マザーボードの選び方

最終更新日 2021年10月10日

マザーボード

マザーボードとは

マザーボードはパソコンの中心的役割を担うPCパーツであり、CPU、メインメモリー、ストレージ等の各PCパーツが接続される大きなPCパーツです。

マザーボードによって使用可能なCPU等が決まってきますので、パソコンの性能を根幹から決める重要なPCパーツです。

もしパソコンを自作する場合、マザーボードから先に選びたいところですが、マザーボードが収まるPCケースや使用するCPU等も考慮に入れて選ばなければならないので、それらも同時に検討してマザーボードを選ぶとよいです。

他のPCパーツのメーカー

マザーボードと組み合わせて使用可能なCPUのメーカーは製品によって違い、インテルのCPU対応製品ではAMDのCPUを使用できず、AMDのCPU対応製品ではインテルのCPUを使用できません。

メインメモリー、ストレージ、光学ドライブ、ビデオカード、電源ユニット等、CPU以外のPCパーツでは、原則的には様々なメーカーと組み合わせ可能です。

例外があり、例えばマザーボードが特定のメーカーの電源ユニットのみ組み合わせ可能な場合があります。

マザーボードのチップセット

PCパーツ

チップセットが新しいほど、使用可能なPCパーツの規格が新しく、利用可能な機能が新しいので、チップセットが新しいマザーボードを選ぶとよいです。チップセットが新しいか否かは、チップセットのメーカーのウェブサイト等にて確認できます。チップセットが古いとマザーボードの価格が安い傾向がありますが、PCパーツで新しい規格に対応していなかったり、数年経過後に古い規格に対応しているPCパーツの入手が難しくなる可能性があります。新しいPCパーツが利用できない、または利用できたとしても性能を十分に引き出せないこともあります。

ショップではチップセットが新しいマザーボードが主であり、チップセットが古いマザーボードが在庫切れのことが多いです。マザーボードに限らずパソコンに関わるハードウェアの技術は日進月歩なので、数年前に新しく登場したチップセットを搭載しているマザーボードの入手が難しくなっていることがあります。チップセットが古いマザーボードを選びたいとしても、チップセットが新しいマザーボードを選ぶことになります。

CPU

インテルのCPUを使用する場合はインテルのチップセットを選び、AMDのCPUを使用する場合はAMDのチップセットを選びます。それぞれのチップセットに関する情報が多く出回っており調べやすく、マザーボードに普及しており選びやすいです。チップセットが対応しているCPUでもマザーボードによっては対応していない場合がありますので、チップセットの仕様だけではなくマザーボードの仕様も確認し選ぶ必要があります。

新しいCPUが登場すると新しいチップセットも登場する場合が多く、新しいCPUを使用するには新しいチップセットが必要な場合があります。古いチップセットでも新しいCPUに対応する場合がありますが、本来の性能を発揮できなかったり一部の機能を利用できない場合があります。新しいCPUを使用する場合は、新しいチップセットを選ぶとよいです。

新しいCPUと古いチップセット

古いチップセットでも新しいCPUに対応可能な場合、対応するにはBIOSのアップデートが必要になる場合が多いです。BIOSのアップデートはCPUなしでもできる場合もあれば、できない場合もあります。

新しいCPUに対応するにはBIOSアップデートが必要であり、かつBIOSアップデートに古いCPUが必要なマザーボードを選ぶ場合、古いCPUがないと使用できません。このようなトラブルを防ぐためにも、新しいCPUを使用する場合は、新しいチップセットを選ぶとよいです。

インターフェース

マザーボードにあるインターフェースの種類や数はチップセットによって決まりますが、チップセット対応の全てをマザーボードが実装するとは限りませんので、マザーボードの仕様を確認して選びます。

自分にとって必要なインターフェースがそろっているマザーボードが見つからない場合、拡張スロットにインターフェース追加用拡張カードを搭載する、USB接続のインターフェース追加用周辺機器を使用する方法があります。

クーラー

チップセットの性能が高いほど発熱が大きく、製品によっては冷却ファンがあります。なくてもメーカーが不要と判断しているので問題ありません。

一般的にマザーボードの適正温度が60度以下ですが、チップセットの温度を指す場合が多いです。60度を超えており、かつ動作が不安定の場合は、エアフローが不足している可能性があります。エアフローが十分でも解決しない場合、単体販売のチップセット・クーラーを購入し取り付ける方法があります。

