選ぶ価値がなくなってきたデスクトップパソコンのタワー型

最終更新日 2023年09月07日

多くの人におすすめしづらくなってきたタワー型

パソコンを外に持ち出さず、自宅等の屋内のみで使うなら、デスクトップパソコンのタワー型を選ぶのがおすすめです。しかし、タワー型を選ぶ価値が小さくなり、多くの人におすすめしづらくなってきました。

その理由は、パソコンの性能が進歩し、パソコンの低価格化が進んだからです。

最近のパソコンは、平均的な性能を持つモデルでも多くの人が性能を持て余すほどです。

最近のパソコンの平均購入価格は、各メーカーのラインナップや売れ筋のパソコンから推測すると約10万円くらいだと思われます。(2017年9月1日時点)

今と違ってパソコンの性能が低かった頃、例えばパソコンが各家庭に普及し始めた頃は20〜30万円といった価格が当たり前であり、それくらいの価格のパソコンでも性能は不十分で、まだまだ性能向上が望まれていました。

つまり、用意できる予算で最も性能が高いパソコンを選ぶことを強く考えなければならなかったのですが、最適な選択がタワー型でした。

なぜなら、タワー型は持てる性能が最も高く、コストパフォーマンスが高い、すなわち性能の割に価格が安かったからです。

自分が欲しい性能を満たすならタワー型以外のパソコンも選択肢に入りましたが、パソコンの価格が高額だった頃はコストパフォーマンスの高さが重要でしたので、タワー型を選ぶ方が経済的でした。

自宅て使う場合でもノートパソコンを選ぶ価値の方が大きい

今でもタワー型は持てる性能が最も高く、コストパフォーマンスが高いですが、先に記載したとおりパソコンの性能が進歩し低価格化が進んだため、タワー型を選ぶ価値が小さくなってきています。

例えば、昔はノートパソコンだと最高クラスの性能を持つモデルでも性能が足りず、コストパフォーマンスが低いのでかなり不経済でした。

それでも外に持ち出して使う等の理由があればノートパソコンを選ぶしかありませんが、自宅等の屋内で使うならノートパソコンを選ぶことは全くおすすめできませんでした。

しかし、今ではノートパソコンでも平均的な性能を持つモデルでも多くの人は性能を持て余し、ノートパソコンも低価格化が進みコストパフォーマンスの低さが気にならなくなってきました。

ノートパソコンが持てる性能で十分でも、コストパフォーマンスが高いタワー型を選ぶ方が予算を抑えられますが、タワー型の主なメリットとデメリット、ノートパソコンの主なメリットとデメリットを総合的に考慮すると、ノートパソコンを選ぶのも悪くはないどころか、むしろ良いくらいです。

タワー型の主なメリットとデメリット

メリット ・コストパフォーマンスが高い
・ノートパソコンよりも高い性能を持てる
・搭載可能なストレージ台数が多い
・搭載可能な光学ドライブ台数が多い
・拡張カードを搭載できる
・外部インターフェースが多い
・PC パーツの交換、増設をしやすい
デメリット ・設置スペースが大きい
・移動させにくい
・片付けにくい
・バッテリー動作できない

ノートパソコンの主なメリットとデメリット

メリット ・設置スペースを抑えられる
・移動させやすい
・片付けやすい
・バッテリー動作できる
デメリット ・コストパフォーマンスが低い
・持てる性能の高さはタワー型よりも劣る
・搭載可能なストレージ台数が少ない
・搭載可能な光学ドライブ台数が少ない
・拡張カードを搭載できない
・外部インターフェースが少ない
・PC パーツの交換、増設をしにくい

タワー型とノートパソコンどちらが合うのかは人それぞれですが、コストパフォーマンスが高いことを除いてタワー型のメリットに魅力がなければ、コストパフォーマンスが低いことを除いてノートパソコンのデメリットは特に問題になりません。

そうであれば、予算が増えることになっても、設置スペースを抑えられ、移動させやすいので設置場所を自由に変えられ、片付けやすいので使わない時は簡単に収納でき、バッテリー動作できるので電源コンセントがない環境でも使えるノートパソコンを選ぶ方が良くなってきます。

私にとっては今でもタワー型を選ぶ価値が大きいのですが、全体的に見ればタワー型を選ぶ価値が小さくなり、タワー型以外のパソコンの選択を検討する方が良いです。


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