CPU - ウルトラブック(Ultrabook)の選び方

最終更新日 2023年09月07日
※この記事の内容は、古くなった情報のため、最新のパソコンを選ぶ時に参考になるものではありません。

CPU の選び方

ウルトラブックには、発熱量が小さい CPU が搭載される

ウルトラブックは、サイズが小さくて内部スペースが狭く、冷却性が悪いです。そのため、ウルトラブックには発熱量が小さいノートパソコン用 CPU が搭載されます。

CPU の性能を高くすると、消費電力がどうしても高くなってしまいますが、発熱量が小さい CPU は消費電力が抑えられているため、性能が犠牲になっています。

もし発熱量が大きい CPU の性能の高さが必要であれば、ウルトラブックでは発熱量が大きい CPU を搭載するのは難しいため、ウルトラブックではなくサイズが大きく冷却性が良いノートパソコンを選ぶ必要があります。

日常用途であれば十分な性能

ウルトラブックが登場し始めた頃は、発熱量が小さい CPU の性能は低く、インターネットやメール等の日常用途で使う場合でも不満を感じやすかったですが、今では技術進歩により発熱量が小さい CPU は、日常用途であれば快適に使えるほど十分な性能の高さがあります。オフィスソフトウェアの使用等のビジネス用途でも快適に使えますし、それほど負荷が大きくなければ、動画編集や画像編集、PC ゲーム等も快適にできるほどです。

そのため、新しいウルトラブックを選ぶのであれば、性能の低さを懸念する必要はありません。ただし、発熱量が小さい CPU の中に限っても、性能が低い CPU から性能が高い CPU まであります。

ユーザーや使い方によって快適かどうか異なりますが、性能が低い CPU ほど性能に不満を感じる可能性が高くなりますので、できるだけ性能が高い方の CPU を選びたいです。

CPU のメーカーの選び方

ウルトラブックには、インテル社の CPU が搭載される

CPU の製造メーカーには、インテル社と AMD 社があります。昔からインテル社と AMD 社は競合してきました。

ウルトラブックは、インテル社が提唱する薄型軽量ノートパソコンのカテゴリーであり、インテル社の CPU が搭載されていないとウルトラブックとは呼べない、つまり AMD 社の CPU が搭載されたノートパソコンはウルトラブックとは呼べません。

ウルトラブックと同等な薄型軽量ノートパソコン全体で見る、すなわち AMD 社の CPU を搭載している薄型軽量ノートパソコンも含めて見ると、インテル社の方が圧倒的に強みがあり、大半の薄型軽量ノートパソコンにはインテル社の CPU が搭載されています。

薄型軽量ノートパソコンには、発熱量の小さい CPU が適していますが、そのような CPU に限りませんが現状はインテル社の方が優勢のため、今後もインテル社 CPU を搭載した薄型軽量ノートパソコンが多い時代が続くと思われます。

どちらのメーカーを選んでも問題ない

ウルトラブックを選ぶなら、インテル社の CPU を選ばざるを得ないですが、ウルトラブックに限らず薄型軽量ノートパソコンを選ぶとして、AMD 社の CPU も選択肢に入れるとすると、通常の使用用途であれば、どちらのメーカーの CPU を選んでも問題ありません。一方のメーカーの CPU だと、あるソフトウェアや周辺機器が使えなくて困るといった事はありません。

一方のメーカーの CPU 特有機能を活用したい等の特殊な使用用途であれば、必要なメーカーの CPU を選ぶ必要があります。

マイクロアーキテクチャの選び方

新しいマイクロアーキテクチャの CPU を選ぶのが基本

マイクロアーキテクチャは、CPU の設計です。数年ごとに新しいマイクロアーキテクチャが登場し、新しいマイクロアーキテクチャの CPU は、技術進歩によって大幅に機能と性能が向上しています。そのため、新しいマイクロアーキテクチャの CPU を選ぶのが基本です。

新しいウルトラブックには、新しいマイクロアーキテクチャの CPU が搭載されていますが、新しいマイクロアーキテクチャの CPU が登場し始めて間もない頃は、古いマイクロアーキテクチャの CPU が搭載されたウルトラブックも選択肢に入ってきます。

前世代くらい古いマイクロアーキテクチャの CPU であれば、選ぶのを避ける必要性は低いですが、技術進歩によって向上した機能と性能の恩恵を受けるために、新しいマイクロアーキテクチャの CPU を選ぶ方が良いです。

主なマイクロアーキテクチャ

以下は、インテル社の新しいマイクロアーキテクチャ一覧です。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
補足 発売開始時期
Coffee Lake Kaby Lake の後継 2017年
Kaby Lake Skylake の後継 2016年
Skylake Broadwell の後継 2015年
Broadwell Haswell の後継 2014年
Haswell Ivy Bridge の後継 2013年