マザーボードの製品名とチップセット名

マザーボードの製品名にチップセット名を含む場合が多いですが、含めなければならない決まりがありません。

製品名に某チップセット名を含むが、実際に搭載しているチップセットとは違う場合があるとは考えにくいですが、念のために仕様を見て搭載チップセットを確認するとよいです。

マザーボードの規格

PCケースの対応規格

マザーボードの規格には、主にATX、Micro ATX、Mini ITXがあります。マザーボードのサイズは製品によって違いますが、規格がサイズを規定しています。バックパネルのサイズ、拡張スロットの位置、PCケースに固定するためのネジの位置も、規格が規定しています。

マザーボードの規格とPCケースが対応している規格が合えば、搭載できます。例えば、PCケースがATXに対応している場合、ATXのマザーボードを搭載できます。PCケースが対応しているマザーボードの規格を確認し、PCケースに搭載可能なマザーボードを選ぶ必要があります。

拡張性

マザーボードのサイズが大きいほどインターフェースの種類や数が豊富な傾向があり、メインメモリー、ストレージ、ビデオカード等を多く搭載したい場合、サイズが大きいマザーボードを選ぶとよいです。

サイズが大きい規格のATXを選ぶとよいですが、それでも不足する場合はExtended ATXを選ぶとよいです。

物理的干渉

マザーボードに取り付けたCPUクーラーやメインメモリーがPCケース内部と物理的に干渉したり、マザーボードにあるヒートシンク等の部品がPCケース内部と物理的に干渉する場合があります。

サイズが大きいタワー(ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー)のPCケースであれば物理的干渉がまず発生しませんが、サイズが小さい省スペース(スリム)、キューブ、コンパクトだと内部スペースが狭いので発生する可能性が出てきます。

PCケースと物理的に干渉するPCパーツがCPUクーラーの場合は別の形状のCPUクーラーに交換する、メインメモリーの場合は高さが低いメインメモリーに交換する、ヒートシンクの場合かつ交換可能な場合は別の形状のヒートシンクへの交換する等、解決できる方法がありますが、必ず解決できるとは限りません。

物理的干渉により搭載できないリスクを避けたい場合、パソコン関連の書籍やウェブサイトが掲載しているPCパーツの組み合わせ例を参考にするとよいです。

マザーボードのサイズ

マザーボードのサイズは規格によって決まりますが、規格のサイズは標準サイズであり、標準サイズより小さい製品があります。

それでもネジ穴の位置が決まっていますので、PCケースに取り付けできます。

原則的には標準サイズを選ぶとよいですが、サイズが小さめのPCケースでも物理的干渉のリスクを抑えられるメリットがありますので、そのようなPCケースを使用する場合は、標準サイズよりも小さいサイズを選ぶとよいです。

もし標準サイズより大きい製品があるとPCケースに取り付けられない場合が出てきますが、そのような製品はないと思われます。

規格によっては製品によるサイズの違いがなく、例えばMini ITXでは全ての製品が規格の標準サイズです。

マザーボードのレイアウト

Mini-ITX

サイズが小さいマザーボードの規格は、Mini-ITXが主流です。

Mini-ITXはATXと比べて製品によるレイアウトの違いが大きく、サイズが小さいのでレイアウト次第で物理的干渉が発生しやすいです。

特にCPUソケットの位置が重要であり、CPUソケットがメモリースロットや拡張スロットに近いレイアウトかつCPUクーラーのサイズが大きめだと、メインメモリーやビデオカード等と物理的干渉が発生しやすいです。

CPUソケットがマザーボード上の中心部に近い場所にあり、かつメモリースロットや拡張スロットと距離があると、大型CPUクーラーがメインメモリーやビデオカード等と物理的干渉するリスクを抑えられます。

この条件を満たすマザーボードを選んでも、実際にCPUクーラー、メインメモリー、ビデオカード等を組み合わせてみないと物理的干渉が発生するのかわかりません。

Mini-ITXに限らずサイズが小さい規格のマザーボードを選び、かつ物理的干渉リスクを避けたい場合、パソコン関連の書籍やウェブサイトで調べてPCパーツの組み合わせ例を参考にするとよいです。

