マザーボードの選び方

最終更新日 2021年10月10日

マザーボードとは

基礎

マザーボードはパソコンの中心的役割を担うPCパーツです。CPU、メインメモリー、ストレージ等の各PCパーツが接続される大きなPCパーツです。マザーボードによって使用可能なCPU等が決まるので、パソコンの性能を根幹から決める重要なPCパーツです。もしパソコンを自作する場合、マザーボードから先に選びたいところですが、マザーボードが収まるPCケースや使用するCPU等も考慮に入れて選ばなければならないので、それらも同時に検討してマザーボードを選ぶとよいです。

他のPCパーツのメーカー

マザーボードと組み合わせて使用可能なCPUのメーカーは製品によって違います。インテルのCPU対応製品ではAMDのCPUを使用できず、AMDのCPU対応製品ではインテルのCPUを使用できません。メインメモリー、ストレージ、光学ドライブ、ビデオカード、電源ユニット等、CPU以外のPCパーツでは、原則的には様々なメーカーと組み合わせ可能です。例外があり、例えばマザーボードが特定のメーカーの電源ユニットのみ組み合わせ可能な場合があります。

マザーボードの型番の調べ方

例えば、前に自作したパソコンのマザーボードが故障したので同じ型番の製品を購入したい等の理由で型番を調べたい場合、梱包箱、取扱説明書(マニュアル)、基板、これらに記載があるのか確認するとよいです。マザーボード等、パソコンが搭載するPCパーツの情報を取得できるソフトウェアを利用する方法もあります。例えばCPU-ZやHWiNFOがあり、これらはフリーソフトウェアなので無料で利用できます。

ゲーミングマザーボード

ゲーミングマザーボードとは

ゲーミングマザーボードとは、ゲーム向けに設計されたマザーボードです。オンボードサウンドの音質が高い、LANコントローラーの性能が高い、ヒートシンクが大きい、インターフェースが高性能等の特徴があります。ゲームでは映像の質に限らず音声の質も重要なので、オンボードサウンドの音質が高いです。オンラインゲームによってはLANの性能が勝敗を左右するので、LANコントローラーの性能が高いです。ゲームをプレイするとマザーボードに高い負荷がかかり発熱が大きくなるので、大きめのヒートシンクを搭載しています。ゲームのインストールにかかる時間、起動にかかる時間、ロードにかかる時間等、これらの時間を短縮できると快適ですが、ストレージに高い性能が求められます。ゲームの動画配信を行う場合、ストレージに高い性能が求められます。ストレージの性能が高いだけでなく、ストレージを接続するインターフェースも高性能な必要があるので、高性能インターフェースを搭載しています。

ゲーム以外の用途に使用する場合でも性能を重視するならゲーミングマザーボードに注目してみるとよいです。動画・画像編集等、負荷が高い用途に使用する場合にも適しています。

マイニング向けマザーボード

マイニング向けマザーボードとは

マイニング向けマザーボードとは通常よりも耐久性を高めたマザーボードです。マイニングでは24時間365日連続稼働し、高い負荷がかかり、多数のビデオカード搭載により消費電力と発熱が大きくなります。それでも故障率が低く寿命が長く安定して動作するように耐久性を高めています。

多数のビデオカードを搭載できるように通常とは拡張スロットのレイアウトが異なります。製品によってはPCI Express用コネクター(ビデオカード補助電源コネクター)のケーブルを配線しやすい設計を採用しています。一般的にマイニングではマザーボードが地面と水平になるように設置し使用するので、製品によっては重いビデオカード固定向けの部品がコスト削減のために存在しません。

通常のマザーボードでもマイニングできますが、マイニングに使用する目的であればマイニング向けマザーボードを選ぶ方がよいです。

リビジョン

リビジョンとは

マザーボードのリビジョンとは、製品の仕様変更を示します。マザーボードに様々な製品がありますが、製品の発売後に仕様変更が行われる場合があります。仕様変更の目的には不具合の修正、コストダウン等があります。仕様変更後に発売の製品は、前の製品と仕様が違います。Rev. 1.0、Rev. 2.0等のように数字を利用して表記します。リビジョンの数字が大きいほど新しい仕様です。

性能

リビジョンが新しい方が高性能、高性能ではなくても性能が同じ気がしますが、そうとは限りません。一般的にはリビジョンが新しい方が高性能または性能が同じです。リビジョンが新しい方が低性能な場合が少ないです。メーカーが性能が低くする理由は、コストダウンのためです。

性能低下があるとしても大幅に性能差が出るわけではないので、あまり気にする必要がありません。ベンチマークで競う等、少しの差でも性能にこだわる場合は、リビジョンに注目し仕様変更で性能低下がないのか調べるとよいです。

基板

基板の層

一般的にマザーボードの基板の層は4層です。ハイエンドマザーボードでは6層や8層が見られます。一般的にノートパソコンのマザーボードは8層以上です。小型化する必要があり配線に使用できる面積が小さいので層の数が多いです。基板の層が多いと信号線や電源線を配線する自由度が高くなるメリットがありますが、コストが高くなり価格も高くなるデメリットがあります。

