SDカード

最終更新日 2022年03月04日

SDカードのサイズの規格

SDカードのサイズには規格があり、大きい順に並べるとSD(無印)、miniSD、microSDがあります。

miniSDは廃れていますが、microSDが普及しminiSDは中途半端な存在になったので廃れたと思われます。

サイズが違いますので物理的な互換性はありませんが、電気的な互換性はありますので、変換アダプターを使用すると、miniSDとmicroSDはSDとして使用可能であり、microSDはminiSDとして使用可能です。

SDはパソコン等のサイズが大きい機器で普及しており、microSDはスマートフォン等のサイズが小さい機器で普及しています。

SD(無印) 幅24、奥行き32、高さ2.1mm
miniSD 幅20、奥行き21.5、高さ1.4mm
microSD 幅11、奥行き15、高さ1mm

変換アダプターの対応インターフェース規格

変換アダプターを使用する場合、対応するインターフェースの規格に注意が必要です。SDカード対応規格よりも最大速度が遅い規格に対応する変換アダプターだと、SDカード本来の性能を発揮できない場合があります。

例えばmicroSDカードがインターフェース規格UHSに対応でも、microSDをSDに変換するアダプターがUHS非対応だと、実質的にUHS非対応SDカードを使用となります。

SDカードの容量の規格

SDカードの容量には規格があり、大きい順に並べるとSDXC(SD Extended Capacity)、SDHC(SD High Capacity)、SD(無印)があります。

最大容量は、SDが2GBまで、SDHCが32GBまで、SDXCが2TB(2048GB)までです。

miniSDは廃れましたので、SDXCはminiSDに対しては規格化されておらず、miniSDHC、miniSDがあります。

microSDには、microSDXC、microSDHC、microSDがあります。

SD対応機器の場合、SDに対応していますが、SDHCとSDXCに対応していません。

SDHC対応機器の場合、SDとSDHCに対応していますが、SDXCに対応していません。

OSがファイルシステムのexFATに対応している場合、SDXCに対応できる可能性があります。

SDXC対応機器の場合、SDとSDHCとSDXCに対応しています。

種類 容量
SD 〜2GB
SDHC 4GB〜32GB
SDXC 48GB〜2TB(2048GB)

容量偽装SDカード

容量偽装SDカードとは

容量偽装SDカードとは、実際の容量よりも大きく見せているSDカードです。例えばパッケージ等に128GBと記載があるが、実際は8GBのSDカードです。

認識容量も偽装するSDカード

パソコン等で容量を確認すると容量偽装かわかりますが、それでもわからないようにパソコン等が認識する容量まで偽装したSDカードもあります。例えば実際の容量が8GBだが128GBと偽装しており、パソコン等で8GBではなく128GBと認識する容量偽装SDカードがあります。

データを書き込むと実際の容量8GBに対し繰り返し書き込むので、意図しないデータの上書きと消失が発生します。もしデジタルカメラで使用すると、撮影した画像データを失います。容量偽装SDカードか確認できるアプリケーションがあるので、異常に安価なSDカードを入手する等し容量偽装SDカードの疑いがあるなら使用前に調べるとよいです。

ショップでの見分け方

主にネットショップでの販売が見られます。商品画像に不審なメーカー名等の記載があれば見分けられます。商品画像は正規品とし、実際に届く商品は正規品とは違う容量偽装SDカードの場合もあり、確実には見分けられません。商品の実物を見ても正規品と全く同じにしか見えない容量偽装SDカードもあります

容量偽装SDカードは異常に価格が安い場合が多く、様々なネットショップで価格比較を行い相場と比べて安すぎるなら要注意です。安すぎる価格に飛びつく人達ではなく、相場と同じくらいの価格なので安心し買おうとする人達を狙っている場合もあります。

ほぼ確実に正規品を購入したい場合、大手家電量販店等、信用・信頼できるショップでの購入がよいです。万が一容量偽装SDカードでも返品や交換対応があります。

SDカードの速度

〜倍速

SDカードの最大転送速度(最大データ読み書き速度)を、〜倍速と表記する場合があります。〜倍速とは、CDの転送速度150KB/sの何倍速いかを示す表記方法です。倍速をxと表記する場合があり、例えば133倍速ではなく133xと表記します。

スピードクラス

スピードクラスとは

スピードクラスとは最低限保証するデータ書き込み速度を示す規格です。Classの後に数字を付けて表し、数字より〜MB/s以上とわかります。例えばClass 2であれば2MB/s以上です。SDカードによってはスピードクラスの速度の他に、最大速度も仕様や商品情報等に記載の場合があります。

SDカードは製品によって速度が異なります。用途によっては最低限必要な速度があり、例えばデジタルビデオカメラで記録するときに最低限必要な速度を下回ると記録できません。このようなトラブルを回避できるようにSDアソシエーションがスピードクラスを策定しました。

スピードクラスの一覧

スピードクラス 最低限保証速度
Class 2 2MB/s
Class 4 4MB/s
Class 6 6MB/s
Class 10 10MB/s

UHSスピードクラスとは

UHSスピードクラスとはUltra High Speedスピードクラスの略であり、UHSインターフェースのスピードクラスです。

UHSインターフェースとは、データ転送速度が向上したインターフェースの規格です。デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の画質が向上し、SDカードへ単位時間あたりに転送するデータ量が増えました。そこで高速化したUHSインターフェースが登場しました。

