スティック型デスクトップパソコンを選んで後悔した例

最終更新日 2023年09月07日

スティック型を選んで後悔した例から知るスティック型のデメリット

デスクトップパソコンのタイプには、タワー型、省スペース型、キューブ型、コンパクト型、スティック型、一体型があります。スティック型は、USB メモリーを一回り大きくしたような形状をしており、容易にポケットに入れられるほど小さくて軽いです。

スティック型の主なデメリットは、性能が低い、拡張性がなく PC パーツの交換や増設は不可能であること、外部インターフェースが少ないことです。

これらのデメリットを承知の上でスティック型を選ばなければなりませんが、承知の上で選んだとしても想像以上にデメリットが大きくて後悔することがあります。

スティック型の性能が低すぎる

スティック型デスクトップパソコンを選んだが想像以上に性能が低い

デスクトップパソコンの性能は同じタイプでもモデルによって性能が違いますが、スティック型は総じて性能が低いので、自分にとって十分な性能があるのかどうか慎重に判断して選ばないと、性能が低すぎて後悔する可能性があります。

スティック型はサイズが小さく内部スペースが狭いので、発熱量が小さい CPU が搭載されます。基本的に CPU は発熱量が小さいほど性能が低いです。

スティック型の中で価格が安いモデルにはブランド名が Atom である CPU が搭載されており、価格が高いモデルにはブランド名が Core M である CPU が搭載されています。(2018年6月19日時点)

自分にとって十分と感じる性能の高さは人それぞれ違いますが、Atom だと性能が低すぎて不満に感じる可能性が高いです。ウェブサイトの閲覧、メールや SNS の利用、動画や画像、音楽コンテンツの鑑賞の用途に使うなら十分な性能と感じる人は多いでしょうが、性能が低すぎると感じる人も多いと思われます。

Atom よりも Core M の方が性能が高いので、Core M が搭載されているスティック型を選べば性能に不満を感じる可能性は低くなりますが、コストパフォーマンスが低いです。どうしてもスティック型を選びたいのではなければ、他のタイプのデスクトップパソコンを選ぶ方がおすすめです。

CPU の性能は問題なくても、スティック型はメインメモリーの容量が小さい、ストレージ容量が小さいという特徴もありますので注意が必要です。ストレージ容量に関しては外付けストレージを使う等の解決手段によりストレージ容量を増やせますが、スティック型はメインメモリーの交換や増設はできませんので、メインメモリーの容量を増やせません。

スティック型は外部インターフェースが少なくて不便

スティック型デスクトップパソコンを選んだが外部インターフェースが少なくて不便

基本的にパソコンはサイズが小さいほど外部インターフェースが少ないですが、パソコンの中で最も小さいスティック型は外部インターフェースが最も少ないです。

外部インターフェースが少なくて良いと明確に判断できるならスティック型を選んでも問題ありませんが、スティック型では外部インターフェースが足りなくなりそうと思うなら、別のタイプのデスクトップパソコンを選ぶと良いです。

スティック型の外部インターフェースは USB 端子が2つ、HDMI 出力端子が1つ程度しかなく、外部インターフェースは少ないことを承知の上で選んでも不便で後悔する可能性があります。

スティック型は無線 LAN や Bluetooth を利用することを前提に使うものですが、USB 接続のキーボードやマウス、その他の USB 接続タイプの周辺機器も同時に使いたいとなると USB 端子が足りません。

スティック型に内蔵されている無線 LAN だと通信速度が遅い、通信の安定性が低い現象が見られる場合があり、その場合に有線 LAN を利用したくても有線 LAN 端子がありません。

これらの問題は USB ハブや外付け有線 LAN アダプターを別途用意すれば解決できますが、多くの USB 端子や有線 LAN 端子が必要になる可能性があるなら他のタイプのデスクトップパソコンを選ぶ方が良いです。

コンパクト型はスティック型よりもサイズが大きいですが手のひらサイズであり、USB 端子は3つ以上、有線 LAN 端子は1つあるモデルが多いです。さらには HDMI 出力端子等の映像出力端子が2つあるモデルも多いです。


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