電源ユニットがマザーボードに電力供給します。マザーボードには電力を受け取り電圧等を変換する複数の電源回路があります。VRMはCPUに電力を供給する電源回路です。基板の層が多いと配線自由度が高いので、電源回路の安定性が高くなるように配線できます。大型マザーボードでは基板の層が多いと、電源回路の安定性を高めるために配線されている傾向があります。小型マザーボードでは配線に使用できる面積が小さいので層が多くなる傾向があります。

消費電力が高いCPUやビデオカードを使用する場合、電源回路の安定性が重要なので層が多いとよいです。層が多い方が電源回路の安定性が高いとは限らないので選ぶときに確認不要です。

マザーボードのチップセット

PCパーツ

チップセットが新しいほど、使用可能なPCパーツの規格が新しく、利用可能な機能が新しいので、チップセットが新しいマザーボードを選ぶとよいです。チップセットが新しいか否かは、チップセットのメーカーのウェブサイト等にて確認できます。チップセットが古いとマザーボードの価格が安い傾向がありますが、PCパーツで新しい規格に対応していなかったり、数年経過後に古い規格に対応しているPCパーツの入手が難しくなる可能性があります。新しいPCパーツが利用できない、または利用できたとしても性能を十分に引き出せないこともあります。

ショップではチップセットが新しいマザーボードが主であり、チップセットが古いマザーボードが在庫切れのことが多いです。マザーボードに限らずパソコンに関わるハードウェアの技術は日進月歩なので、数年前に新しく登場したチップセットを搭載しているマザーボードの入手が難しくなっていることがあります。チップセットが古いマザーボードを選びたいとしても、チップセットが新しいマザーボードを選ぶことになります。

CPU

インテルのCPUを使用する場合はインテルのチップセットを選び、AMDのCPUを使用する場合はAMDのチップセットを選びます。それぞれのチップセットに関する情報が多く出回っており調べやすく、マザーボードに普及しており選びやすいです。チップセットが対応しているCPUでもマザーボードによっては対応していない場合がありますので、チップセットの仕様だけではなくマザーボードの仕様も確認し選ぶ必要があります。

新しいCPUが登場すると新しいチップセットも登場する場合が多く、新しいCPUを使用するには新しいチップセットが必要な場合があります。古いチップセットでも新しいCPUに対応する場合がありますが、本来の性能を発揮できなかったり一部の機能を利用できない場合があります。新しいCPUを使用する場合は、新しいチップセットを選ぶとよいです。

新しいCPUと古いチップセット

古いチップセットでも新しいCPUに対応可能な場合、対応するにはBIOSのアップデートが必要になる場合が多いです。BIOSのアップデートはCPUなしでもできる場合もあれば、できない場合もあります。

新しいCPUに対応するにはBIOSアップデートが必要であり、かつBIOSアップデートに古いCPUが必要なマザーボードを選ぶ場合、古いCPUがないと使用できません。このようなトラブルを防ぐためにも、新しいCPUを使用する場合は、新しいチップセットを選ぶとよいです。

インターフェース

マザーボードにあるインターフェースの種類や数はチップセットによって決まりますが、チップセット対応の全てをマザーボードが実装するとは限りませんので、マザーボードの仕様を確認して選びます。

自分にとって必要なインターフェースがそろっているマザーボードが見つからない場合、拡張スロットにインターフェース追加用拡張カードを搭載する、USB接続のインターフェース追加用周辺機器を使用する方法があります。

クーラー

チップセットの性能が高いほど発熱が大きく、製品によっては冷却ファンがあります。なくてもメーカーが不要と判断しているので問題ありません。

一般的にマザーボードの適正温度が60度以下ですが、チップセットの温度を指す場合が多いです。60度を超えており、かつ動作が不安定の場合は、エアフローが不足している可能性があります。エアフローが十分でも解決しない場合、単体販売のチップセット・クーラーを購入し取り付ける方法があります。

マザーボードの製品名とチップセット名

マザーボードの製品名にチップセット名を含む場合が多いですが、含めなければならない決まりがありません。

製品名に某チップセット名を含むが、実際に搭載しているチップセットとは違う場合があるとは考えにくいですが、念のために仕様を見て搭載チップセットを確認するとよいです。

マザーボードの規格

PCケースの対応規格

マザーボードの規格には、主にATX、Micro ATX、Mini ITXがあります。マザーボードのサイズは製品によって違いますが、規格がサイズを規定しています。バックパネルのサイズ、拡張スロットの位置、PCケースに固定するためのネジの位置も、規格が規定しています。

マザーボードの規格とPCケースが対応している規格が合えば、搭載できます。例えば、PCケースがATXに対応している場合、ATXのマザーボードを搭載できます。PCケースが対応しているマザーボードの規格を確認し、PCケースに搭載可能なマザーボードを選ぶ必要があります。

拡張性

マザーボードのサイズが大きいほどインターフェースの種類や数が豊富な傾向があり、メインメモリー、ストレージ、ビデオカード等を多く搭載したい場合、サイズが大きいマザーボードを選ぶとよいです。

