CDメディア

最終更新日 2023年09月07日

基礎

CDメディアとはCompact Discメディアの略であり、データの読み書きに使用する光ディスクメディアです。ソニーとフィリップスが開発しました。ドーナツのように中心に穴がある円盤状であり、直径が8cmと12cmの2種類があります。データを記憶する面が光をよく反射しますが、目に見えない凹凸があります。レーザー光を当てると凹凸によって反射する光が異なりますが、その違いを検出しデータを読み取ります。データを書き込むときは、レーザー光を当てて凹凸を作ります。

CD-DA

CD-DAとはCompact Disc-Digital Audioの略であり、音楽コンテンツ用の規格です。シーディーディーエーと読みます。レッドブックと呼ぶ規格書が仕様を規定しています。この規格に従っているCD、CDプレーヤーであれば互換性がありメーカーや製品の違いを気にせずに再生できます。当初は録音可能時間が最大74分でしたが、後に最大80分まで延びました。最大80分への仕様変更にCDプレーヤーが非対応だと再生できません。

CD-ROM

CD-ROMとはCompact Disc-Read Only Memoryの略であり、コンピューター用の規格です。シーディーロムと読みます。イエローブックと呼ぶ規格書が仕様を規定しています。ユーザーはデータ読み込み可能ですが書き込み不可能です。

CD-R

CD-RとはCompact Disc-Recordableの略であり、コンピューター用の規格です。シーディーアールと読みます。太陽誘電が開発した規格です。オレンジブックと呼ぶ規格書が仕様を規定しています。ユーザーがデータ読み込みと書き込み可能ですが、消去できないので書き込みは1度のみ可能です。容量には550MB、650MB、700MBの3種類があります。CD-R非対応のCDドライブでは書き込めませんが読み込みは可能です。

CD-RW

CD-RWとはCompact Disc-ReWritableの略であり、コンピューター用の規格です。シーディーアールダブリューと読みます。ソニー、ヒューレット・パッカード、フィリップス、三菱化学メディア、リコーが開発した規格です。オレンジブックと呼ぶ規格書が仕様を規定しています。ユーザーがデータ読み込みと書き込み可能です。消去できるので消去した領域に再度の書き込みも可能です。CD-RWを読み込むにはCD-RW対応のCDドライブが必要です。非対応のCDドライブだと読み込めませんが、製品によっては読み込める場合があります。

倍速

CDメディアは製品によって対応する書き込み速度が異なります。その速度を〜倍速と表します。640MBのデータ書き込みが終わるまで約80分かかる速度が1倍速です。2倍速は約40分、4倍速は約20分、8倍速は約10分、16倍速は約5分です。

CDドライブの倍速

CDドライブも製品によって対応する書き込み速度が異なります。CDメディアの方が速くてもCDドライブの方が最大速度になります。例えばCDメディアが16倍速でもCDドライブが8倍速であれば8倍速で書き込み可能です。逆にCDドライブの方が速くてもCDメディアの方が最大速度になります。例えばCDドライブが16倍速でもCDメディアが8倍速であれば8倍速で書き込み可能です。

CDドライブ以外の影響

CDドライブ以外の性能が低い、性能が十分でも他の処理で重い場合、CDドライブが本来の書き込み速度を発揮できない場合があります。

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