SSDの断片化
最終更新日
2023年09月07日
SSDの断片化とは
基礎
SSDの断片化とは、1つのデータがSSDの記憶領域に分散して保存されている状態です。ダンペンカと読みます。フラグメンテーションと呼ぶ場合もあります。SSDは断片化が進んでもデータ読み書き速度が遅くなりにくい
SSDはHDDと違って可動部品がないのでランダムアクセス速度が速いです。そのため、断片化が進んでもデータ読み書き速度が遅くなりにくいです。HDDでは断片化が進むとデータ読み書き速度が遅くなりやすく、OSやアプリケーションの起動に時間がかかったりしますが、SSDではこのような現象が発生しません。出典
・SSDだと何が速くなる? 1/2 | SSD徹底解剖 | DOS/V POWER REPORT(2009年3月号)
SSDの断片化とデフラグ
SSDにデフラグが不要
SSDでも断片化するとデータ読み書き速度が遅くなるので、SSDにデフラグを実行すると効果がありデータ読み書き速度が戻ります。しかし、あまり遅くなっていないデータ読み書き速度が戻るだけであり、データ書き換え可能回数があるSSDにとっては寿命が短くなります。そのため、SSDに対しデフラグを行わない方がよいです。出典
・SSDだと何が速くなる? 2/2 | SSD徹底解剖 | DOS/V POWER REPORT(2009年3月号)
SSDにデフラグを行っても寿命があまり変わらない
SSDにデフラグを行っても寿命が短くなると気にする必要がありません。寿命が短くなるのは確かですが、デフラグで発生するデータ書き換え程度では寿命があまり縮まないためです。出典
・ASCII.jp:デフラグしてもいいの? SSDの“都市伝説”を解説! (3/4)(2015/06/15更新記事)
空き領域の断片化を解消するデフラグ
SSDの空き領域の断片化を解消するデフラグを行うと、空き領域の断片化により低下したデータ書き込み速度が回復する場合があります。このデフラグを実行するとよいタイミングには諸説ありますが、使用容量の割合が70%くらいであり、かつデータ書き込み速度が体感できるほど低下しているときにデフラグを行うとよい説があります。ちなみにWindowsのデフラグはHDD向けであり、SSDの空き領域の断片化を解消する使い方には向いていません。例えばアプリケーションのDefragglerならSSDの空き領域の断片化を解消するのに向いているデフラグを行えます。
出典
・ASCII.jp:デフラグしてもいいの? SSDの“都市伝説”を解説! (3/4)(2015/06/15更新記事)
コラム
SSDではファイルが断片化しない話
PCの速度が落ちるディスク「断片化」、好調維持に役立つフリーソフト(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2019/07/03公開記事)より引用します。一方、SSDはファイルの保存時に十分なスペースが無いと、邪魔なファイルをどけてスペースを作り、書き込む仕組みになっている。そのため、ハードディスクのようにファイルが細切れになる心配は無いが、空き領域が減るとファイルを保存するたびに邪魔なファイルの移動作業が発生し、速度低下を招く。SSDではファイルが断片化しないと読み取れます。詳細に書かれていないので推測だが、イレースブロック内ではファイルが分断しないように書き込み、複数のイレースブロックにファイルを保存するなら分断する場合があるという意味かもしれません。何にせよSSDのコントローラーがデータを書き込む仕組みが公開されていないと合っているか確認できません。
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