ディスプレイのSXGA(Super Extended Graphics Array)

最終更新日 2024年08月24日

ディスプレイのSXGA(Super Extended Graphics Array)とは

基礎

ディスプレイのSXGAとはSuper Extended Graphics Arrayの略で、ディスプレイの解像度の1280×1024ピクセルです。エスエックスジーエーと読みます。他の呼び方に、Super XGAがあります。

当初グラフィックスアダプターの規格

当初SXGAは、1989年にVESAが策定したグラフィックスアダプターの規格です。後にSXGAが対応する代表的な解像度の1280×1024をSXGAと呼ぶようになりました。

VGAより解像度が高いグラフィックスアダプター全般

VGAも当初はグラフィックスアダプターの規格であり、後にVGAが対応する代表的な解像度の640×480ピクセルをVGAと呼ぶようになりました。VGAよりも対応する解像度が高いグラフィックスアダプターのモデル全般を指す名称としてSXGAを使用する場合がありました。

SXGAとXGA

XGAより広くなった解像度

SXGAという名称から推測できますが、XGAより広くなった解像度です。XGAとはExtended Graphics Arrayの略で、ディスプレイの解像度の1024×768ピクセルです。アスペクト比がXGAは4:3、SXGAは5:4です。

情報量がXGAの約1.7倍

SXGAとXGA、それぞれが画面に表示できる情報量にあまり差がなさそうに見えるかもしれませんが、大きな差があります。画面に表示できる文字数で比較してみます。文字の表示に24×24ピクセルを使用するとします。

SXGA(1280×1024)の場合の文字数を求めます。
(1280×1024)÷(24×24)=約2276文字

XGA(1024×768)の場合の文字数を求めます。
(1024×768)÷(24×24)=約1365文字

SXGAの文字数がXGAの何倍か求めます。
約2276文字÷約1365文字=約1.7倍

上記の結果から、画面に表示できる情報量に大きな差があるとわかります。

コラム

画面表示文字数を考慮するとSXGA以上が良い

これ以上あると望ましい解像度を、画面に表示される文字数から求める方法があります。これ以上あると良い文字数が人によって違いますが、1つの基準に2000文字以上があります。文字の表示に使用するピクセル数も基準が必要です。文字に24×24ピクセルを使用すると丁度よいです。16×16ピクセルでも読みやすいですが、粗さが出てきます。

以上を考慮しSXGA(1280×1024)の場合の文字数を求めます。
(1280×1024)÷(24×24)=約2276文字

SXGA(1280×1024)より若干低い解像度のWXGA(1280×768)の場合の文字数を求めます。
(1280×768)÷(24×24)=約1707文字

以上の計算結果から、解像度がSXGA(1280×1024)以上あると良いとわかります。

出典

SXGA - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
SXGA(エスエックスジーエー/super XGA)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
SXGA (Super XGA) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」(1997/11/18公開記事)
ASCII.jp:ワンランク上のSXGA液晶選び (1/5)(2002/08/10更新記事)
快適に使うノートパソコンの解像度を考える(第48回)(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2008/11/27公開記事)


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