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
補足 発売開始時期
Goldmont Airmont の後継 2016年
Airmont Silvermont の後継 2015年
Silvermont Saltwell の後継 2013年

ウルトラブックでは、Haswell の CPU を選ぶのが基本です。Broadwell の CPU が普及すれば、Broadwell の CPU を選ぶのが基本となります。

Silvermont の CPU も選択肢に入りますが、どちらかと言うとタブレット PC 用途向けです。Silvermont の CPU は価格が安いため、Silvermont の CPU が搭載されたウルトラブックは価格が安い可能性が高いですが、発熱量と消費電力だけでなく価格も抑えるために性能が犠牲になっているため、性能の高さを重視するなら避けた方が良いです。

以下は、AMD 社の新しいマイクロアーキテクチャ一覧です。ウルトラブックを選ぶ場合は、AMD 社のマイクロアーキテクチャを把握しておく必要はありませんが、AMD 社の CPU が搭載された薄型軽量ノートパソコンも選択肢に入れるなら、把握しておくと良いです。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
補足 発売開始時期
Zen Excavator の後継 2017年
Excavator Steamroller の後継 2015年
Steamroller Piledriver の後継 2014年
Piledriver Bulldozer の後継 2012年

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
補足 発売開始時期
Puma+ Puma の後継 2015年
Puma Jaguar の後継 2014年
Jaguar Bobcat の後継 2013年

薄型軽量ノートパソコンでは、発熱量と消費電力が低い Puma の CPU を選ぶのが基本です。Puma の CPU は、薄型軽量ノートパソコンに適していますが、価格が安い CPU であり性能は低いですので、性能の高さを重視するなら避けた方が良いです。

開発コードネームの選び方

新しい開発コードネームの CPU を選ぶのが基本

開発コードネームは、CPU の開発プロジェクトや開発中の CPU に付けられる名称です。同じマイクロアーキテクチャを採用しも、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット PC 等、それぞれに適した CPU の開発が行われ、開発コードネームを見れば CPU の特徴が分かります。

また、マイクロアーキテクチャと同様に開発コードネームを見れば、新しい CPU かどうか分かります。新しいマイクロアーキテクチャの CPU を選べば、自動的に新しい開発コードネームの CPU を選ぶ事になりますが、マイクロアーキテクチャと同様な理由で新しい開発コードネームの CPU を選ぶのが基本です。

主な開発コードネーム

以下は、インテル社の主な開発コードネーム一覧です。マイクロアーキテクチャも同時に把握しておくと、数多くある CPU を整理して把握しやすくなります。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム 特徴
Coffee Lake
(2017年)
Coffee Lake-S ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Kaby Lake
(2016年)
Kaby Lake-X ・デスクトップパソコン向け CPU
・最高に性能が高く、発熱量・消費電力が非常に大きい
Kaby Lake-S ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Kaby Lake-H ・据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Kaby Lake-U ・モバイルノートパソコン向け CPU
・性能の高さよりも発熱量・消費電力の小ささ重視
Kaby Lake-Y ・モバイルノートパソコン向け CPU
・Kaby Lake-U よりも発熱量・消費電力の小ささ重視で性能が低い
Skylake
(2015年)
Skylake-X ・デスクトップパソコン向け CPU
・最高に性能が高く、発熱量・消費電力が非常に大きい
Skylake-S ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Skylake-H ・据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Skylake-U ・モバイルノートパソコン向け CPU
・性能の高さよりも発熱量・消費電力の小ささ重視
Skylake-Y ・モバイルノートパソコン向け CPU
・Skylake-U よりも発熱量・消費電力の小ささ重視で性能が低い
Broadwell
(2014年)
Broadwell-E ・デスクトップパソコン向け CPU
・最高に性能が高く、発熱量・消費電力が非常に大きい
Broadwell-H ・据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Broadwell-U ・モバイルノートパソコン向け CPU
・性能の高さよりも発熱量・消費電力の小ささ重視
Broadwell-Y ・モバイルノートパソコン向け CPU
・Broadwell-U よりも発熱量・消費電力の小ささ重視で性能が低い
Haswell
(2013年)
Haswell-E ・デスクトップパソコン向け CPU
・最高に性能が高く、発熱量・消費電力が非常に大きい
Haswell-DT ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Haswell-MB ・据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
・PGA パッケージの CPU
Haswell-H ・据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
・BGA パッケージの CPU
Haswell-ULT ・モバイルノートパソコン向け CPU
・性能の高さよりも発熱量・消費電力の小ささ重視
Haswell-ULX ・モバイルノートパソコン向け CPU
・Haswell-ULT よりも発熱量・消費電力の小ささ重視で性能が低い

