にバッテリーの発熱が減る、バッテリーの充電時間が短くなる、以上のメリットがあります。USB PD PPS対応の必要あり
USB PD PPSはオプションです。すなわち、USB PD PPS対応が必須ではありません。USB PD PPSを利用して充電するには、充電器と充電される機器、両者がUSB PD PPSに対応の必要があります。両者が対応なら、充電される機器の要求に応じて、充電器が20mV刻みで電圧や50mA刻みで電流を細かく調整し、損失による消費電力と発熱が減ります。調整可能な電圧の範囲
USB PD PPSでは、調整できる電圧の範囲があります。標準の電圧 | 調整可能な電圧の範囲 |
---|---|
9V | 5〜11V |
15V | 5〜16V |
20V | 5〜21V |
例えば、USB PDの標準の電圧に9Vがありますが、9Vで電力供給する場合、5〜11Vの範囲で電圧を20mV刻みで細かく調整します。
標準の電圧に5Vがありませんが、USB PD PPSの対象外です。USB PD EPRだと標準の電圧に28V、36V、48Vもありますが、USB PD PPSの対象外です。すなわち、供給電力が100Wを超える場合、USB PD PPSを利用できません。
出典
・対応機器が増えてきた「USB PD PPS」、高効率かつ低発熱な急速充電が可能(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2024/10/03公開記事)
・これだけは知っておきたい、USB充電器の基礎知識 - 充電器の正しい選び方(3ページ目):日経クロステック Active(2024/10/24公開記事)
・USB給電の規格と仕組みを理解、複数規格があり供給電力が異なるので注意 - まる分かりUSB最新事情(3ページ目):日経クロステック Active(2025/03/21公開記事)
・これだけは知っておきたい、USB充電器の基礎知識 - 充電器の正しい選び方(3ページ目):日経クロステック Active(2024/10/24公開記事)
・USB給電の規格と仕組みを理解、複数規格があり供給電力が異なるので注意 - まる分かりUSB最新事情(3ページ目):日経クロステック Active(2025/03/21公開記事)
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