サイズが大きい規格のATXを選ぶとよいですが、それでも不足する場合はExtended ATXを選ぶとよいです。

物理的干渉

マザーボードに取り付けたCPUクーラーやメインメモリーがPCケース内部と物理的に干渉したり、マザーボードにあるヒートシンク等の部品がPCケース内部と物理的に干渉する場合があります。

サイズが大きいタワー(ミドルタワー、ミニタワー、マイクロタワー)のPCケースであれば物理的干渉がまず発生しませんが、サイズが小さい省スペース(スリム)、キューブ、コンパクトだと内部スペースが狭いので発生する可能性が出てきます。

PCケースと物理的に干渉するPCパーツがCPUクーラーの場合は別の形状のCPUクーラーに交換する、メインメモリーの場合は高さが低いメインメモリーに交換する、ヒートシンクの場合かつ交換可能な場合は別の形状のヒートシンクへの交換する等、解決できる方法がありますが、必ず解決できるとは限りません。

物理的干渉により搭載できないリスクを避けたい場合、パソコン関連の書籍やウェブサイトが掲載しているPCパーツの組み合わせ例を参考にするとよいです。

マザーボードのサイズ

マザーボードのサイズは規格によって決まりますが、規格のサイズは標準サイズであり、標準サイズより小さい製品があります。

それでもネジ穴の位置が決まっていますので、PCケースに取り付けできます。

原則的には標準サイズを選ぶとよいですが、サイズが小さめのPCケースでも物理的干渉のリスクを抑えられるメリットがありますので、そのようなPCケースを使用する場合は、標準サイズよりも小さいサイズを選ぶとよいです。

もし標準サイズより大きい製品があるとPCケースに取り付けられない場合が出てきますが、そのような製品はないと思われます。

規格によっては製品によるサイズの違いがなく、例えばMini ITXでは全ての製品が規格の標準サイズです。

マザーボードのレイアウト

配置

マザーボードのチップセット、CPUソケット、メモリースロット、拡張スロット等の配置が製品によって異なります。主な規格ATX、Micro ATX、Mini ITXに限って述べると、ATXやMicro ATXは同じCPUに対応の場合、配置がほぼ同じです。Mini ITXは同じCPUに対応でも配置が大きく異なる場合が多いです。

Mini-ITX

サイズが小さいマザーボードの規格は、Mini-ITXが主流です。

Mini-ITXはATXと比べて製品によるレイアウトの違いが大きく、サイズが小さいのでレイアウト次第で物理的干渉が発生しやすいです。

特にCPUソケットの位置が重要であり、CPUソケットがメモリースロットや拡張スロットに近いレイアウトかつCPUクーラーのサイズが大きめだと、メインメモリーやビデオカード等と物理的干渉が発生しやすいです。

CPUソケットがマザーボード上の中心部に近い場所にあり、かつメモリースロットや拡張スロットと距離があると、大型CPUクーラーがメインメモリーやビデオカード等と物理的干渉するリスクを抑えられます。

この条件を満たすマザーボードを選んでも、実際にCPUクーラー、メインメモリー、ビデオカード等を組み合わせてみないと物理的干渉が発生するのかわかりません。

Mini-ITXに限らずサイズが小さい規格のマザーボードを選び、かつ物理的干渉リスクを避けたい場合、パソコン関連の書籍やウェブサイトで調べてPCパーツの組み合わせ例を参考にするとよいです。

コネクター配置

Mini-ITX等、サイズが小さい規格のマザーボードでは、端にコネクターがあると接続しやすいです。端にコネクターがなくCPUクーラーの下の位置にあると接続しにくいです。CPUクーラーが端の方にあると、端にコネクターがあっても接続しにくい場合があります。端にコネクターがあってもPCケースとの組み合わせによっては接続しにくいです。例えばコネクターが右端にありPCケースの右サイドパネルが開かないタイプだと接続しにくいです。

組み立て作業の難易度を下げるためにはコネクター配置が端だとよいですが、選択肢が狭まります。組み立て作業の難易度が高くなっても問題なければ、コネクターの配置を気にせずに選ぶとよいです。

マザーボードのCPUソケット

マザーボードにCPUの搭載に使用するCPUソケットがあります。搭載するCPUのCPUソケットと同じになるようにマザーボードを選ぶ必要があります。CPUソケットが同じでもCPUに対応しているとは限りませんので、対応しているCPUも確認してマザーボードを選ぶ必要があります。マザーボードによってはCPUをはんだ付けで実装しておりCPUの取り外しができませんが、これを選ぶ場合はCPUソケットや対応CPUの確認が不要です。

マザーボードのCPUソケットの互換性

マザーボード側のCPUソケットとCPU側のCPUソケットが同じになるようにマザーボードを選ぶ必要がありますが、両者が異なっていても互換性がある場合は選んでもよいです。

互換性があってもマザーボードが対応していないCPUだと動作せず、対応しているCPUだがCPUが本来の性能を発揮できないことがあります。

CPU

インテルCPUとAMD CPU両対応

インテルのCPUとAMDのCPU、両者に対応するマザーボードが、過去に発売されたことがありました。例えばマザーボード「PF88」は、日本エリートグループ株式会社(ECS)が2005年9月1日に発売した製品ですが、インテルのCPUに対応しており同時発売のSIMAカードと組み合わせて使用するとAMDのCPUに対応できます。その後に同様な製品が発売されておらず、発売する様子が見られません(2022/01/08時点)。