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム 特徴
Goldmont
(2016年)
Apollo Lake ・デスクトップパソコン、ノートパソコン向け
Airmont
(2015年)
Braswell ・デスクトップパソコン、ノートパソコン向け
Cherry Trail-T ・タブレット PC 向け
Silvermont
(2013年)
Bay Trail-D ・デスクトップパソコン向け
Bay Trail-M ・ノートパソコン向け
Bay Trail-T ・タブレット PC 向け
(※1)マイクロアーキテクチャの発売開始時期は、マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度
(※2)〜パソコン向け CPU は〜パソコンに搭載されるとは限らず、例えばデスクトップパソコン一体型には据え置きノートパソコン向け CPU 搭載モデルが多い
(※3)同じ開発コードネームの CPU でも性能、発熱量・消費電力は製品によってピンキリ
2015年1月21日時点では、ウルトラブックを選ぶなら、基本的に Haswell の CPU を選ぶ事になります。Broadwell の CPU が普及すれば、Broadwell の CPU を選ぶのが基本となります。

低価格なウルトラブックを選ぶなら Bay Trail-M の CPU が選択肢に入ってきます。

以下は、AMD 社の主な開発コードネーム一覧です。ウルトラブックを選ぶ場合は、AMD 社の開発コードネームを把握しておく必要はありませんが、AMD 社の CPU が搭載された薄型軽量ノートパソコンも選択肢に入れるなら、把握しておくと良いです。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム 特徴
Zen
(2017年)
Summit Ridge ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Excavator
(2015年)
Bristol Ridge ・デスクトップパソコン、据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Carrizo ・デスクトップパソコン、据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Stoney Ridge ・モバイルノートパソコン向け CPU
・性能の高さよりも発熱量・消費電力の小ささ重視
Steamroller
(2014年)
Godavari ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Kaveri ・デスクトップパソコン、据え置きノートパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい
Piledriver
(2012年)
Vishera ・デスクトップパソコン向け CPU
・性能の高さ重視、発熱量・消費電力が大きい

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム 特徴
Puma+
(2015年)
Carrizo-L ・モバイルノートパソコン向け CPU
Puma
(2014年)
Beema ・モバイルノートパソコン向け CPU
Mullins ・タブレット PC 向け CPU
Jaguar
(2013年)
Kabini ・デスクトップパソコン、モバイルノートパソコン向け CPU
(※1)マイクロアーキテクチャの発売開始時期は、マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度
(※2)〜パソコン向け CPU は〜パソコンに搭載されるとは限らず、例えばデスクトップパソコン一体型には据え置きノートパソコン向け CPU 搭載モデルが多い
(※3)同じ開発コードネームの CPU でも性能、発熱量・消費電力は製品によってピンキリ
薄型軽量ノートパソコンを選ぶなら Beema の CPU を選ぶのが基本です。

CPU ブランドの選び方

CPU のブランドは、製品の名称です。ブランド名から CPU の性能の立ち位置が分かります。ただし、同じブランドの CPU でも、製品によって性能は異なりますので、プロセッサー・ナンバーやモデル・ナンバーも確認して選ぶ必要があります。

インテル社の主な CPU のブランド

以下は、インテル社の主な CPU のブランドです。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム ブランド
Coffee Lake
(2017年)
Coffee Lake-S Core i7、Core i5、Core i3
Kaby Lake
(2016年)
Kaby Lake-X Core i7
Kaby Lake-S Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Kaby Lake-H Core i7、Core i5、Core i3
Kaby Lake-U Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Kaby Lake-Y Core i7、Core i5、Pentium、Celeron
Skylake
(2015年)
Skylake-X Core i9、Core i7
Skylake-S Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Skylake-H Core i7、Core i5、Core i3
Skylake-U Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Skylake-Y Core M、Pentium
Broadwell
(2014年)
Broadwell-E Core i7
Broadwell-H Core i7、Core i5
Broadwell-U Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Broadwell-Y Core M
Haswell
(2013年)
Haswell-E Core i7
Haswell-DT Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Haswell-MB Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Haswell-H Core i7、Core i5
Haswell-ULT Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron
Haswell-ULX Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム ブランド
Goldmont
(2016年)
Apollo Lake Pentium、Celeron
Airmont
(2015年)
Braswell Pentium、Celeron
Cherry Trail-T Atom
Silvermont
(2013年)
Bay Trail-D Pentium、Celeron
Bay Trail-M Pentium、Celeron
Bay Trail-T Atom

