USB Type-CケーブルのeMarker(イーマーカー)
最終更新日
2024年06月08日
USB Type-CケーブルのeMarker(イーマーカー)とは
基礎
USB Type-Cケーブル のeMarkerとは、USB Type-Cケーブルのコネクター部分に内蔵されている電力制御を行うICチップです。イーマーカーと読みます。eMarkerにUSB Type-Cケーブルが対応するUSBのバージョン、対応するThunderboltのバージョン、対応する最大電力、製造者情報等が記録されています。USB機器がeMarkerの記録情報を読み取ることによって、一部の機能が使用できるようになります。eMarkerによりUSB Type-Cケーブルが対応する最大電力を超える電力が流れることがありません。
eMarkerが必要な機能
USB Type-Cケーブル にeMarkerを必要とする機能に、 USB4 Gen 3x1 や USB4 Gen 3x2 、 Thunderbolt 3 や Thunderbolt 4 、 USB PD 61W以上、以上があります。USB Type-CケーブルがeMarkerを内蔵していても、これらの機能に対応とは限りません。ちなみにThunderbolt 3に対応なら Thunderbolt 3ケーブル 、Thunderbolt 4に対応ならThunderbolt 4ケーブルになります。eMarker内蔵とは限らない
USB Type-Cケーブル にeMarkerが内蔵されているとは限りません。eMarkerが内蔵されていないと様々な制限があります。例えばeMarker非内蔵のUSB Type-Cケーブルでは、 USB PD に対応できても対応できる最大電力が60W(20V/3A)までです。eMarkerがないと100W(20V/5A)、240W(48V/5A)に対応できません。eMarker非内蔵USB 3.x Type-Cケーブルの存在
規格上では、USB 2.0 Type-CケーブルはeMarkerの内蔵が必須ではないが、USB 3.x Type-Cケーブルは必須です。しかし、実際のUSB 3.x Type-Cケーブルの中には、eMarkerを内蔵していない製品もあり、規格に従っていない場合があります。ちなみに、USB4に対応するにはeMarkerが必要のため、USB4 Type-CケーブルはeMarkerを必ず内蔵しています。外観からeMarkerの有無を推測
USB Type-Cケーブル の外観からeMarkerの有無を推測できます。USB Type-CケーブルのコネクターにeMarkerを内蔵するため、コネクター部分が少し長い方だと、eMarker内蔵の可能性が高いです。eMarkerを内蔵するなら最大電力100W(20V/5A)や240W(48V/5A)に対応する場合が多いため、ケーブルが太い方だとeMarker内蔵の可能性が高いです。ただし、確実な判別方法ではありません。出典
・イーマーカー(eMarker)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
・同じように見えても速度が違う?ケーブルにまつわる困りごとを解決 | 日経クロステック(xTECH)(2022/01/13公開記事)
・【教えてVAIO】開発者に教わってきた、USB Type-Cケーブルのトラブル回避方法 - PC Watch[Sponsored](2024/04/12公開記事)
・USB Type-Cケーブルの違いを見極める、転送速度やUSB PD対応などポイントは複数(3ページ目):日経クロステック Active(2025/02/20公開記事)
・同じように見えても速度が違う?ケーブルにまつわる困りごとを解決 | 日経クロステック(xTECH)(2022/01/13公開記事)
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