インテル Core M シリーズのプロセッサー・ナンバーの見方 - CPU の選び方

最終更新日 2017年08月02日

プロセッサー・ナンバーとは

インテル社の CPU には、製品ごとに異なるプロセッサー・ナンバーが付けられています。数字やアルファベットから成るプロセッサー・ナンバーは、製品の識別ができるだけでなく、プロセッサー・ナンバーには法則があるため、数字やアルファベットから性能の大小関係や製品の特徴がわかります。

マイクロアーキテクチャ、開発コードネーム一覧

以下は、Core M シリーズ採用マイクロアーキテクチャ、開発コードネームを簡易にまとめた表です。

マイクロアーキテクチャ 開発コードネーム 発売時期
Broadwell Broadwell-Y 2014年
Skylake Skylake-Y 2015年
Kaby Lake Kaby Lake-Y 2016〜2017年

Broadwell マイクロアーキテクチャ

Broadwell-Y 製品一覧

製品 コア数 スレッド数 クロック
周波数
TB(※) L3 TDP
Core M-5Y71 2 4 1.2GHz 2.9GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y70 2 4 1.1GHz 2.6GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y51 2 4 1.1GHz 2.6GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y31 2 4 900MHz 2.4GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y10c 2 4 800MHz 2GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y10a 2 4 800MHz 2GHz 4MB 4.5W
Core M-5Y10 2 4 800MHz 2GHz 4MB 4.5W
(※)ターボ・ブースト・テクノロジー利用時の最大クロック周波数

プロセッサー・ナンバー

Broadwell の Core M シリーズのプロセッサー・ナンバーは、以下のように表されます。

モディファイア - 数字とアルファベットを組み合わせた4文字

モディファイア

Core M の M がモディファイアです。Core i7 等の別ブランドとの区別のために付きます。

数字とアルファベットを組み合わせた4文字

1文字目は数字5となります。Broadwell の Core i シリーズは第5世代 Core i シリーズであり、Core i シリーズのプロセッサー・ナンバーに含まれる4桁の数字の上1桁目は、世代ナンバー5となっており、同様に Broadwell の Core M シリーズも5になっています。

2文字目はサフィックスと呼ばれるアルファベットが入ります。サフィックスは、製品の特徴を示します。Broadwell の Core M シリーズでは、以下のサフィックスが使われます。

モバイル用途向け
Y
極低消費電力
3文字目から4文字目は2桁の数字となります。2桁の数字は、大きいほど機能と性能に優れていることを示します。

補足

Core M シリーズの一部の製品には、末尾にa、またはcが付きます。a、またはcが付く製品には、Core M-5Y10a と Core M-5Y10c があり、Core M-5Y10 も含めて比較すると、仕様に以下のような違いがあります。

製品 設定可能
下限 TDP
グラフィックス
定格周波数
Core M-5Y10 4W 100MHz
Core M-5Y10a 3.5W 100MHz
Core M-5Y10c 3.5W 300MHz

Skylake マイクロアーキテクチャ

Skylake-Y 製品一覧

製品 コア数 スレッド数 クロック
周波数
TB(※) L3 TDP
Core m7-6Y75 2 4 1.2GHz 3.1GHz 4MB 4.5W
Core m5-6Y57 2 4 1.1GHz 2.8GHz 4MB 4.5W
Core m5-6Y54 2 4 1.1GHz 2.7GHz 4MB 4.5W
Core m3-6Y30 2 4 900MHz 2.2GHz 4MB 4.5W
(※)ターボ・ブースト・テクノロジー利用時の最大クロック周波数

プロセッサー・ナンバー

Skylake の Core M シリーズのプロセッサー・ナンバーは、以下のように表されます。

モディファイア - 数字とアルファベットを組み合わせた4文字

モディファイア

Broadwell の Core M シリーズは、モディファイアは M でしたが、Skylake の Core M シリーズでは、m7、m5、m3 の3つとなりました。

Core i シリーズの3つのブランド Core i7、Core i5、Core i3 のように、Core M シリーズも3つのブランド Core m7、Core m5、Core m3 が存在するようになりました。

数字とアルファベットを組み合わせた4文字

1文字目は、数字6です。Skylake の Core i シリーズは第6世代 Core i シリーズであり、第6世代であることがわかるように、Core i シリーズのプロセッサー・ナンバーに含まれる4桁の数字の上1桁目は、世代ナンバー6です。Skylake の Core M シリーズも、Skylake の Core i シリーズに合わせて、1文字目を数字6にしていると思われます。

2文字目はサフィックスと呼ばれるアルファベットが入ります。サフィックスは、製品の特徴を示します。Skylake の Core M シリーズでは、以下のサフィックスが使われます。

モバイル用途向け
Y
極低消費電力
3文字目から4文字目は2桁の数字となります。2桁の数字は、大きいほど機能と性能に優れていることを示します。

Kaby Lake マイクロアーキテクチャ

Kaby Lake-Y 製品一覧

製品 コア数 スレッド数 クロック
周波数
TB(※) L3 TDP
Core m3-7Y32 2 4 1.1GHz 3GHz 4MB 4.5W
Core m3-7Y30 2 4 1GHz 2.6GHz 4MB 4.5W
(※)ターボ・ブースト・テクノロジー利用時の最大クロック周波数

プロセッサー・ナンバー

Kaby Lake の Core M シリーズのプロセッサー・ナンバーは、以下のように表されます。

モディファイア - 数字とアルファベットを組み合わせた4文字

モディファイア

Skylake の Core M シリーズでは、モディファイアは m7、m5、m3 の3つがありましたが、Kaby Lake の Core M シリーズでは m3 のみです。

Kaby Lake の Core M シリーズでは、新しい製品が発売される可能性があり、モディファイアに m7 や m5 が付く製品が登場するかもしれません。(2017年8月1日時点)

数字とアルファベットを組み合わせた4文字

1文字目は、数字7です。Kaby Lake の Core i シリーズのプロセッサー・ナンバーに含まれる4桁の数字の上1桁目は、世代ナンバー7ですが、これに合わせて1文字目を数字7にしていると思われます。

2文字目はサフィックスと呼ばれるアルファベットが入ります。サフィックスは、製品の特徴を示します。Kaby Lake の Core M シリーズでは、以下のサフィックスが使われます。

モバイル用途向け
Y
極低消費電力
3文字目から4文字目は2桁の数字となります。2桁の数字は、大きいほど機能と性能に優れていることを示します。