複数のマイクロアーキテクチャ、もしくは開発コードネームに同じブランドの CPU が存在しますが、どのマイクロアーキテクチャ、もしくは開発コードネームの CPU なのかは、プロセッサー・ナンバーで判断できます。

2015年1月21日時点では、ウルトラブックで見られる CPU に限って、性能が高い順に並べると、Core i7(Broadwell)、Core i7(Haswell)、Core i5(Broadwell)、Core i5(Haswell)、Core i3(Broadwell)、Core i3(Haswell)、Core M(Broadwell)になります。

ただし、各ブランドには性能が異なる製品が多数存在しますので、上位ブランドの中で低性能な製品よりも下位ブランドの中で高性能な製品の方が、性能が高い場合があります。

ウルトラブックは、高性能であるという特徴を満たす必要があるため、性能が高い CPU が搭載されます。Core i3(Haswell)や Core M(Broadwell)でも性能は十分高いです。

性能の高さを重視するなら Core i7(Broadwell)や Core i7(Haswell)を選びたいですが、価格が高くなりますので十分な予算が必要です。

AMD 社の主な CPU のブランド

以下は、AMD 社の主な CPU のブランドです。ウルトラブックを選ぶ場合は、AMD 社の CPU のブランドを把握しておく必要はありませんが、AMD 社の CPU が搭載された薄型軽量ノートパソコンも選択肢に入れるなら、把握しておくと良いです。

ビッグコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム ブランド
Zen
(2017年)
Summit Ridge Ryzen 7、Ryzen 5
Excavator
(2015年)
Bristol Ridge FX、A シリーズ
Carrizo FX、A シリーズ、Athlon
Stoney Ridge A シリーズ、E シリーズ
Steamroller
(2014年)
Godavari A シリーズ、Athlon
Kaveri FX、A シリーズ、Athlon
Piledriver
(2012年
Vishera FX

スモールコア

マイクロ
アーキテクチャ
(発売開始時期)
開発コードネーム ブランド
Puma+(2015年) Carrizo-L A シリーズ、E シリーズ
Puma(2014年) Beema A シリーズ、E シリーズ
Mullins A シリーズ、E シリーズ
Jaguar(2013年) Kabini A シリーズ、E シリーズ、Athlon、Sempron

インテル社の CPU と同様に、複数のマイクロアーキテクチャ、もしくは開発コードネームに同じブランドの CPU が存在しますが、どのマイクロアーキテクチャ、もしくは開発コードネームの CPU なのかは、モデル・ナンバーで判断できます。

薄型軽量ノートパソコンで見られる CPU に限って、性能が高い順に並べると、A シリーズ(Beema)、E シリーズ(Beema)になります。

CPU 製品の選び方

ウルトラブックに搭載されるのは、発熱量が小さい CPU 製品

各 CPU ブランドには、多数の CPU 製品が存在します。ノートパソコン用途向けの CPU 製品に限っても数が多いですが、大きく分けると発熱量が大きい CPU 製品と発熱量が小さい CPU 製品に分けられます。以下は、それぞれの特徴です。

CPU 製品 特徴
発熱量が大きい ・TDP が約 20W 以上
・A4 サイズ(画面サイズ15インチ型以上)や B5 サイズ(画面サイズ12〜14インチ型)のノートパソコンに見られる
・動画編集や画像編集、PC ゲーム等、高い負荷がかかる作業に適した性能を持つ
発熱量が小さい ・TDP が約 20W 未満
・モバイルサイズ(画面サイズ11インチ型以下)のノートパソコンに見られる
・薄型で軽量な B5 サイズでも見られる
・発熱量を抑えるために性能が犠牲になっているが、日常利用やビジネス用途等、高い負荷がかからない作業であれば十分な性能を持つ

ウルトラブックに搭載されるのは、発熱量が小さい CPU 製品です。もし発熱量が大きい CPU 製品を選ばないと得られないような性能の高さが欲しい場合は、ウルトラブックを選ばずに、発熱量が大きい CPU 製品が搭載可能なサイズが大きいノートパソコンを選ぶ必要があります。

