NVIDIA GPUの開発コードネーム

最終更新日 2023年09月07日

基礎

NVIDIA GPUの開発コードネームとは、開発中のNVIDIA GPUに付けられる名称です。開発中の段階では製品名がなく開発コードネームを付けます。例えばGeForce 256と呼ぶ製品の開発コードネームがNV10です。

命名規則

開発コードネームにアルファベットと数字を使用します。NVIDIAが命名規則を公表していません。推測はできます。例えばGeForce RTX 30シリーズの開発コードネームにGA102等があります。2文字目のAがアーキテクチャーのAmpereを示すと思われます。1文字目のGがGeForceを示す可能性がありますが、昔から1文字目がGではなく途中から1文字目がGになったので違う可能性もあります。

3桁の数字が開発順を示すと思われます。GeForce RTX 30シリーズの開発コードネームを例に挙げると、GA102、GA103、GA104、GA106、GA107と順に開発が進んだと思われます。GA101、GA105がないですが、開発が中止になって欠番になった可能性があります。

3桁の数字の1桁目が2の場合があります。例えばGeForce 900シリーズの開発コードネームにGM200、GM204、GM206があります。アーキテクチャーが第2世代Maxwellなので、3桁の数字の1桁目がアーキテクチャーの世代を示すと思われます。

複数の製品の開発コードネームが同じ

複数の製品の開発コードネームが同じ場合があります。一部の仕様が異なる複数の製品にする場合があるためです。例えばGeForce2シリーズにGeForce2 GTS、GeForce2 Pro、GeForce2 Ultraがあります。どの製品も開発コードネームがNV15です。各製品ではクロック等が異なります。

同じ製品でも開発コードネームが複数ある

同じ製品でも開発コードネームが複数ある場合があります。そのようになる理由が様々です。例えば製品発売後に製造上の理由でプロセスルールが変更となり、プロセスルールかつ開発コードネームが異なる別のものが同じ製品になる場合があります。

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