マザーボードとCPUのセット

ショップではマザーボードを単品で販売していますが、CPUとセットにして販売している場合があります。動作しない組み合わせを選んでしまうリスクをなくしたい場合、必ず動作する組み合わせなので選ぶと安心です。マザーボードとCPUを別々に買うよりも安くしている場合がありますのでセット販売の方も見てみるとよいです。

マザーボードのVRM

VRMとは

VRMとはVoltage Regulator Moduleの略であり、CPU用の電源です。

フェーズ数

詳細な解説なしで言うとCPUの消費電力が大きい場合はVRMのフェーズ数が多いとよいです。消費電力が大きいCPUに対応しているマザーボードであれば十分な数のフェーズがあり、通常よりも消費電力が大きくなるオーバークロック用途向けマザーボードであればフェーズ数が多いです。フェーズ数が多いほどマザーボードの耐久性が高く、CPUに供給する電力の安定性が高いですが、フェーズ数だけで決まるものではありませんので、フェーズ数をあまり気にせずに選ぶとよいです。

LLC

LLCとはLoad Line Calibrationの略であり、CPUが高負荷時に発生する電圧低下を抑える機能です。CPUのオーバークロック時にCPUの負荷が増加するとCPUの電圧が低下する場合があり、この現象をVdroopやVdropと呼びます。CPUの電圧が低下すると頻繁にクラッシュしブルースクリーンが発生する場合がありシステムが不安定になります。このトラブルを解消するのにLLCが役立ちます。CPUのオーバークロックに使用する場合、LLCがあるとよいです。

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マザーボードのVRM

マザーボードとメインメモリー

種類、規格

原則的にはマザーボードを選んだ後にメインメモリーを選ぶとよいので、マザーボードを選ぶときに対応しているメインメモリーの種類、規格の確認が不要です。

どうしてもマザーボードに搭載したいメインメモリーがある場合、そのメインメモリーを搭載できるようにマザーボードが対応しているメインメモリーの種類、規格を確認して選ぶ必要があります。

最大容量

搭載するメインメモリー容量を搭載可能なマザーボードを選ぶ必要があります。多くのマザーボードは、一般的な用途では必要ないほどの最大容量があります。

マルチチャンネル

マルチチャンネルにはデュアルチャンネル、トリプルチャンネル、クアッドチャンネルがあり、デュアルチャンネルに対応しているマザーボードが多いです。メインメモリーのマルチチャンネルを利用する場合、マルチチャンネルに対応しているマザーボードを選ぶ必要があります。マザーボードに搭載するCPUもマルチチャンネルに対応している必要があります。

マルチチャンネルで必要なメインメモリー枚数を搭載できるマザーボードでも、マルチチャンネルに対応していないと利用できません。例えばマザーボードにメモリースロットが4つあっても、クアッドチャンネルに対応していないとクアッドチャンネルを利用できません。シングルチャンネルからデュアルチャンネルにしても一般的には体感できるほど性能が向上しませんので、マルチチャンネルを重視してマザーボードを選ぶ必要性が低いです。

メモリースロット

スロット数

以下は主な規格のメモリースロットの数ですが、標準的な数であり製品によって数が違います。

規格 メモリースロット
ATX 4本
Micro ATX 4本
Mini ITX 2本

デュアルチャンネルを利用する場合は2本以上必要ですが、サイズが小さい規格のMini ITXでも2本あります。クアッドチャンネルを利用する場合は4本以上必要なので、ATXやMicro ATXを選ぶ必要があります。

スロット色

マザーボードによっては複数あるメモリースロットが全て同じ色ではなく色が違う場合があります。マルチチャンネル利用時に指定のメモリースロットに装着が必要な場合、わかりやすいように色が付いています。マザーボードを選ぶとき色を気にする必要がありません。

片ラッチ

昔からメモリースロットが両ラッチが多いですが、片ラッチもあります。片ラッチのメリット、デメリットを考慮すると片ラッチの方がよいですが、無理に片ラッチ採用のマザーボードを選ぶ必要がありません。

片ラッチだと、メインメモリーを取り外すときにビデオカードと物理的に干渉しにくい、部品点数が少ないので物理的破損が少なくしっかりと接触できる、別のPCパーツの交換や増設作業等を行うときにラッチのロックが解除されて接触不良が起きるリスクが小さい、以上のメリットがあります。

片ラッチだとメインメモリーの取り付けに慣れていないと半差しになりやすい、メインメモリーの取り付けや取り外しするときにかたくてやりにくい場合は丁寧に作業しないとメインメモリー本体やメモリースロットに負荷を与えてしまう、以上のデメリットがあります。

スロットカバー

メモリースロットを使用しないときにホコリを防ぐために使用するカバーがあります。ホコリが溜まると接触不良の原因になるのでカバーを付けるとよいです。マザーボードに標準付属してなくても単体購入できますので、標準付属せずでも問題ありません。