マザーボードのCPUソケット

マザーボードにCPUの搭載に使用するCPUソケットがあります。搭載するCPUのCPUソケットと同じになるようにマザーボードを選ぶ必要があります。CPUソケットが同じでもCPUに対応しているとは限りませんので、対応しているCPUも確認してマザーボードを選ぶ必要があります。マザーボードによってはCPUをはんだ付けで実装しておりCPUの取り外しができませんが、これを選ぶ場合はCPUソケットや対応CPUの確認が不要です。

マザーボードのCPUソケットの互換性

マザーボード側のCPUソケットとCPU側のCPUソケットが同じになるようにマザーボードを選ぶ必要がありますが、両者が異なっていても互換性がある場合は選んでもよいです。

互換性があってもマザーボードが対応していないCPUだと動作せず、対応しているCPUだがCPUが本来の性能を発揮できないことがあります。

マザーボードとCPUのセット

ショップではマザーボードを単品で販売していますが、CPUとセットにして販売していることがあります。

動作しない組み合わせを選んでしまうリスクをなくしたい場合、必ず動作する組み合わせですので選ぶとよいです。

マザーボードとCPUを別々に買うよりも安くしていることがありますので、セットの方が安い場合は選ぶとよいです。

マザーボードのVRM

VRM(Voltage Regulator Module)とはCPU用の電源であり、詳細な解説なしで言うとCPUの消費電力が大きい場合はVRMのフェーズ数が多いとよいです。

消費電力が大きいCPUに対応しているマザーボードであれば十分な数のフェーズがあり、通常よりも消費電力が大きくなるオーバークロック用途向けマザーボードであればフェーズ数が多いです。

フェーズ数が多いほどマザーボードの耐久性が高く、CPUに供給する電力の安定性が高いですが、フェーズ数だけで決まるものではありません。

そのため、フェーズ数をあまり気にせずにマザーボードを選ぶとよいです。

関連記事
マザーボードのVRM

マザーボードとメインメモリー

種類、規格

原則的にはマザーボードを選んだ後にメインメモリーを選ぶとよいので、マザーボードを選ぶときに対応しているメインメモリーの種類、規格の確認が不要です。

どうしてもマザーボードに搭載したいメインメモリーがある場合、そのメインメモリーを搭載できるようにマザーボードが対応しているメインメモリーの種類、規格を確認して選ぶ必要があります。

最大容量

搭載するメインメモリー容量を搭載可能なマザーボードを選ぶ必要があります。多くのマザーボードは、一般的な用途では必要ないほどの最大容量があります。

マルチチャンネル

マルチチャンネルにはデュアルチャンネル、トリプルチャンネル、クアッドチャンネルがあり、デュアルチャンネルに対応しているマザーボードが多いです。メインメモリーのマルチチャンネルを利用する場合、マルチチャンネルに対応しているマザーボードを選ぶ必要があります。マザーボードに搭載するCPUもマルチチャンネルに対応している必要があります。

マルチチャンネルで必要なメインメモリー枚数を搭載できるマザーボードでも、マルチチャンネルに対応していないと利用できません。例えばマザーボードにメモリースロットが4つあっても、クアッドチャンネルに対応していないとクアッドチャンネルを利用できません。シングルチャンネルからデュアルチャンネルにしても一般的には体感できるほど性能が向上しませんので、マルチチャンネルを重視してマザーボードを選ぶ必要性が低いです。

メモリースロット

スロット数

以下は主な規格のメモリースロットの数ですが、標準的な数であり製品によって数が違います。

規格 メモリースロット
ATX 4本
Micro ATX 4本
Mini ITX 2本

デュアルチャンネルを利用する場合は2本以上必要ですが、サイズが小さい規格のMini ITXでも2本あります。クアッドチャンネルを利用する場合は4本以上必要なので、ATXやMicro ATXを選ぶ必要があります。

スロット色

マザーボードによっては複数あるメモリースロットが全て同じ色ではなく色が違う場合があります。マルチチャンネル利用時に指定のメモリースロットに装着が必要な場合、わかりやすいように色が付いています。マザーボードを選ぶとき色を気にする必要がありません。

片ラッチ

昔からメモリースロットが両ラッチが多いですが、片ラッチもあります。片ラッチのメリット、デメリットを考慮すると片ラッチの方がよいですが、無理に片ラッチ採用のマザーボードを選ぶ必要がありません。

