HDDのシッピングゾーン方式とランプロード方式の違いとは?

最終更新日 2019年10月11日

HDD のシッピングゾーン方式とランプロード方式の違いとは何か

29個のハードディスク・前編 - akky's room には、ヘッダーが停止する場所について以下のとおり書かれています。
左がseagateや初期のWestern Digital、Samsungが採用していた「シッピングゾーン方式」で、円周の最内周(シッピングゾーン)に寄せて停止します。

右がhitachi、後々のWestern Digitalが採用した「ランプロード方式」。白い部分がランプロードで、ここに格納して停止します。
この記事にはヘッダーが停止する場所がわかりやすいように画像が掲載されており、円周の最内周とはディスク(プラッター)の最内周、ランプロード方式においてヘッダーが停止する場所とはディスクの外側です。

ランプロード方式ではヘッダーがディスクの外側で待機しているので、衝撃時にヘッダーがディスクと接触するリスクがなく、ランプロード方式の方が衝撃に強いと考えられます。

同記事によると、ノートパソコンにて搭載される2.5インチサイズの HDD はランプロード方式だそうです。ノートパソコンは衝撃を受けやすいので、ランプロード方式を採用していると考えられます。

ハードディスクドライブの進化がパソコンにもたらしたもの(後編) | 大塚商会 には、以下のとおり書かれています。
こうした事故を防ぐために、耐衝撃性を高める技術の開発が進んできました。具体的には、必要のないときにヘッドをディスク上ではなく、ディスクの横にある安全地帯に退避させる技術です。

ヘッドを退避させる方法は主に2種類。「シッピングゾーン方式」と「ランプロード方式」です。後者は部品点数が増えるものの、耐衝撃性に優れており、ノートパソコン向けのHDDはこの方式を採用する例が多くなっています。
こうした事故とは、衝撃によりヘッドとディスクが接触し壊れてしまうことです。

この記事によると、ランプロード方式の方が部品点数が増えるそうなので、コストが高くなると考えられます。

デスクトップパソコン向け HDD では、ノートパソコンよりは衝撃を受けにくいのでランプロード方式を採用する必要性が低く、コストを抑えるためにシッピングゾーン方式を採用していると考えられます。

ハードディスクの起動と停止|Logitec データ復旧技術センター には、以下のとおり書かれています。
 シッピングゾーンは通常プラッターの最内周に用意され、この部分にはヘッドが吸着しないように表面処理が施してあります。また起動をスムーズにするために特殊なオイルが塗布されており、起動時と停止時にはヘッドは必ずここに移動するように制御されます。
ヘッダーはディスクが高速回転した時に発生する空気の流れにより浮き上がりますので、ヘッダーが停止する場所にてヘッダーが浮き上がらずディスクに接触しても問題ないように特殊なオイルで表面処理されていると考えられます。

同記事には、以下のとおり書かれています。
 一方、ランプロードはプラッターの外部に用意されたヘッドホルダーで、電源が切れている場合や、スリープ時にはヘッドはここに戻ってくるように制御されています。(写真2)また非動作時には衝撃などでランプロードからヘッドアクチュエータが脱出してしまわないように、アクチュエータを固定するロック機能が備えられている場合がほとんどです。(写真3)
ヘッドアクチュエータ、すなわちヘッダーを動かす部品にロック機能を備えるために、ランプロード方式では部品点数が増えると考えられます。

同記事によると、ランプロード方式には衝撃に強いメリットだけではなく、シッピングゾーンがなくなることによりディスク最内周までデータ読み書きに使えるというメリットもあるそうです。

また、デスクトップパソコン向け HDD ではシッピングゾーン方式を採用する製品が多かったですが、ランプロード方式を採用する製品が多くなったそうです。


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