オーバークロック用マザーボードのフェーズ数は多いほど良い?

最終更新日 2019年10月11日

オーバークロック用マザーボードのフェーズ数は多いほど良いのか

Core i3シリーズ初の倍率アンロックモデル「Core i3-7350K」はどこまでやれる? (2) オーバークロック時のパーツ選びは? | マイナビニュース には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2017年2月22日)
ただ、あえてOCに強いマザーボードの目安を1つ挙げるならば、VRM部分のフェーズ数に注目したい。フェーズ数が多ければ、より多くの電力をCPUに供給できるとともに、1フェーズあたりの負荷を下げられるため、限界に達しにくいといったメリットがある。
同記事ではCore i3-7350Kを紹介しており、Core i3-7350Kのオーバークロックではマザーボードのフェーズ数が7を超えていれば問題ないと思われるそうです。

CPUをオーバークロックすると消費電力が増えますが、消費電力が高いほどフェース数は多いほど良いと考えられます。

マザーボードのフェーズの話 - PC Watch には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年11月9日)
 しかし、8コアモデルがラインナップされる第9世代Coreシリーズが登場したことで、またCPU VRM競争が加熱し始めているようだ。95WというTDPの範囲で動く定格時はおとなしいが、8つものコアをオーバークロックし高いクロックで動かすには電源の大出力化が必要ということで、ハイエンドマザーボードは、フェーズダブラーを使って10フェーズ以上のCPUコア電源を構成した製品が主流となっている。
基本的にTDPが大きいほど消費電力が高いですが、第9世代Coreシリーズの中でTDPが95WのCPUをオーバークロックするためにマザーボードを使うなら、フェーズ数は10以上あれば良いようです。

GIGABYTE本社のマザーボード開発責任者に聞いてきた(中編) - Z77新シリーズ「GA-Z77X UP」の真髄 | マイナビニュース には、GIGABYTE本社のマザーボード担当の開発責任者へインタビューした内容が掲載されています。(この記事の公開年月日は2012年12月30日)
――オーバークロックランキングサイトを見ると、フェーズ数の多いモデルが上位を占めているわけではないように見えますが、いかがでしょうか。

我々の製品におけるオーバークロック設計というのは、フラッグシップモデルに限ったものではありません。メインストリーム向けの製品以上であれば、全てがオーバークロック可能な設計になっています。例えばメインストリーム向けのなかでも比較的安い価格設定のGA-Z77X-UD3Hでも、十分なオーバークロック性能が得られます。

ではそうしたGA-Z77X-UD3Hと、UP5やUP7といった上位の製品でどこが異なるのかと言うと、まずはフェーズ数の違いによりCPUが極限状態に達した状態での電源回路の余裕、そして上位モデルでは実際にオーバークロッカーから得られたフィードバックが盛り込まれている点になります。

後者は主にスイッチという形で実装されています。GA-Z77X-UP7では、BCLKや電圧をBIOSやユーティリティだけでなく、ハードウェアスイッチからも制御できるようになっています。オーバークロックにおける使いやすさの違いという点でも注目してみてください。
「オーバークロックランキングサイト」について具体的に書かれていませんが、例えばCPUを〜GHzまでオーバークロックさせたという情報をユーザーから集めてランキングにしたウェブサイトを指していると思います。オーバークロックで使った主なPCパーツの情報もユーザーから集めて公開していると思います。

ランキング上位を見るとオーバークロックに使われたマザーボードはフェーズ数が多い製品ばかりかと思いきやそうでもないようです。

GIGABYTEのマザーボードでは、全体的に見てフェーズ数が少ないマザーボードでもオーバークロックに向いているようです。GA-Z77X-UD3Hのフェーズ数は6です。UP5(Z77X-UP5)のフェーズ数は12です。UP7(GA-Z77X-UP7)のフェーズ数は32です。

オーバークロックに使うマザーボードを選ぶなら、できるだけフェーズ数が多いマザーボードを選ぼうとするだけではなく、オーバークロックランキングサイトや実際にCPUをオーバークロックしてみた結果を掲載しているウェブサイト等を見て、使用したマザーボードを参考にしてみると良いと考えられます。

ASRockのAMD X570搭載マザーボードにみる最新トレンド (1/3) - ITmedia PC USER には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2019年7月7日)
 各社ともVRMを中心としたマザーボードの高耐久設計に力をいれている。高耐久設計の目安の1つがVRMのフェーズ数だが、単純にフェーズ数が多ければ良いというものでもない。VRMを構成するMOSFET(スイッチング素子)やコンデンサ(キャパシタ)、チョークコイル(インダクタ)などの特性、品質によって変わってくる。

 ASRockでは、DrMOSや大電流対応のチョークコイル、ニチコン製1.2万時間ブラックキャパシタなどの高級部品を積極的に採用している。フェーズ数は最大14フェーズだが「部品の特性が良いため14フェーズでも2000W級のCPUに対応できる。これ以上増やす必要がなかった」(ASRock 原口氏)という。
「2000W級のCPU」の2000WとはTDPなのか消費電力なのか明確に書かれていませんが、CPUをオーバークロックするとTDPと消費電力どちらも2000W級のCPUまで遠く、かなり余裕があるように見えます。

同記事では第3世代Ryzenを搭載して使えるマザーボードを紹介しており、第3世代のRyzen 9 3950Xは最大16コア32スレッドであり、仮に200W級のCPUに対応できるだと余裕がないどころか不足することもありうるので桁間違いではないと思います。

マザーボードに使用する部品の特性や品質次第ではフェーズ数が14どころか、もっとフェーズ数が少ないマザーボードでもオーバークロックに使っても大丈夫のようです。

オーバークロック用のマザーボードを選ぶなら、オーバークロック向けの仕様となっているのかどうかフェーズ数以外にも注目してみると良いようです。


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