片ラッチだと、メインメモリーを取り外すときにビデオカードと物理的に干渉しにくい、部品点数が少ないので物理的破損が少なくしっかりと接触できる、別のPCパーツの交換や増設作業等を行うときにラッチのロックが解除されて接触不良が起きるリスクが小さい、以上のメリットがあります。

片ラッチだとメインメモリーの取り付けに慣れていないと半差しになりやすい、メインメモリーの取り付けや取り外しするときにかたくてやりにくい場合は丁寧に作業しないとメインメモリー本体やメモリースロットに負荷を与えてしまう、以上のデメリットがあります。

スロットカバー

メモリースロットを使用しないときにホコリを防ぐために使用するカバーがあります。ホコリが溜まると接触不良の原因になるのでカバーを付けるとよいです。マザーボードに標準付属してなくても単体購入できますので、標準付属せずでも問題ありません。

カバーの必要性は低く、特にPCケースのフィルターによりホコリの侵入が無きに等しい場合は不要です。接触不良を起こすほどホコリが溜まっても、エアーダスターでホコリを吹き飛ばせば解決する可能性が高いです。

マザーボードのチップセット内蔵GPU

CPU内蔵GPUを使用する場合、チップセット内蔵GPUを搭載しているマザーボードを選ぶ必要がありません。

CPU内蔵GPUではなくチップセット内蔵GPUを使用するメリットがありません。

チップセット内蔵GPUを搭載しているマザーボードを選ぶとしても、GPUを内蔵しているCPUに対応しているマザーボードの多くがチップセット内蔵GPUを搭載していません。

GPUを内蔵していないCPUを使用する、かつdGPU(ディスクリートGPU)を使用しない場合、チップセット内蔵GPUを搭載しているマザーボードを選ぶ必要があります。

チップセット内蔵GPUを搭載しているマザーボードが少なく選択肢がかなり限られますので、dGPUの使用も検討するとよいです。

マザーボードのストレージ用インターフェース

SATAポート

ドライブベイに搭載するHDD、SSD、光学ドライブ等を使用する場合、SATAポートがあるマザーボードを選ぶ必要があります。SATAポートの最大速度を重視する場合、SATA3対応がよいですが、SATA3対応SATAポートが普及しています。ハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードの順にSATAポートが多い傾向があり、マザーボードのサイズが大きいほどSATAポートが多い傾向もあります。

関連記事
SATA(Serial ATA)

SATAポートの制御チップ

昔はチップセットが制御するSATA3対応ポートと外部チップが制御するSATA3対応ポートに性能差が大きい傾向が見られました。同じSATA3対応でも、外部チップ制御の方が最大速度が遅い傾向が見られました。そのため、チップセット制御の方ではSSD、外部チップ制御の方ではHDDを使用するのが望ましかったです。今ではほとんど性能差がありませんので気にする必要がありません。

M.2スロット

M.2 SSDを使用する場合、M.2スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。

M.2 SSDが普及し始めており、M.2スロットがあるマザーボードが増えてきていますが、M.2スロットがないマザーボードもあります。

ハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードの順にM.2スロットが多い傾向があり、マザーボードのサイズが大きいほどM.2スロットが多い傾向もあります。

M.2スロットのKeyIDの主流はkey M(Socket 3)であり、M.2 SSDでもkey M(Socket 3)が主流ですので、key M(Socket 3)を選ぶとよいです。

M.2スロットのデータ転送速度を重視する場合、M.2スロットがPCI Expressに対応しているとよいです。

PCI ExpressのリビジョンがPCI Express 2.0(Gen2)、レーン数が2レーン(x2)でもデータ転送速度が十分速いですが、さらに高速がよい場合、よりデータ転送速度が速くなるようにPCI Expressのリビジョン、レーン数を選ぶ必要があります。

関連記事
M.2

排他利用

SATAポートとM.2スロットが排他利用になっている場合が多く、例えばSATAポート2つとM.2スロット1つが排他利用の場合、M.2スロットを使用するとSATAポート2つが使用できません。