カバーの必要性は低く、特にPCケースのフィルターによりホコリの侵入が無きに等しい場合は不要です。接触不良を起こすほどホコリが溜まっても、エアーダスターでホコリを吹き飛ばせば解決する可能性が高いです。

相性問題解決機能

マザーボードとメインメモリーの間で相性問題が発生し起動しない場合、起動するように自動的に設定を調整する機能があります。例えばASUSのMemOK!がありました。MemOK!は古い機能なので新製品には見られません。動作可能になった設定次第ではメインメモリーが本来の性能を発揮できません。性能にこだわる場合、機能なしで相性問題を解決するのが望ましいです。つまり、相性問題が発生しないメインメモリーに交換するとよいです。

昔と比べて今では相性問題が発生しにくいので、この機能の必要性が低いです。この機能により相性問題が解決する可能性が50%もないのも必要性が低い理由です。

オンボード機能

オンボード機能とは

オンボード機能とは、マザーボードが標準内蔵する機能です。全ての機能ではなく、コンピューターの使用で最低限必要な機能です。昔はマザーボードに映像出力機能、音声入出力機能、USB等の外部インターフェース機能がなく、マザーボードに拡張カードを搭載して機能を追加するのが一般的でした。今では多くのユーザーが拡張カードなしで使用できるように各機能を標準内蔵しており、これらがオンボード機能です。一般的にオンボード機能は拡張カードより劣ります。例えば映像出力機能はビデオカードの方が優れます。

映像出力機能

映像出力機能にGPUが必要ですが、チップセット内蔵GPUかCPU内蔵GPUが必要です。CPU内蔵GPUを使用する場合、チップセット内蔵GPUを搭載するマザーボードを選ぶ必要がありません。チップセット内蔵GPUを搭載するマザーボードを選ぶとしても、GPUを内蔵しているCPUに対応マザーボードの多くがチップセット内蔵GPUを搭載していません。

GPUを内蔵していないCPUを使用する、かつビデオカード(dGPU:ディスクリートGPU)を使用しない場合、チップセット内蔵GPUを搭載するマザーボードを選ぶ必要があります。チップセット内蔵GPUを搭載するマザーボードが少なく選択肢がかなり限られるので、ビデオカードの使用も検討するとよいです。

ゲーム等に使用するので高性能GPUが必要等、映像出力機能では不足する場合はビデオカードが必要です。

音声入出力機能

昔はオンボードの音声入出力機能だと音質に悩まされる場合が多かったです。音声関連の処理を行うマザーボードのチップ、CPUの性能が十分高いとは言えず、処理が間に合わず音声が途切れる場合が多かったです。マザーボード上にアナログ回路があり、かつノイズ対策が不十分なためノイズが多い場合が多かったです。昔と違って今ではオンボードの音声入出力機能でも音質に優れています。特にゲーミングマザーボードに優れる製品が多いです。音質重視であればサウンドカードを搭載し使用するとよいです。

音声出力端子による音質の違い

音質が高いマザーボードでも、音声出力端子によって音質に違いがある場合があります。例えば一般的にデスクトップパソコンのタワー型には、フロントとリアそれぞれに音声出力端子がありますが、どちらか一方が高音質の場合があります。高音質な音声出力端子はどこなのか取扱説明書等を確認するか、実際に聴き比べてみるとよいです。

USB等の外部インターフェース機能

多くのユーザーにとって十分な外部インターフェースを標準搭載していますが、不足する場合はインターフェースカードを搭載し使用するとよいです。

マザーボードのストレージ用インターフェース

SATAポート

ドライブベイに搭載するHDD、SSD、光学ドライブ等を使用する場合、SATAポートがあるマザーボードを選ぶ必要があります。SATAポートの最大速度を重視する場合、SATA3対応がよいですが、SATA3対応SATAポートが普及しています。ハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードの順にSATAポートが多い傾向があり、マザーボードのサイズが大きいほどSATAポートが多い傾向もあります。

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SATA(Serial ATA)

SATAポートの制御チップ

昔はチップセットが制御するSATA3対応ポートと外部チップが制御するSATA3対応ポートに性能差が大きい傾向が見られました。同じSATA3対応でも、外部チップ制御の方が最大速度が遅い傾向が見られました。そのため、チップセット制御の方ではSSD、外部チップ制御の方ではHDDを使用するのが望ましかったです。今ではほとんど性能差がありませんので気にする必要がありません。

M.2スロット

M.2スロット数

M.2 SSDを使用する場合、M.2スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。M.2 SSDが普及し始めており、M.2スロットがあるマザーボードが増えてきていますが、M.2スロットがないマザーボードもあります。2015年頃ではM.2スロットが1つのみの製品が多く、2つある製品ですら少なかったです。2020年頃になるとM.2 スロットが2つある製品が多くなりました。3つ等の製品もあります。ハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードの順にM.2スロットが多い傾向があり、マザーボードのサイズが大きいほどM.2スロットが多い傾向もあります。

KeyID

M.2スロットのKeyIDの主流はkeyM(Socket 3)であり、M.2 SSDでもkeyM(Socket 3)が主流なので、key M(Socket 3)を選ぶとよいです。

