マザーボードの規格
最終更新日
2023年09月07日
マザーボードの規格とは
基礎
マザーボードには規格があり、規格によってサイズ、搭載PCパーツの位置等が異なります。規格が同じであればサイズ等が同じです。ノートパソコン用マザーボードの規格
ノートパソコン用マザーボードに規格がありません(2022/01/06時点)。ノートパソコンのベアボーンとして販売されている場合がありますが、それでも規格がありません。ノートパソコンを自作したい人が多ければ需要に応えるマザーボード等の販売が増え、規格が登場する可能性があります。自作したい人が極めて少ないので、その可能性が無きに等しいです。マザーボードの規格一覧
Extended ATX(エクステンデッド・エーティーエックス)
インテルが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦330mm、横305mmと大きく、フルタワーやミドルタワーのPCケース向けです。
Extended ATXのマザーボードには複数のCPUを搭載可能な製品が多く、サーバーやワークステーションでよく使用します。
XL-ATX(エックスエル・エーティーエックス)
XL-ATXとは拡張スロットを増やすためにATXよりも幅を長くした規格です。幅が325mm、奥行きが244mmです。サーバーやワークステーション向けの大型マザーボード向けの規格です。大型ビデオカード4枚を使用する等、マルチGPU環境のために多くの拡張スロットが必要なユーザー向けです。ATX(エーティーエックス)
インテルが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦244mm、横305mmと大きく、フルタワーやミドルタワーのPCケース向けです。
ATXのマザーボードが多いです。
Micro ATX(マイクロ・エーティーエックス)
インテルが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦244mm、横244mmであり、ATXより小さいです。
ミニタワーやマイクロタワーや省スペースのPCケース向けです。
Micro ATXのマザーボードが多いです。
Flex ATX(フレックス・エーティーエックス)
インテルが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦191mm、横229mmであり、Micro ATXより小さいです。
キューブ等、サイズが小さいPCケース向けです。
Mini ITX(ミニ・アイティーエックス)
VIA Technologiesが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦横17cmと小さく、サイズが小さいPCケース向けです。
Nano ITX(ナノ・アイティーエックス)
VIA Technologiesが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦横12cmと小さく、サイズが小さいPCケース向けです。
Pico ITX(ピコ・アイティーエックス)
VIA Technologiesが提唱したマザーボード規格です。サイズは縦10cm、横7cmと小さく、サイズが小さいPCケース向けです。
DTX(ディーティーエックス)
AMDが提唱したマザーボード規格です。ATXから派生した規格であり、ATXとネジ穴の位置が合いますのでATX対応PCケースに搭載できます。
サイズは縦244mm、横203mmであり、Micro ATXを横に短くしたようなサイズです。
省スペース、キューブ等、サイズが小さいPCケース向けです。
Mini-DTX(ミニ・ディーティーエックス)
DTXを縦に短くした規格です。サイズは縦170mm、横203mmです。
Mini-ITXとネジ穴の位置が同じなので、Mini-ITX対応PCケースに搭載できる場合がありますが、Mini-ITXよりサイズが大きいので搭載できない場合もあります。
Mini-ITXは拡張スロットの標準数が1本ですが、Mini-DTXは2本です。
主な規格のサイズ一覧
規格 | 幅 | 奥行き |
---|---|---|
Extended ATX | 305mm | 330mm |
XL ATX | 325mm | 244mm |
ATX | 305mm | 244mm |
Micro ATX | 244mm | 244mm |
Mini ITX | 170mm | 170mm |
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