マザーボードにあるSATAポートとM.2スロットの全てを同時に使用できるとは限らないことに注意が必要です。

マザーボードの拡張スロット

拡張カードを使用する場合、拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。

複数の拡張カードを使用する場合、拡張スロットが必要な数あるのかも確認して選ぶ必要があります。

拡張カードを使用しない場合、拡張スロットがないマザーボードを選んでもよいです。

拡張スロット数

以下は主な規格の拡張スロットの数ですが、標準的な数であり製品によって数が違います。

規格 拡張スロット
ATX 6本
Micro ATX 4本
Mini ITX 1本

多くの人は拡張スロットにビデオカードを1枚のみ搭載すると思われ、それならMini ITXでも十分そうですが、PCケースのサイズにも注意して選ぶ必要があります。

Mini ITX向けPCケースはサイズが小さく内部スペースが狭いので、サイズが大きい高性能ビデオカードを搭載できません。

Micro ATXでもATXだと搭載できないサイズのPCケースだと、最高クラスの性能を持つ大型ビデオカードを搭載できない場合があります。

高性能ビデオカードには2スロット分や3スロット分を占有する製品が多く、ビデオカードが1枚でも実質2〜3本の拡張スロットが必要な場合があります。

例えば、拡張スロットが6本あるATXマザーボードを選んでも、3スロット分を占有するビデオカードであれば2枚まで搭載可能です。

拡張スロットの1つおき配置

マザーボードによっては拡張スロットが1つおきに配置の場合がありますが、占有スロット数が2のビデオカードの使用を想定しているためです。

マザーボードによっては拡張スロット自体が1つおき配置ではないが、PCI Expressの割り当てレーン数がx16の拡張スロットが1つおきに配置の場合もあり、これも占有スロット数が多いビデオカード使用の想定が理由です。

拡張スロットが1つおきに配置だと拡張スロット数が少なくなりますが、それだと足りなくなる場合は選ぶのを避けるとよいです。

拡張スロットの規格

拡張スロット、拡張カードの規格はPCI Expressが普及しています。

PCI Express対応拡張カードを使用する場合、PCI Express対応拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要がありますが、多くのマザーボードにあります。

PCI Express対応拡張スロットのリビジョン

PCI Express対応拡張スロットのデータ転送速度は、リビジョン、レーン数によって決まります。

新しいマザーボードを選べばPCI Expressのリビジョンも新しくデータ転送速度が速いです。

PCI Expressのリビジョンは互換性がありデータ転送速度が遅い方に合わせて動作しますので、例えばPCI Express 4.0対応拡張カードを使用する場合でもPCI Express 3.0対応拡張スロットがあるマザーボードを選んでもよいです。

ただし、データ転送速度が不足すると拡張カードが本来の性能を発揮しない等のトラブルが発生することがあります。

PCI Express対応拡張スロットのレーン数

PCI Express対応拡張スロットの形状は、レーン数によって決まります。

x16の拡張スロットは、ビデオカード等、サイズが大きいx16の拡張カード向けです。

x1の拡張スロットは、サウンドカード、USB等のインターフェース増設カード等、サイズが小さいx1の拡張カード向けです。

x16の拡張カードを使用する場合、x16の拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。

拡張カードのレーン数の方が小さい場合は接続でき、例えばx1の拡張カードをx16の拡張スロットに接続できます。

PCI Express対応拡張スロットの割り当てレーン数

PCI Express対応拡張スロットのレーン数よりも割り当てレーン数が小さい場合があります。

例えばx16の拡張スロットの割り当てレーン数がx8の場合があり、x8のデータ転送速度になります。

このような場合だと本来の性能を発揮しない等のトラブルが発生する拡張カードを使用する場合、割り当てレーン数も確認してマザーボードを選ぶ必要があります。

マザーボードのUSB

規格、数

マザーボードのUSBの規格や数は、チップセットで決まります。

厳密にはチップセットが同じでもマザーボードによって違いがありますが、ほとんど同じです。

原則的には新しいマザーボードを選べばチップセットも新しいので新しい規格のUSBに対応していまが、登場して間もない新しいUSBの規格だとミドルレンジやローエンドのマザーボードだと対応していない場合があります。

一般的にはUSBの数が多い順に並べるとハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードとなり、サイズが大きいほどUSBの数が多い傾向があります。