マザーボードによってはKeyEのM.2スロットがあります。主にM.2 無線LAN(Wi-Fi)カードやM.2 Bluetoothカード向けです。M.2カードで無線LANやBluetoothを搭載したい場合に必要ですが、keyM(Socket 3)のM.2スロットをKeyEに変換するアダプターを使用する方法もあります。M.2スロットを使用せずに外付けの無線LANアダプターやBluetoothアダプターを使用する方法もあります。

KeyEのM.2スロットをkeyM(Socket 3)に変換するアダプターもあります。このような変換アダプターを使用するとKeyEのM.2スロットにM.2 SSDを搭載できます。

データ転送の規格

M.2スロットはSATAのみ対応、PCI Expressのみ対応、SATAとPCI Expressの両者に対応の場合があります。M.2スロットのデータ転送速度を重視する場合、PCI Expressに対応がよいです。

2014年頃からマザーボードにM.2スロットが普及しましたが、その頃ではリビジョンがPCI Express 2.0(Gen2)、レーン数が2レーン(x2)が主流でした。2015年頃になるとPCI Express 3.0(Gen3)、4レーン(x4)が主流になりました。このように高速化が進んでいます。PCI Express 2.0(Gen2)、2レーン(x2)でもデータ転送速度が十分速いですが、さらに高速がよい場合、よりデータ転送速度が速くなるようにPCI Expressのリビジョン、レーン数を選ぶ必要があります。

Ultra M.2スロット

Ultra M.2スロットとは、PCI Express 3.0(Gen3)、4レーン(x4)に対応し、チップセットを経由せずにCPUと直結するM.2スロットです。ASRock独自の呼び方です。Ultra M.2スロットとは呼ばないが、他のメーカーのマザーボードでも同様のM.2スロットが見られます。

ネジ

M.2スロットで固定するために使用するネジは統一されていません。マザーボードによって異なります。M.2スロットに何も装着しなくてもネジをなくさないようにネジだけでも取り付けておくとよいです。一般的にはM.2スロットがあるマザーボードであればネジが付属しますが、付属しない場合もあります。その場合は、どのネジを使用可能なのか取扱説明書(マニュアル)やメーカー公式サイトで調べて用意する必要があります。M.2スロット用として販売されているネジがありますが、マザーボードによって使用可能なネジが異なるので、規格が合うネジではないと使用できません。

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M.2

排他利用

SATAポートとM.2スロットが排他利用になっている場合が多く、例えばSATAポート2つとM.2スロット1つが排他利用の場合、M.2スロットを使用するとSATAポート2つが使用できません。

マザーボードにあるSATAポートとM.2スロットの全てを同時に使用できるとは限らないことに注意が必要です。

マザーボードの拡張スロット

拡張カードを使用する場合、拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。

複数の拡張カードを使用する場合、拡張スロットが必要な数あるのかも確認して選ぶ必要があります。

拡張カードを使用しない場合、拡張スロットがないマザーボードを選んでもよいです。

拡張スロット数

以下は主な規格の拡張スロットの数ですが、標準的な数であり製品によって数が違います。

規格 拡張スロット
ATX 6本
Micro ATX 4本
Mini ITX 1本

多くの人は拡張スロットにビデオカードを1枚のみ搭載すると思われ、それならMini ITXでも十分そうですが、PCケースのサイズにも注意して選ぶ必要があります。

Mini ITX向けPCケースはサイズが小さく内部スペースが狭いので、サイズが大きい高性能ビデオカードを搭載できません。

Micro ATXでもATXだと搭載できないサイズのPCケースだと、最高クラスの性能を持つ大型ビデオカードを搭載できない場合があります。

高性能ビデオカードには2スロット分や3スロット分を占有する製品が多く、ビデオカードが1枚でも実質2〜3本の拡張スロットが必要な場合があります。

例えば、拡張スロットが6本あるATXマザーボードを選んでも、3スロット分を占有するビデオカードであれば2枚まで搭載可能です。

拡張スロットの1つおき配置

マザーボードによっては拡張スロットが1つおきに配置の場合がありますが、占有スロット数が2のビデオカードの使用を想定しているためです。

マザーボードによっては拡張スロット自体が1つおき配置ではないが、PCI Expressの割り当てレーン数がx16の拡張スロットが1つおきに配置の場合もあり、これも占有スロット数が多いビデオカード使用の想定が理由です。

拡張スロットが1つおきに配置だと拡張スロット数が少なくなりますが、それだと足りなくなる場合は選ぶのを避けるとよいです。

拡張スロットの規格

拡張スロット、拡張カードの規格はPCI Expressが普及しています。

PCI Express対応拡張カードを使用する場合、PCI Express対応拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要がありますが、多くのマザーボードにあります。

PCI Express対応拡張スロットのリビジョン

PCI Express対応拡張スロットのデータ転送速度は、リビジョン、レーン数によって決まります。

新しいマザーボードを選べばPCI Expressのリビジョンも新しくデータ転送速度が速いです。

PCI Expressのリビジョンは互換性がありデータ転送速度が遅い方に合わせて動作しますので、例えばPCI Express 4.0対応拡張カードを使用する場合でもPCI Express 3.0対応拡張スロットがあるマザーボードを選んでもよいです。

