QLC SSD
最終更新日
2023年09月07日
QLC SSDとは
基礎
QLC SSDとはQuad Level Cell Solid State Driveの略で、NAND型フラッシュメモリーがQLCのSSDです。キューエルシー・エスエスディーと読みます。QLCのNAND型フラッシュメモリーでは、4ビットのデータを記憶するメモリーセルがNAND型フラッシュメモリーを構成しています。QLCのNAND型フラッシュメモリーのメリット、デメリット
3ビットのデータを記憶するTLCのNAND型フラッシュメモリーと比べるとQLCのNAND型フラッシュメモリーは、大容量化しやすい、容量あたりの価格が安い、以上のメリットがあります。メモリーセルに注入する電荷量の要求精度が高い、データ書き込み速度が遅い、耐久性が低い、以上のデメリットがあります。QLC SSDではQLCのNAND型フラッシュメモリーにあるデメリットを改善してあるので気にする必要がありません。
QLC SSDでも懸念無用
TLC SSDが登場後しばらくはデータ書き込み速度が遅い、耐久性が低い、以上のデメリットに対する懸念がありました。後にデメリットを気にする必要がないほど小さいとわかり懸念がなくなりました。QLC SSDも同じです。QLC SSDでもモデルによっては保証期間が5年であり、様々な技術により耐久性が低いデメリットを小さくしていると伺えます。データ書き込み速度が遅いというデメリットも同じく様々な技術により小さくしています。QLC SSDとTLC SSD
QLC SSDとTLC SSDが共存する可能性
TLC SSDが登場後、主流がMLC SSDからTLC SSDに変わりました。似たようにQLC SSD登場後に主流がTLC SSDからQLC SSDに変わりそうですが、QLC SSDとTLC SSDが主流として共存する可能性があります(2021/08/31時点)。QLC SSDのデメリットであるデータ書き込み速度が遅い、耐久性が低い、これらを気にする必要性が低いですが、用途によってはこれらのデメリットが緩和するTLC SSDを使用する方が良いためです。QLC SSDとTLC SSDでデュアルストレージ
QLC SSDとTLC SSD、どちらを使用するか決める必要がありますが、両者を使用して使い分ける方法もあります。例えば高性能重視で起動用にTLC SSDを使用し、低価格重視でデータ用にQLC SSDを使用する方法があります。コラム
QLC SSDは数か月間の電源オフでデータが消える話
QLC SSDは数か月間の電源オフでデータが消えるという話を見聞きします。高温の環境、寿命が近いほど劣化が進んでいる等、条件によってはありうる話です。通常の使用では気にする必要がありません。QLC SSDが普及していますが、通常の使用でも気にする必要があれば普及するはずがありません。この話を知らずに使用し、数か月間の電源オフにするユーザーも多いと思われますが、それでデータが消えたという話が出てきていません。出典
・進化したQLC NAND採用SSDが急速拡大中!従来のTLC NANDの違いとは? (1/2)(2021/08/31更新記事)
・進化したQLC NAND採用SSDが急速拡大中!従来のTLC NANDの違いとは? (2/2)(2021/08/31更新記事)
・進化したQLC NAND採用SSDが急速拡大中!従来のTLC NANDの違いとは? (2/2)(2021/08/31更新記事)
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