CPU 製品(発熱量が小さい)の選び方

CPU 製品一覧

以下は、発熱量が小さい CPU 製品一覧です。性能が高い順に並べて記載しており、ハイスペック、スタンダード、エントリーと大まかに性能の高さごとに分けています。

  インテル社 AMD 社
ハイスペック Core i7-4650U
Core i7-4600U
Core i7-4550U
Core i7-4510U
Core i7-4500U
Core i5-4360U
Core i5-4350U
Core i5-4310U
Core i5-4300U
Core i7-4610Y
Core i5-4260U
Core i5-4250U
Core i5-4210U
Core i5-4200U
-
スタンダード Core i3-4120U
Core i3-4100U
Core i5-4302Y
Core i5-4300Y
Core M-5Y71
Core M-5Y70
Core M-5Y51
Core M-5Y31
Core M-5Y10c
Core M-5Y10a
Core M-5Y10
Core i3-4030U
Core i3-4025U
Core i3-4010U
Core i3-4005U
Core i5-4220Y
Core i5-4210Y
Core i5-4202Y
Core i5-4200Y
Core i3-4030Y
Core i3-4020Y
Core i3-4012Y
Core i3-4010Y
A8-6410
A6-6310
A4-6210
エントリー Pentium 3665U
Pentium 3558U
Pentium 3556U
Pentium N3540
Pentium N3530
Pentium N3520
Pentium N3510
Celeron 2981U
Celeron 2980U
Celeron 2957U
Celeron 2955U
Celeron N2940
Celeron N2930
Celeron N2920
Celeron N2910
Pentium 3561Y
Pentium 3560Y
Celeron N2840
Celeron N2830
Celeron N2820
Celeron N2815
Celeron N2810
Celeron 2961Y
Celeron N2808
Celeron N2807
Celeron N2806
Celeron N2805
E2-6110
E1-6010

性能の高さを重視するならハイスペッククラス

性能の高さを重視するなら、ハイスペッククラスの CPU 製品が選択の目安です。作業内容によりますが、動画編集や画像編集等の高い負荷がかかる作業を快適に行えますし、ゲームタイトルによりますが PC ゲームを快適にプレイできる性能の高さがあります。

ただし、ハイスペッククラスの CPU 製品は価格が高いですので、必要な予算が大きくなります。

予算との兼ね合いで選ぶならスタンダードクラス

スタンダードクラスの CPU 製品は、ハイスペッククラスの CPU 製品よりは劣りますが高い性能があり、価格が安くなりますので、予算との兼ね合いで選びたいのであれば、スタンダードクラスの CPU 製品が選択の目安です。

少しでも予算を抑えたいならエントリークラス

エントリークラスの CPU 製品は価格が安いため、予算を少しでも抑えたいのであれば、エントリークラスの CPU 製品が選択の目安です。しかし、ノートパソコン用途向けの CPU 製品の中で最低クラスの性能となりますので、低性能で問題がないか慎重に検討して選ぶ必要があります。

CPU 製品(発熱量が大きい)

CPU 製品一覧

以下は、発熱量が大きい CPU 製品一覧です。ウルトラブックを選ぶ場合は、選択肢に入ってきませんので、ウルトラブックに絞ってノートパソコンを選ぶ場合は、把握しておく必要はありません。

  インテル社 AMD 社
フラッグシップ Core i7-4980HQ
Core i7-4960HQ
Core i7-4950HQ
Core i7-4940MX
Core i7-4930MX
Core i7-4910MQ
Core i7-4900MQ
-
ハイスペック Core i7-4870HQ
Core i7-4860HQ
Core i7-4850HQ
Core i7-4810MQ
Core i7-4800MQ
Core i7-4770HQ
Core i7-4760HQ
Core i7-4750HQ
Core i7-4712MQ
Core i7-4712HQ
Core i7-4710HQ
Core i7-4710MQ
Core i7-4702HQ
Core i7-4702MQ
Core i7-4700HQ
Core i7-4700MQ
Core i7-4610M
Core i7-4600M
-
スタンダード Core i5-4340M
Core i5-4330M
Core i5-4310M
Core i5-4300M
Core i5-4210M
Core i5-4200M
FX 7600P
A10-7400P
A8-7200P
エントリー Core i3-4110M
Core i3-4100M
Core i3-4010M
Core i3-4000M
Pentium 3560M
Pentium 3550M
Celeron 2970M
Celeron 2950M
FX 7500
A10-7300
A8-7100
A6-7000

また、発熱量が小さい CPU 製品の性能と比べて、性能が同等となるように各クラスを並べると以下のようになります。

発熱量が大きい CPU 製品 発熱量が小さい CPU 製品
フラッグシップ -
ハイスペック -
スタンダード ハイスペック
エントリー スタンダード
- エントリー

もし発熱量が大きい CPU 製品の中で、フラッグシップクラスやハイスペッククラスの CPU 製品の性能が必要であれば、ウルトラブックではなく、発熱量が大きい CPU 製品を搭載可能なサイズが大きめのノートパソコンを選ぶ必要があります。


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