ただし、データ転送速度が不足すると拡張カードが本来の性能を発揮しない等のトラブルが発生することがあります。

PCI Express対応拡張スロットのレーン数

PCI Express対応拡張スロットの形状は、レーン数によって決まります。

x16の拡張スロットは、ビデオカード等、サイズが大きいx16の拡張カード向けです。

x1の拡張スロットは、サウンドカード、USB等のインターフェース増設カード等、サイズが小さいx1の拡張カード向けです。

x16の拡張カードを使用する場合、x16の拡張スロットがあるマザーボードを選ぶ必要があります。

拡張カードのレーン数の方が小さい場合は接続でき、例えばx1の拡張カードをx16の拡張スロットに接続できます。

PCI Express対応拡張スロットの割り当てレーン数

PCI Express対応拡張スロットのレーン数よりも割り当てレーン数が小さい場合があります。

例えばx16の拡張スロットの割り当てレーン数がx8の場合があり、x8のデータ転送速度になります。

このような場合だと本来の性能を発揮しない等のトラブルが発生する拡張カードを使用する場合、割り当てレーン数も確認してマザーボードを選ぶ必要があります。

マザーボードのUSB

規格、数

マザーボードのUSBの規格や数は、チップセットで決まります。

厳密にはチップセットが同じでもマザーボードによって違いがありますが、ほとんど同じです。

原則的には新しいマザーボードを選べばチップセットも新しいので新しい規格のUSBに対応していまが、登場して間もない新しいUSBの規格だとミドルレンジやローエンドのマザーボードだと対応していない場合があります。

一般的にはUSBの数が多い順に並べるとハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドのマザーボードとなり、サイズが大きいほどUSBの数が多い傾向があります。

USBの数が多く必要な場合、サイズが大きいハイエンドのマザーボードを選ぶとよいです。

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USBの規格

端子形状

昔はマザーボードにあるUSB端子形状はType-Aでしたが、新たにType-Cが登場し、多くのマザーボードにType-AとType-C両方があります。

Type-Cの普及が進んでおり、まだまだType-Aを使用する機会がありますので、Type-AとType-C両方あるとよいです。

Type-Cがないマザーボードがありますが、USB変換アダプター(変換ケーブル)を使用する方法がありますので、Type-Cがある周辺機器と接続できます。

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USBの端子

マザーボードの映像出力端子

どのマザーボードにも映像出力端子がありますが、CPUが内蔵しているGPUを使用する場合、マザーボードの映像出力端子を使用します。

ビデオカードを使用する場合は、ビデオカードの映像出力端子を使用します。

マザーボードにはHDMI出力端子が1つとDisplayPort出力端子が1つある場合が多く、選択肢があまりありません。(2021/08/04時点)

D-sub 15pin(アナログRGB、VGA)、DVI-D、DVI-Iは廃れています。

コネクター

ファン・コネクター

ファン・コネクターの確認が不要です。Mini-ITX等、サイズが小さい規格だと基板の面積が狭いのでファン・コネクターの数が少ないです。不足する場合、分岐ケーブルや変換ケーブルを使用する方法があります。

温度センサー

マザーボードに温度センサーがあると、ソフトウェアを利用してPCケース内部の温度確認ができます。温度センサーがない製品もあります。原則的には温度確認が不要なので温度センサーも不要です。温度を確認してエアフローを調整したい等、必要に応じて温度センサー搭載製品を選ぶとよいです。

温度センサーによる温度を利用した比較が見られますが、温度センサーの位置が製品によって違います。製品が違う条件では温度の比較が公平ではありません。一般的にはCPUソケットから最も遠い拡張スロット周辺に温度センサーがあります。CPUソケット周辺ではCPUから発生する熱により温度が高くなるためです。

ヒートシンク

大きいヒートシンクは飾り

昔と比べてマザーボードのヒートシンクの大型化が進んでいます。冷却効果を高めるために大型化していますが、ほとんど冷却効果が高まらないのに大型化している場合が多いです。不自然にヒートシンクが大きいマザーボードに該当する幾つかの製品に対し、小さいヒートシンクに交換したりヒートシンクなしにして温度を測定したことがありますが、ほとんど温度が変わらない結果でした。これらの検証した製品に関しては大きいヒートシンクが飾りです。

ヒートシンクの大きさが冷却効果の目安になりますが、原則的にはヒートシンクが小さくても十分な冷却効果があります。価格を安くするため低コスト重視のマザーボードではコスト削減のためにヒートシンクが小さすぎたり、ヒートシンクがない場合がありますが、一般的にはヒートシンクのサイズが十分です。ヒートシンクが大きくても必要以上に大きいと判断してよいです。

