PCIe SSD
最終更新日
2023年09月07日
PCIe SSDとは
基礎
PCIe SSDとは、データ転送方式がPCIeのSSDです。PCIeはPCI Expressの略です。PCIe SSDはM.2 SSDの場合が多い
データ転送方式がPCIeのSSDには、SATA Expressコネクターに接続して使用する2.5インチSSDや3.5インチSSD、M.2スロットに接続して使用するM.2 SSD、PCI Expressスロットに接続して使用する拡張カードのSSD、以上があります。SATA Expressコネクターは普及せず、PCI ExpressスロットはSSDのために使用する場合が少ないです。そのため、PCIe SSDはM.2 SSDの場合が多いです(2023/08/18時点)。M.2 SSDでもデータ転送方式がPCIeとは限らない
M.2 SSDでもデータ転送方式がPCIeとは限りません。データ転送方式がSATAのM.2 SSDもあります。PCIe SSDは消費電力と発熱が大きい
SSDに限りませんが、性能が高いほど消費電力と発熱が大きいです。PCIe SSDは性能が高いため、消費電力と発熱が大きいです。PCIe SSDの価格が高い
PCIe SSDの価格が高いです。PCIe SSDのデータ読み書き速度が速いのが大きな要因です。他にも価格が高くなる要因があり、例えばNAND型フラッシュメモリーのMLCを使用していると、さらに価格が高くなります。出典
・間違えやすいSSD選び、ストレージ増強の知識まとめ(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2018/08/01公開記事)
コラム
元からPCIe SSD非搭載のPCに搭載すると故障率が上がる可能性
一般的にPCIe SSDは性能が高く発熱が大きいです。元からPCIe SSDを搭載するパソコンであれば、発熱大を考慮し設計しているでしょうが、元からPCIe SSDを搭載していないパソコンにPCIe SSDを搭載する場合、発熱により故障率が上がる可能性があります。PCIe SSDの搭載を考慮していない設計だと、PCIe SSDの熱がマザーボードに伝わり温度が異常に上昇したり、パソコン内部の温度が異常に上昇することによって、PCIe SSDに限らず他のPCパーツも故障率が上がる可能性があります。特に冷却性能が低いパソコンでは注意が必要です。例えば、モバイルノートパソコンは内部スペースが狭くて冷却性能が低いです。PCIe SSDを搭載すると発熱により故障率が上がる可能性があります。PCIe SSDの搭載を考慮している設計なら話は別です。
出典
・間違えやすいSSD選び、ストレージ増強の知識まとめ(5ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2018/08/01公開記事)
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