UHSスピードクラスの一覧

UHSスピードクラス 最低限保証速度
UHS Speed Class 1 10MB/s
UHS Speed Class 3 30MB/s

NFC搭載SDカード

NFCとは

NFCとはNear Field Communicationの略であり、無線通信の規格です。極短い距離で無線通信可能です。

NFC搭載SDカードとは

NFC搭載SDカードとは、NFCに対応するSDカードです。これで差し込む必要がなくなる場合があります。例えばNFC搭載SDカードに対しスマートフォンをかざすだけで、使用量、空き容量、写真のサムネイル等を確認できます。NFC非搭載SDカードだと中身を確認するためにはスマートフォンに差し込みが必要です。

SDカードの寿命

NAND型フラッシュメモリーの寿命

SDカード内部にはデータを記録するNAND型フラッシュメモリーがあり、それがデータ書き換えにより劣化し寿命を迎えます。NAND型フラッシュメモリーが書き換え寿命を迎えたらSDカードの寿命です。NAND型フラッシュメモリーとはフラッシュメモリーの一種です。他にNOR型フラッシュメモリーもあり、これにも書き換え寿命があります。

あまり書き換えなければ書き換え寿命を迎えませんが、それでも半永久的に使用できません。SDカード内部の基板等にも寿命があるためです。昔と比べてNAND型フラッシュメモリーの耐久性が向上したので書き換え寿命以外が原因で寿命を迎えるのが一般的です。つまり、基板等の寿命でSDカードの寿命が決まります。一般的には寿命が5〜10年間あります。使用環境の影響が大きく、例えば真夏に高温になる車内に設置してあるドライブレコーダーで使用すると、SDカードによっては高温による基板等の劣化が激しく寿命が1年未満の場合もあります。

SRAMメモリーカードの寿命

データ記録にSRAMを採用したメモリーカードがあります。SRAMは揮発性メモリー、すなわち電力供給がないとデータが消えますが、書き換え寿命があっても劣化を気にする必要がないほど耐久性が高く、電力供給がある限り半永久的に使用できそうです。しかし、基板等に寿命があるので、SRAM採用メモリーカードも半永久的に使用できません。一般的なSRAMメモリーカードの寿命もSDカードの寿命と同様です。

SDカードの使用環境

静電気

SDカードは静電気で故障する場合があります。故障しなくてもデータが破損する場合があります。SDカードに触れる前に金属製の物に触れて身体に溜まった静電気を逃がすとよいです。特に冬場は静電気が発生しやすいので要注意です。静電気を確実に逃がしたとは限らないので、念のためにSDカードの端子部分に触れないように取り扱います。端子部分から静電気が伝わりデータ破損や故障につながるためです。

SDカード内部にフラッシュメモリーがあり、そこにデータを記録します。静電気により故障してもフラッシュメモリーが無事であればデータも無事な場合がありますが、一般的なユーザーがデータ復旧するのが困難です。データ復旧業者に依頼が必要です。

オーディオ

SDカードには様々な製品がありますが、異なる製品でも保存する0と1の羅列データが変わらないので音質に違いが出ないと思われます。SDカード内部ではデータ読み込み時にノイズが発生します。SDカードによってノイズの大きさが異なり、そのノイズの影響をオーディオ再生機器が受ける場合、SDカードによって音質が異なります。ノイズを低減するSDカードであれば音質がよくなります。ノイズの影響を受けないオーディオ再生機器の場合、どのSDカードでも音質が同じです。

某企業Aに勤めていた頃、別の某企業Bから音質をよくするためにSDカードを開発したが、第三者として評価して欲しいと依頼を受けたことがあります。どのSDカードを使用したか隠した状態で50人程度の従業員に聴き比べてもらうブラインドテストを行いました。ほとんどの従業員が最も音質がよいと判断したSDカードは、某企業Bが開発したSDカードでした。私もブラインドテストに参加しましたが、明らかに音質に違いがありました。

ただし、ブラインドテストでは様々なオーディオ再生機器と様々な音楽データを使用しましたが、組み合わせによっては音質の違いがないと結論に達した場合もありました。市場には非常に多くのオーディオ再生機器や音楽データがあります。あらゆる組み合わせでのブラインドテストまでは行っていないので、SDカードによって音質に違いが出るのが一般的かどうかまでは不明です。

ドライブレコーダー

気候条件等によって異なりますが、夏は車内の温度が非常に高くなり、冬は車内の温度が非常に低くなります。車内のドライブレコーダーで使用するメモリーカードが異常に高温または低温になり、撮影を始めたらメモリーカードへ正常にデータを書き込めず、映像を記録できない場合があります。もし交通事故が発生し映像が記録できないと困ります。

一般的なメモリーカードは屋内使用を前提にした耐温度性能です。ドライブレコーダーに使用する場合、過酷な環境での使用に向いている耐温度性能が高いメモリーカードがよいです。例えば某メモリーカードの耐温度性能が0〜55℃ですが、気温が0℃を下回る地域では耐温度性能が足りません。気温が55℃を上回る地域はまずないですが、車内の温度が気温を大きく上回り55℃を超える場合があります。別の某メモリーカードの耐温度性能は-40〜85℃ですが、耐温度性能が高くドライブレコーダーでの使用に適します。

X線検査装置

SDカードはX線検査装置を通過してもデータが消えません。SDカード以外のメモリーカード、例えばxDピクチャーカード、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティックも同様です。SDカード等のメモリーカードはISO7816-1に準拠しており、ある程度のX線に耐えるためです。ISO7816-1とは大雑把に言えばメモリーカードの規格です。X線(0.1グレイ)に耐えることを策定しています。


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