取り外すと保証が無効

マザーボードのヒートシンクを取り外すとメーカー保証が無効になります。ヒートシンクを交換する等の目的で取り外す場合、保証が無効になってもよいのか考慮が必要です。

保護シート

ヒートシンクには傷を防止するために保護シートが貼られている場合があります。その場合は使用前に剥がす必要があります。剥がさないと放熱性が落ちます。

マザーボードのLEDイルミネーション

LED

PCパーツによってはLEDイルミネーションに対応しており、昔はマザーボードからの電力供給でPCパーツ特有の色に光るだけでした。

例えば、白色に光るケースファンに電力供給すれば、白色に光ります。

RGB LED

RGB LEDに対応していると、フルカラーの範囲内で様々な色に光ったり、光の色の変化が可能ですが、PCパーツは同じ色で光り、制御対象の複数のPCパーツも同じ色で光ります。

例えば、複数のケースファンを赤色や緑色や青色等、様々な色で光りますが、赤色にする場合はどのケースファンも赤色で光ります。

アドレッサブルRGB LED

アドレッサブルRGB(ARGB) LEDに対応していると、PCパーツに対し光る色を各位置に指定でき、制御対象の複数のPCパーツに対し個別に制御できます。

例えば、1つのケースファンがグラデーションのように光の色が変化し、別のケースファンでは違うパターンのグラデーションで光る、以上のような複雑な制御が可能です。

RGB LEDを利用する場合はマザーボードも対応している必要があり、アドレッサブルRGB LEDを利用する場合はマザーボードも対応している必要があります。

RGB LED対応だとRGB LEDの端子(4ピン)があり、アドレッサブルRGB LED対応だとアドレッサブルRGB LEDの端子(3ピン)があります。

LEDイルミネーションを楽しみたい場合は、RGB LEDでは物足りませんので、アドレッサブルRGB LED対応マザーボードを選ぶとよいです。

非対応マザーボードでも、アドレッサブルRGB LED対応コントローラーを別途購入し搭載する方法があります。

スペーサー

スペーサーとは

スペーサーとは、PCケースにマザーボードを取り付けるときに使用する部品です。マウントねじとも呼びます。

スペーサーが必須の理由

スペーサーなしでも取り付けられますが、PCケースとマザーボードの隙間が本来よりも狭くなるので、バックパネルや拡張スロットの位置が合わなくなります。マザーボードの裏面がPCケース側と接触し、基板が歪んだりショートする場合があります。

マザーボードに付属しない

スペーサーはマザーボードに付属しません。PCケースに付属します。もし紛失した等の理由でスペーサーがない場合、単体販売されているスペーサーを使用する方法があります。

スペーサーが原因のショート、破損

ネジ穴のない位置にスペーサーがあると、基板の配線とスペーサーが接触しショートや、傷が付き破損する場合があります。ショートが発生すると検知して電源が入らないようにする機能が普及しているので故障する可能性が低いですが、故障しないとは限りません。故障するほどの破損が発生すると修理が必要です。ネジ穴のない位置のスペーサーは取り外しておきます。ネジ穴がある位置では絶縁加工されており、スペーサーが接触しても問題ありません。

絶縁ワッシャー

絶縁ワッシャーとは、基板の配線にネジやスペーサーが接触しないように、マザーボードとネジの間や、マザーボードとスペーサーの間に挟む部品です。接触すると配線に傷が付く、ショートする恐れがあります。基板上の配線にネジやスペーサーが接触する場合、絶縁ワッシャーを取り付けるとよいです。接触しない場合は不要です。

絶縁ワッシャーはマザーボードに付属しません。PCケースに付属します。必須の部品ではないため付属しない場合もあります。絶縁ワッシャーがないが必要な場合、単体販売されている絶縁ワッシャーを使用する方法があります。

付属品

取扱説明書(マニュアル)

マザーボードに付属する取扱説明書(マニュアル)は日本語での記載があるとは限りません。必要であれば日本語記載が付属する製品を選びます。

ケーブル

マザーボードに付属するケーブルの種類や本数が製品によって違います。例えばSATAケーブルが1本付属する製品もあれば付属しない製品もあります。必要なケーブルが付属しなくても単品販売のケーブルを選べばよいです。付属ケーブルにこだわると選択肢が狭まります。

マザーボードの保証

CPUソケットのピン曲がり

昔と比べてCPUのピン数が増えピンの間隔が狭くなったので、工具を使用し自分で修理するのが難しいです。自分で修理しようとすると破損する可能性があります。無理に行わずメーカーに修理依頼するとよいです。メーカーによってはユーザーがピンを曲げてしまった場合でも無償修理対象になる保証を用意しています。慎重に作業すればピンを曲げてしまう可能性が低いですが、必要であればピン曲がりが保証対象の製品を選ぶとよいです。

サードパーティー(社外品)CPUクーラー

サードパーティーCPUクーラーを使用しマザーボードが故障すると保証対象外で有償修理になると見聞きします。某マザーボード・メーカーに聞いてみたところ、保証対象外にならないという回答でした。ただし、マザーボードに取り付けられないのに無理に取り付けようとして破損した等、ユーザーの過失が認められる場合は保証対象外になるそうです。

CPUクーラーに限らずサードパーティーを使用するのは一般的なことです。サードパーティー使用であれば無条件に保証対象外になるとしているメーカーやショップがあるのかもしれませんが、あるとしたら厳しいと思われます。


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