ディスプレイのMPRT(Motion Picture Response Time)

最終更新日 2024年05月05日

ディスプレイのMPRT(Motion Picture Response Time)とは

基礎

ディスプレイのMPRTとはMotion Picture Response Timeの略で、ディスプレイの動画応答の性能を表す指標です。エムピーアールティーと読みます。日本語では動画応答時間です。

VESAが策定

2005年にVESAがMPRTを策定しました。

MPRTの単位

MPRTの単位がmsです。

MPRTの測定方法

ディスプレイの画面に長方形の画像を表示させます。この画像を動かし、画像の端に発生するぼやけをカメラで追いかけながら撮影します。撮影した画像からぼやけの幅を測定します。このぼやけ幅と、動かした画像の速度、両者からMPRTを求めます。この一連の作業を、長方形の画像を表示する背景の輝度や、長方形の画像を動かす速度を変えて行い、各結果のMPRTの平均値をディスプレイのMPRTとします。

ディスプレイの各種類のMPRT

ディスプレイの種類 MPRT
CRTディスプレイ 4ms
プラズマディスプレイ 8〜10ms
液晶ディスプレイ
(60Hz,ホールド型表示)
15〜25ms(TN方式)
20〜35ms(VA方式)
15〜25ms(IPS方式)

液晶ディスプレイでもリフレッシュレート120Hz、オーバードライブ、インパルス型表示等を採用することによって、プラズマディスプレイと同等のMPRTを達成しているモデルがあります。

出典

MPRT | 日経クロステック(xTECH)(2007/01/16公開記事)
コントラスト比、視野角、応答速度液晶ディスプレイのスペックについて知る(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2007/10/10公開記事)


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