USBの数が多く必要な場合、サイズが大きいハイエンドのマザーボードを選ぶとよいです。

関連記事
USBの規格

端子形状

昔はマザーボードにあるUSB端子形状はType-Aでしたが、新たにType-Cが登場し、多くのマザーボードにType-AとType-C両方があります。

Type-Cの普及が進んでおり、まだまだType-Aを使用する機会がありますので、Type-AとType-C両方あるとよいです。

Type-Cがないマザーボードがありますが、USB変換アダプター(変換ケーブル)を使用する方法がありますので、Type-Cがある周辺機器と接続できます。

関連記事
USBの端子

マザーボードの映像出力端子

どのマザーボードにも映像出力端子がありますが、CPUが内蔵しているGPUを使用する場合、マザーボードの映像出力端子を使用します。

ビデオカードを使用する場合は、ビデオカードの映像出力端子を使用します。

マザーボードにはHDMI出力端子が1つとDisplayPort出力端子が1つある場合が多く、選択肢があまりありません。(2021/08/04時点)

D-sub 15pin(アナログRGB、VGA)、DVI-D、DVI-Iは廃れています。

温度センサー

マザーボードに温度センサーがあると、ソフトウェアを利用してPCケース内部の温度確認ができます。温度センサーがない製品もあります。原則的には温度確認が不要なので温度センサーも不要です。温度を確認してエアフローを調整したい等、必要に応じて温度センサー搭載製品を選ぶとよいです。

温度センサーによる温度を利用した比較が見られますが、温度センサーの位置が製品によって違います。製品が違う条件では温度の比較が公平ではありません。一般的にはCPUソケットから最も遠い拡張スロット周辺に温度センサーがあります。CPUソケット周辺ではCPUから発生する熱により温度が高くなるためです。

マザーボードのLEDイルミネーション

LED

PCパーツによってはLEDイルミネーションに対応しており、昔はマザーボードからの電力供給でPCパーツ特有の色に光るだけでした。

例えば、白色に光るケースファンに電力供給すれば、白色に光ります。

RGB LED

RGB LEDに対応していると、フルカラーの範囲内で様々な色に光ったり、光の色の変化が可能ですが、PCパーツは同じ色で光り、制御対象の複数のPCパーツも同じ色で光ります。

例えば、複数のケースファンを赤色や緑色や青色等、様々な色で光りますが、赤色にする場合はどのケースファンも赤色で光ります。

アドレッサブルRGB LED

アドレッサブルRGB(ARGB) LEDに対応していると、PCパーツに対し光る色を各位置に指定でき、制御対象の複数のPCパーツに対し個別に制御できます。

例えば、1つのケースファンがグラデーションのように光の色が変化し、別のケースファンでは違うパターンのグラデーションで光る、以上のような複雑な制御が可能です。

RGB LEDを利用する場合はマザーボードも対応している必要があり、アドレッサブルRGB LEDを利用する場合はマザーボードも対応している必要があります。

RGB LED対応だとRGB LEDの端子(4ピン)があり、アドレッサブルRGB LED対応だとアドレッサブルRGB LEDの端子(3ピン)があります。

LEDイルミネーションを楽しみたい場合は、RGB LEDでは物足りませんので、アドレッサブルRGB LED対応マザーボードを選ぶとよいです。

非対応マザーボードでも、アドレッサブルRGB LED対応コントローラーを別途購入し搭載する方法があります。

マザーボードの保証

サードパーティー(社外品)CPUクーラー

サードパーティーCPUクーラーを使用しマザーボードが故障すると保証対象外で有償修理になると見聞きします。某マザーボード・メーカーに聞いてみたところ、保証対象外にならないという回答でした。ただし、マザーボードに取り付けられないのに無理に取り付けようとして破損した等、ユーザーの過失が認められる場合は保証対象外になるそうです。

CPUクーラーに限らずサードパーティーを使用するのは一般的なことです。サードパーティー使用であれば無条件に保証対象外になるとしているメーカーやショップがあるのかもしれませんが、あるとしたら厳しいと思われます。


キャンペーン情報
マウスコンピューター
冬のボーナスセール
期間限定で大幅値引き!最大70,000円OFF!!(一部モデルのみ)
(12月8日迄)
DELL
・BLACK FRIDAY
おすすめデスクトップPCがクーポンで最大22%OFF
(11月29日迄)
パソコン工房
・ボーナスセール
人気商品が多数値引き、最大30,000円OFF!
(12月7日迄)

マザーボード



デル株式会社